病状の描写 : 白血病から回復、そして食べ歩き

白血病から回復、そして食べ歩き

急性骨髄性白血病(前骨髄球性)を機にブログを開始。2018年8月頃までは闘病記中心。 それ以降は、あざみ野・たまプラーザを中心に食べ歩いています。

Category:日記(主に闘病) > 病状の描写

前回から2日経っても状況変わらず、結局発熱ネタを引っ張る事になる。


白血球も100未満のままである。100になってから14日、発熱してから9日経つ。毎度の事だが、北国の春を待つ気分。


ここ2日は、判で押したように以下のパターンだった。解熱剤のうち一番緩い内服のカロナールは使わなくなっている。

朝36.0前後
→日中38度後半に上昇
→アセリオ投与
→36度台まで低下
→夜に再び38度後半に上昇
→クレイトン投与
→夜中35度台まで低下 翌朝に至る


その効果が体感しやすい解熱剤の事ばかり書いてきた。が、実は抗生剤(細菌を殺す)も何回も変更されている。ちゃんと数えてなかったが、少なくとも4種類は使った筈だ。毎日点滴で2種類ずつ、累積的にはかなり多量に投与されている。(どの薬が効くか試行錯誤してる感じ?)


そして、本日初めて登場したのがバスクロス。(抗生剤の効き目や目的の違いは不明。ただこの薬、血管痛を呼ぶのだ。)


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看護師さんによると、本来抗生剤をバンバン使うのは好ましいとは言えないが、血液内科だけは低免疫患者を扱うため特別に使うそう。でもその積極的投与は、他の科からは独特に見えるらしい。(やっぱり薬漬け状態ということね。)
ネットで見る限り、使い過ぎると耐性菌が体内にできるデメリットがあるらしい。


ついでにネットで見つけたのが、「抗生剤(物質)は風邪には効かない」という事実!


知らんかった。


今まで、風邪でお医者さんに行くのは、抗生剤出してもらいに行くという感じだったのに。

風邪の原因の殆どが細菌ではなくウイルスなので、細菌を殺す抗生剤は効果がないらしい。






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発熱ネタでまだまだ引っぱる。

闘病生活66から2日経つが状況は変わらず。7日間熱が引かない事実だけを見ると不安になりそうだが、原因は明確なのでそうでもない。
白血球ゼロ期間のうちの初期になってしまった感染症は、期間終了まで続いてしまうという構図だ。ちなみに今日も100未満だが、数値は上向きとの医師の弁。(何とも微妙な回復状況)


______退院時_入院時__4日前_2日前_本日
白血球数2400 3000_100未満_100未満_100未満
(正常値 3500-9000/μl)
ヘモグロ__ 9.6__7.9____7.9___5.8____6.7
(正常値 14-18g/dl)
血小板_ 7.2万__11.0万__2.2万_2.9万__1.2万
(正常値 15-40万/μl)

赤血球・血小板とも本日輸血となり、本日は66で書いたより、点滴種類が2つ多くなった。



さて、発熱する時のパターンを描写。
まず、手先足先が冷たくなってきて、その寒い感覚が身体に広がってきて寒気になる。布団に包まっても身体が暖まらないとなると、大体熱がある状態になっている。

解熱剤を投与又は服用すると、一旦身体が温まって寒気が取れてくる。だがここで安心してはダメ。汗だくになる(体温も上昇)状態まで持っていくのである。どんなに暑くても布団を被って汗を思い切りかくことが、解熱のポイント。(個人の感想です)



1日の体温の経過を書くと、最も上下差が激しかった昨日は、朝5時35.8→9時36.4→12時37.2→15時39.0(アセリオ投与)→18時36.4→21時38.1(クレイトン投与)とと激しく動いている(1日の上下差3.2)。普通の風邪ひいた時の発熱もこんなもんかもしれない。だが、連日こんなんが続く経験はそうないだろう。逆に笑えてくる。


解熱剤は3種類。解熱期間は状況により変化するが、効きは後者ほど強い。(なお、解熱期間(次に解熱剤を使うまでの時間)及び効果(服用前後の体温差)は、今般の発熱期間で測った私のデータです。しかも、体温測定のタイミングによる誤差あり。)
___薬名____タイプ___効果___解熱期間
1)カロナール_服用__▲1度_____3~5時間
2)アセリオ___点滴__▲1-2度___7~16時間
3)クレイトン_点滴__▲2-3度___17~24時間

アセリオの写真(クレイトンは通常のビニールケースの為写真割愛)


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段々と発熱との付き合い方を学んできた。あと数日続きそうだ。




