その時の気分 : 白血病から回復、そして食べ歩き

白血病から回復、そして食べ歩き

急性骨髄性白血病(前骨髄球性)を機にブログを開始。2018年8月頃までは闘病記中心。 それ以降は、あざみ野・たまプラーザを中心に食べ歩いています。

Category:日記(主に闘病) > その時の気分

闘病生活83(8/29)で、格闘家の山本KID徳郁氏が癌で闘病中であることを告知した件に触れた。
残念なことに、それから僅か3週間後に亡くなってしまった。享年41才と若いのが痛ましい。
一時代を築いた格闘家だった。ご冥福をお祈りいたします。

昨日は1か月ぶりの通院日(血液検査を伴う)。
9月初から職場復帰、その後体調不良に陥ることはなく、一見順調。
週三でスポーツクラブに通い、そこそこ運動量をこなしているが、めまいに襲われることもない(正直言うと8月に一度あったが)。

数値の改善を期待するのだが、こればっかりは自覚症状と必ずしも合致しない(入院時の経験)。


さて結果はというと・・・・・・、白血球微減、赤血球増、血小板微増
赤血球が増えたのは喜ぶべきことなのだが、白血球は増えてない。

医師の診断は、
血球が増えてるのはいいが、通常より回復が遅いのは心配である。
何らかの血液疾患の可能性も捨てきれないとのこと。


血中要素の推移は以下の通り。

_____退院時_____1ヶ月前_____今回
白血球 3300_____3300_______3100
(正常値3500-9000/μl)
赤血球268万____208万_______251万
(正常値400- 550万/μl)
ヘモグロ8.2________6.8__________9.3
(正常値14-18g/dl)
血小板2万_______12.4万______13.1万
(正常値15-40万/μl)


うーん微妙である。
まあ、白血病治療という一番きついタームはもう済んだ(はずな)ので、疾患と言われても怖いものはない。
白黒はっきりする方が望ましいのだが、血中要素の変化が緩慢で診断に時間がかかるようである。
次の検診は11月初旬。

まだまだモヤモヤは続く。



入院から31日 (1ヶ月)が経過。
通常であればとうの昔に白血球数の回復が見込まれるはずが、未だ十分な水準ではない。


ここまでの評価の意味で、病院側で骨髄穿刺(せんし)検査の実施を決定、昨日実施。骨髄で起きている営みを直接確認することが一番という判断だ。穿刺の施術自身はすごくスムーズに進行。全然痛くないまま終わる。


遺伝子検査の結果は1週間かかるが、その場でわかる所見では、細胞のバランスに大きな問題はないことが確認された。一方、造血過程の活性度はイマイチで、一両日中の大幅増がなさそうというのもわかった。


元々、CT検査と同様、問題があれば大変だが、なければ、骨髄穿刺検査でこの遅れの原因がわかる訳ではないことは理解していた。


ということで、今朝の血液検査での白血球数も2日前と変わらず200の水準(微増はしてるんだろうけど)。感染を表すCRPは3台まで下がっており、実際体調は通常時に近づいているという実感はある。抗生剤の点滴も終了。


闘病生活72でジタバタしてみたが、医師団と話してみて、結局上がらない理由はよくわからないのである。


出来ることといえば、待つことのみ。


期待値とか設定してその度に落胆するより、基準を今に起き、体調が普通になればいつかは戻るやろ、という悟りの境地になる(諦めではない)しかない。


一つ告白すると、外界と隔絶された世界にいるおかげで、暑さ問題とはほぼ無縁で済んでいる。これは有り難いと思わねばならない。



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昨日の血液検査にて、白血球数はまたしても100台を記録。医師団より、白血球が戻る時には急激に戻ると言われていただけに、ほぼ同じ数字を見てショックを受ける。


たまたま、採血および点滴針の刺し直しが続いた(失敗回数計6回)事もあり、ドヨーンと落ち込んだ。


運悪く肉体的苦痛と重なったという事もあるが、精神状態に影響を与えるのは、期待と現実のギャップである。期待通りにならないもどかしさが自身の苛立ちに繋がるし、自身が描く今後の計画を修正しないといけない。


私自身精神状態が不安定になるのが嫌なので、いつも期待値は低めに置くようにしている。ただ、今回は、若干の忍耐疲れもあり、医師団の言葉に期待というより希望としてすがっていた面もある。甘えを自覚し、期待を再設定する必要がある。


回復の遅れの原因について医師に質問した。考えられるのは3点。
1 これまで感染症にエネルギーが使われ、造血に回ってなかった
2 4回目の治療で骨髄が疲弊
3 悪い細胞が再度増殖


1が一番希望の持てる解釈である。確かに数日前まで発熱しており、感染症を表す数値CRPが10以上と高かった。自身の経験でも過去3回の反転時にはCRPは5-8程度と全て低かった。昨日時点でCRPは9。これが1桁で安定してから、と考えると、後数日で上がることが予想される。(この数値の読み方は私自身の素人考えで、医師の所見に基づくものではない)


3の病気再発は今のところ考慮外だが、一番困るのは2の解釈で、100のまま増えないというシナリオに繋がり得る。


シナリオ別予測を再設定して、今一度心の安定を図る。結果は時間が来れば自ずと出て、それを受け入れるしかないのだが。



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たかが1週間の一時退院が、こんなに嬉しいとは想像していなかった。


血小板の輸血(1週間持つよう)をして、ほぼ正午に退院。
病院食を放棄して棟内にある外部向けレストラン(一流ホテルがやってる)で昼食。

写真撮り忘れたがメニューは豚肉のソテー。
美味いものは残さず食べられることを改めて確認。この機に少しでも増量しなきゃ。


1か月間閉ざされた空間で、病院窓から同じ景色を眺めるだけだったので、家までの流れる景色がいつもより新鮮に感じられる。退院時曇りでこれから雨のようだ。
病院では、天気も気温も関係なかった訳で、実社会ではそれにも適応する必要がある。


また、体調もすこぶる調子よい感じ。血球数が既定の下限の半分程度しかないが、日常生活を送るには問題ないようだ。(よほど血球数が減らないと病気の進行が自覚しにくいともいえるが)


花粉症ですが、色々試した結果、結局入院前から飲んでいた「タリオン」を病院でも処方してもらうことに。結局これが一番効き目があって快適。うちの家族内でも奪い合いになる程。(あくまで個人および特定の集団における感想です。)


ちなみに、先人のアドバイスに基づきブログ名変更しました。
また、これまでは病院内でのブログ開設・投稿のためスマホからでしたが、今回初めてPCからの投稿です。
一歩一歩カイゼン目指すぞ。

ようやくバナー貼ることができました。






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