浮世離れの世迷言・続:2013年05月

2013年05月

2013年05月28日

燕雀の頭領を目指しているのだろうか?

ムクドリの鳴き声は、ギャーギャーなのかジャージャーなのか、それともギュエルギュエラなのか。
ワタシには g の音ではなくて j の音、あるいは dz の音に聞こえるのだけれど、その g であれ j であれ dz であれ、ワタシが感じている音と読んだ人が感じる音とではずいぶん違っているかもしれない。



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昨日会った人が、家の屋根裏でムクドリのヒナが孵ってうるさくてまらないし、ダニが増えて困っていると言っていた。
ムクドリの巣というと樹木の洞に作るものだと思っていたので驚いたけれど、いまや人間の住宅が密集している地域がムクドリの棲息環境だから、その状態に適応するのは当然だろう。オレだって、単身赴任した土地以外の場所なら住めば都って言えるもんなあ。



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こないだ江戸川の土手で寝転がっていたら、河川敷の広場にムクドリのツガイだか兄弟だかポンユウだか良く解らない数羽の集団が、しきりにシロツメクサとかムラサキツメクサの蜜を吸っている。
ははぁ、朝晩駅前の欅の木で騒々しい連中は昼間はどこに行ってるんだろうと思っていたけれど、なんだ、こんなところで過ごしていたのかと理解した。

それでそろそろ帰ろうと思って歩き始めたら、いきなり直ぐそこから二羽のムクドリがジェイジェイ言いながら飛び立ったのでワタシは大真面目にビビった。
ったく。

なにしろムクドリってのは意外に大きい。ハトよりは小さいけれど、ツバメよりはかなり大きい。
燕雀の中では幅を利かせる立場だろう。
しかし、鴻鵠に較べたらフンッッてなもんだ。



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この写真は足立の舎人公園で写したもので、江戸川土手で写した画像は手振れピンボケで使い物にならないから捨てた。

そういえば、日曜日に帰ってきてから気付いたけれど、一晩屋外駐車場に停めておいた車の屋根にムクドリの糞がかかっていた。
いろいろな鳥がワタシの車を便所として利用しているが、ムクドリが一番厄介である。粘度が高くて、それにたぶん、かなり酸性度が強い。
そういうわけで久し振りに洗車をした。と言ってもコイン洗車400円也で、乗っていてゴーだからお気楽である。

さっき見たら、まだ少し糞が、流れきれないで残っていた。


noonuki at 19:57|PermalinkComments(0)雪月花鳥風月 

2013年05月26日

ホッとひといき、ってやつだね

この週末は、ごく近場で泊りがけの仕事。
またまた不摂生してしまってたいへん反省している。


帰宅して汗を流して、今夜はやめようと思っていたけれどビールを開けてしまって、それで一番の楽しみの、録画しておいた寅さんを観ている。今夜は伊藤蘭の話。


心がね、柔らかくなる。



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可愛いなあ、伊藤蘭。


2013年05月22日

東急線、いま走っている線は全線乗車できてよかったね

学校時代の友人と酒を飲むために横浜の野毛に行った。
八王子から横浜に向かったので、昔の絹の道の横浜線で行く。
難題を抱えているので、あれこれ書類を見ていたら間もなく長津田で、田園都市線とこどもの国線はお乗換えと車内放送が言う。

こどもの国線?

そうか、それに乗ればワタシは東急の営業路線全線乗車になるのであった。
そして、たぶん乗る機会は無いだろうと、決して諦めないつもりでじつは諦めていた。
たまたま友人と約束の時間には間がある。
人生にはときどきこういう幸運があるものだ。



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横浜線はたいへん人気がある線らしい。みんなが乗りたがっているから混んでいる。
長津田駅も人気があって、その混んでいる横浜線電車からずいぶん人が降りた。そのかわり乗る人も多く、電車も駅も同じくらい人気があるようで、あの辺りに縁遠いワタシはずいぶん驚いた。

むかし来た長津田駅の記憶はまったく無く、JRの改札を出てから東急田園都市線の改札まではちょっと歩かなければならないことに面食らったが、横浜線は町田駅の小田急乗り換えも橋本駅の京王相模原線乗り換えも、たいてい歩く。嫌われて苛められているのではないかと心配したけれど、人気があるようだから妬まれているのかもしれない。

そうして田園都市線の改札を通ろうとしたらこどもの国線はそのまま脇を歩いてホームへ行けと書いてある。こどもの国線の改札口はありませんと書いてある。
ははぁ、なにしろ儲かっている会社だし、噂にきくこどもの国の設立にはいとやんごとなき筋のイベントが契機となっているらしいし、というあれこれの妄想から、これはきっと無料で乗れる解放電車なのに違いないとようやく解った。


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そうして降りたホームには人がたくさんいて、これは横浜線どころじゃない人気で、ほとんどが学生と大人だったけれど、それは学生はもちろん大人だって昔は子供だから人気があるのは当然だろう。無料だし。
その大人気の車内でも、ワタシは先頭車の前の見える右側の運転室仕切り窓が見える位置に立って、初めて乗る線路の線形をいちいち視察することにした。

走り出したすぐ脇に、乗った電車と同じ電車が停まっている。
ワタシはいろいろと知識があるので、あれはたぶんラッシュ時にあっち発とこっち発でケーブルカーのように運行する相棒に違いないと看破した。
しかし、ワタシはまた邪念妄念が多く、さてそのラッシュ時とは一体どの頃合であろうかと心配になった。
普通の通勤路線であればラッシュというと東京都の千代田区中央区新宿区港区方面に向かう朝の時間帯と、新町とか石橋とか荒川沖とか求名とか四方津とか早川とか皆野とかつきのわとか静和とか宗吾参道とか渋沢とかに向かう夕方の時間帯だと思うけれど、こどもの国へと流れる人の群れはおそらくそれとは違うのではないかと邪推した。

