「なぜキツツキは頭痛にならないのか」・・・ : 一期一会の野鳥たち
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2011年 03月 17日

「なぜキツツキは頭痛にならないのか」・・・

キツツキが木をつつく回数は、多ければ1日に約12,000回!それなのになぜ頭痛にならないのかを解明しようと、カリフォルニア大学のアイバン・シュワブ先生たちに「イグ・ノーベル賞」が2006年に贈られた。

このイグ・ノーベル賞は、ご存知でしょうか?
人々に笑いをあたえ、考えさせてくれた科学者たちに贈られる賞で、日本人にもこれまで16年間で11の賞が贈られたそう(2006年現在)。

「なぜキツツキは頭痛にならないのか」の要約
・・・シュワブ先生が研究したエボシクマゲラというキツツキは、多い時には1日で12,000回、1秒間では最大20回も木をトントンと叩きます。それなのにキツツキが頭痛にならないのは、一体全体何故???

キツツキは、嘴の先で激しくつついた時にかかる衝撃を、からだ全体へと散らばらせる仕組を持っている。例えば、嘴の付け根辺りには、衝撃を和らげるクッションの役目を果たす筋肉が発達している。また、一般に鳥達の頭の骨はスポンジのようにスカスカになっているのですが、キツツキの頭の骨は、スポンジ状ながらも分厚くて頑丈で、頭の中の脳を傷つけないようになっています。さらに脳自体がとても小さく、衝撃によって脳が受ける影響は最小限に食い止められています。

研究ではキツツキは、木をつつくほんのわずか前にまばたきをしていることもわかりました。このまばたきは、木くずが目に入るのを防ぐと共に、頭の中身が目のところから飛び出してしまわないように「シートベルト」の役割もしている。
今はシュワブ先生たちは更に、キツツキがどうやって無駄なく木をつつくのかを探るため、神経の仕組みの研究に取り組んでいる。

キツツキは今日も全身をハンマー代わりにして巣作りやエサ探しのため、それに仲間とのコミュニケーションなどのために森でせっせと木をつついているのかも。・・・

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by ai_and_ai | 2011-03-17 20:36


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