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何度も書くが、抗がん剤による副作用の出方は毎回違う。倦怠感は通過していったが、その後に来たのは発熱だ。発熱は、何故か地固め2回目の前回はあまり起きなかったが、それ以外では起きている。


パターンとしては、朝方36.8度位から始まり、日中に上昇38度台に、それを解熱剤の経口薬か点滴での薬剤投与で引き下げるというものだ。
両方とも幾分かの発汗を伴うが、点滴の方が効き目が抜群で大量に汗をかく(で体温も下がる)。


ここ2-3日そのような生活を繰り返しているのだが、熱が下がり切らない。今朝も起きがけで37.9度である。昨日日中に点滴薬剤を用いたのだが、一旦低下後また戻ってしまった。布団に長時間くるまっている夜に使う方が良いかと試したが、効き目は変わらなかった。


さて、それもこれも免疫抑制の結果である。白血球数の数字に初めて不等号印がついた。今まで100の値でブログではほぼゼロと表現してたが、本当にゼロに近づいたということ。


______退院時__入院時__3日前_昨日
白血球数_ 2400__ 3000__100__100未満
(正常値 3500-9000/μl)
ヘモグロ__ 9.6___7.9___7.5____7.9
(正常値 14-18g/dl)
血小板_ 7.2万__11.0万__4.8万__2.2万
(正常値 15-40万/μl)


血小板の減りが早かったため、昨日輸血。


良いニュースとしては、あまり食べてないにもかかわらず、体重がさほど変わらないことである。前回退院時が53.3kgだったが、ここ1週間ぐらい53前後をキープ。体重の下限ということだろう。





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今回は大分粘った。

白血球数が200になってから8日間熱出さなかった。


病院内を歩き廻るのも最低限にして、空気清浄機付きベットの上にいた。


それでも医師からはその内熱出ると言われていた。やはり、プロの言うことは当たるのね。


おまけに口内炎が大きくなってきた。塗るのはお馴染みのケナログである。
(ドラッグストアでも購入でき、直接患部に塗るので速効性あり。)


白血球増加剤を打って3日目だが昨日の段階では200のまま。これはあまり速効性はないようだ。


結局解熱剤を点滴で投与する事に。前回就寝前に投与したら爆汗で1.5kg体重が落ちたやつ。さすがに起きてる時の投与だと、前回より汗の量は少ないようだ。3時間後に38.3→36.3度まで低下。大分動けるようになる。


発熱等トラブルが発生すると、血液検査とかが増える。おまけに点滴針の差し替えもあり、腕中傷だらけに。

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抗がん剤使用に伴い血管が細くなっているせいか、点滴針を刺すのに失敗が多くなる。今回は失敗1回で済んで良かった。(前回は失敗3回。)




ちなみに体重はまだ下げ止まりせず、56.7kgと高校生以来の最低を更新。医師によると体重はあまり気にしなくていいとは言うが、ガリガリ度が進行中。


高校時代は77kgあり、いわゆるぽっちゃり型だった。浪人時代に身体を鍛える事に目覚め、昼飯抜きとトレーニングを敢行、3ヶ月で62kgまで減量。予備校からの帰り道に腹減って倒れそうになり減量はこれまで。(一番細マッチョな時代。)以降67-70kgをキープしてきた。(体重は変わってないが筋肉は脂肪へと変化している)


退院後は筋肉をつけつつ62kgを目指そう!



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寛解(かんかい)


この言葉が持つイメージから、もうちょいクリアにそれが起きる事を想像していた。
癌化した白血球が全て死に絶えてから、正常細胞がふわっと湧いてくるような。


実際は、血中にまだまだ癌化白血病細胞がいて、正常細胞はあるものの出て来にくい、すなわち混ざった状態。これは先生方が顕微鏡で見て確認している。(現在の血液検査では自動仕分けできない)


でも血小板の数が減りにくい(輸血してから数日もてばそういう評価)とか、ヘモグロビンが維持されているということで、感染しやすい状態からは脱したとのこと。


とはいえ、日中のだるさ眠さは続き、元気になっている実感はない。欲望が湧いてこないし、感染したらどうしようという心配が先に立ち、今日もほとんどベットに引きこもり。


先述の通り、近々治療の一時総括として骨髄検査を実施する。
「そういえば、血液には抗がん剤流したり色々しましたけど、骨髄に直接効きそうな治療ってしましたっけ?」と聞くと、入院後ずっと飲み続けているベサノイド(過去ビタミン剤)がそれとのこと。効いてればうれしいが。


それと、無菌室にいるのに、なぜか花粉症(くしゃみ 鼻水)がひどい。今血液中がしっちゃかめっちゃかなので、原因分かるはずもない。
まあ病院なので、花粉症抑制薬の種類には事欠きません。



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