しかし、興味が無いので調べていない。


そうして、代掻き真っ最中の、籠めに感謝して生きる日本人の心を今に残す大横浜水田地帯を右に見て、電車工場がある交換駅恩田駅を交換無しに出発してこどもの国駅に着いた。
それでたった三分間で改札口を出て駅名の写真を撮って証拠とし、改札口を通って今乗ってきた多電車に乗った。
いったいこのジジイは何しているのだろうと同じに下車した人たちは訝るだろうが、そういうことはもう気にしないことにしている。
こうしてワタシは初めてのこどもの国線乗車を果たし、ついでに東急線も全線乗車となり、さらにいえばこどもの国線の第三種鉄道事業者として線路を持っているところの横浜高速鉄道線も、みなとみらい線と合わせて全線乗車となっておめでたい。

そうして行きの運賃150円はこどもの国駅下車時に自動改札機で支払い、このままではいられないのでもいちど長津田駅に戻るために運賃150円をこどもの国駅乗車時に自動改札機で支払った。
長津田駅に改札機があっても同じだろうと思ったけれど、たぶん違うという理由があるのだろうが、そういうことをワタシがいくら考えても変わるわけではないからやめておく。




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それでまた横浜線に乗って終点の東神奈川駅で降りた。
中山駅は人気があったが、人気が無いのは新横浜駅で、乗る人の方が降りる人より多く、菊名は大人気でずいぶん人が降りてしまった。


それで京急仲木戸駅から日ノ出町まで浦賀行き電車に乗ったのだけれど、その電車が来る前に、目の前を特急が時速一万キロで通過して、



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本気でびびりました。


京急電車は、乗ると楽しいけれど、ホームで見るのは怖い。乗って先頭車で前を見ていても実は怖いけれど、ホームだとうんとうーんと怖い。

でも仲木戸駅ホームで待つ人たちは平然と見遣っている。
横浜の人は度胸がいいね、と思った。


一緒に飲んだ横浜の友人が度胸がいいかどうか、それは知らない。


noonuki at 15:40|PermalinkComments(0)鉄道 

2013年05月21日

野毛から帰るその途で

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なんと5年振りらしい、昔からの友人と、横浜は野毛で一献。

いるはずの仲間が一人足りないから、そこはメールと電話で仲間入り。昔の仲間ってのは掛け替えがない。

こういう時に、オレって結構素敵な人生送ってきたじゃんと思う京浜東北線北行きの車内。

noonuki at 23:32|PermalinkComments(0)口果報 

2013年05月19日

腰が痛いそのわけは

カメラを修理に出してあるので、せっかくの週末の好天を無為に過ごしている。

ワタシには、出かけるとか見学とかそういうことは全て写真を撮ることで初めて実態として捉えることができるのであって、この、頭骨に守られて付いている眼球というものは単なる飾りに過ぎず、ガラス玉ていどの見掛けに過ぎない役割しか持っていない。写真を観てようやく良かったとか悪かったとか考えることができる。

誰かが言ったことの是非を自分の頭で考えずに、別の誰かが言ったことを以ってあたかも自分が考えたことのように勘違いしてしまう、それだけならまだしもそれが自分の言葉であるかのように他人に語る付和雷同する恥ずべき行為とたいして選ぶところが無いわけで、その意味で全くコンテンポラリーな人間であると自覚できるのである。

えへん。



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連休明けのばたばたのピークがこの一週間であった。
来客も訪問も、あれこれの書類の作成も提出も、会合も酒食も、怒涛のように押し寄せてきて、たいへん嬉しい。
弱者は生きていけない世の中になってしまったけれど、まあそれもこれもただいまこの昨日今日明日に生きているワタシドモの投票行動の結果選ばれた選良たちの立法行動によるものだからワタシ如きが四の五の言っても多勢に無勢、始まらないわけで、忙しいということは、たとえそれで身体に負担がかかるとしてもありがたい。
命よりも健康が大切というのは決して思考の倒錯を嗤う話ではなく、健康な無収入者は生きていけないという事実に対する洞察の謂いに過ぎない。身体がぼろぼろであっても有収入者であることが必須なのは自明で、振り返ると数年以前脳内物質の授受の不能が原因とみなされている病気で世を拗ねていたのは反社会的存在であって、あのときに弑されていても文句は言えなかったという話なのであろう。

ふんっ。

レミングは、おそらく個々の意思は彼岸にあって集団自殺するのであろうから、その一個体であれば仕方無い。

もっともレミングの集団自殺という概念自体も、人間の情念的な現象説明に過ぎないらしい。
実際はレミングの方がよほど偉いのだろう。


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そんなだから、昨日は録画している寅さんを何本か観て、まだ明るいうちからビールを飲み始めた。

寒い時期に買ってあったキリンビールのビヤカクテルセットを開けて、パイナップルジュースとグレープジュースを使って作ってみたら、パイナップルのカクテルは美味しくてグレープのはきれいだった。
それから麦とホップの赤と黒を飲んで、ズブロッカを開けた。

ズブロッカを買ってくるのは初めてで、ズブロッカはたいてい新宿のゴールデン街で飲んだ。
ゴールデン街に行かなくなってしまったから縁遠くなったけれど、やまやに行ったら新しい瓶があったので懐かしくて買った。


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相変わらず飲み口は好いので、桃井かおりが布施明ともう一度結婚するあたりから記憶が無くなった。





夜中に、どうしてこんなところで寝ているのだと起こされたのは台所の流しの前である。

腰が痛いのも当たり前であると、人が言うほど馬鹿ではないワタシは原因を理解できているのだ。


noonuki at 08:35|PermalinkComments(0)口果報