斯様に世田谷区が最近目立ちます*1。なんで一応現時点(8月10日)での世田谷区の状況を書いておきます。
新型コロナ感染状況
23区内の感染者数について8月8日時点の感染者数及び人口比あたりの感染者率は以下の通りです。
世田谷区は人口比あたりの感染者数は10位となり23区内では中間あたり。この数字に対して殊更に悪いという評価をするのは不当と言えます。
ワクチンの接種数
※より詳細なデータは「小学生の父@s0ftqbEJBEzhK2S」氏が公開しています。ご興味があればどうぞ。
ワクチンの接種数については以上の様になり、こちらも世田谷区は10位。江戸川区、杉並区に関しては非高齢者の接種数のデータ記載がないため、それらの区の非公表接種数が加算されて世田谷区を上回ったとしても12位、また各区のHPごとに取得データ日の差異やシステムへの接種数の登録日などである程度この順位自体は上下するでしょうが、それだとしても現状のデータを見る限り世田谷区の接種が特別に遅れているとは言えません。普通としか言いようがありません。
そもそも40代、50代のワクチン接種率をもってして区全体のワクチン接種の早さを語るのはそこまで意味がありません。自治体ごとに優先する年齢層が異なっている可能性や集団接種会場の存在などを勘案すべきでしょう。世田谷モデルの効果などは別のメディアなどに任せますが、現状を見る限り世田谷区の新型コロナの感染状況、ワクチン接種率は決して悪くはありません。それを悪く見えるのならばそれはデータの見方を分かってないか、ただの党派性で科学的な態度ではありません。