食べ歩き(横浜市・川崎市および周辺) : 白血病から回復、そして食べ歩き

白血病から回復、そして食べ歩き

急性骨髄性白血病(前骨髄球性)を機にブログを開始。2018年8月頃までは闘病記中心。 それ以降は、あざみ野・たまプラーザを中心に食べ歩いています。

Category: 食べ歩き(横浜市・川崎市および周辺)

建国記念日の日に手塚治虫ブラックジャック展へ。
横浜のそごう美術館で2/25まで開催。
攻めてるね。
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手塚治虫世代であり大ファンだった自身にとっては感動もの。中高生だった頃手塚治虫大全集というシリーズが刊行されたこともあり、兄と一緒にコミックを収集していたことがある。
こちらは500点以上の原稿や200以上のエピソードなどから、昭和48年当時の様子やBJの内容に迫る。結構濃いストーリーを20ページに詰め込んで毎週発表してた手塚先生は、改めて超人だと再認識。
全242話のうち結構多くの話について肝になる部分を展示してあり、シリーズを一気読みする感覚。
全部まともに読むと2時間以上かかると思う。結構感涙ものの話も多く、まともに読むと泣いてしまいそう。人ごみの中でおじさんが泣くわけにもいかないので、敢えて少し端折りながら見てました。
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順序が後先になるが、ほんとはBJ展を見てからのつもりだったが、祝日でそごう自身が混んでたので計画変更。10階で先にランチを取った。
軽めに頂けるものをということでこちらへ。
江戸蕎麦 やぶそば
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江戸三大老舗蕎麦店のかんだやぶそばの暖簾分けで、こちらも1966年創業の老舗。
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11時過ぎだったのですんなりと入店。退店時の11:30には数人の外待ちでした。
朝なのに生@748を頂きます。店名入りのグラスで。「ぶ」が素敵。
他に日本酒たのんでガッツリ飲みに入ってるお客さんもちらほら。
飲み過ぎるとBJ展に差し障るのでこちらだけ。
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注文したのは江戸小町@2420。変わり蕎麦3種と天丼のセットなのだが、天丼のご飯をそばに変更可とのことで、そうしていただきました。
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なめこおろしに
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山芋とろろ、とびッコトッピング
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鶏肉の三種に加え
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天丼ならぬ天ぷらそばとなりました。結構豪華。
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蕎麦はまるで茶そばのように薄緑色。皮を除いた蕎麦粉を挽いている。
まずは蕎麦だけで。のど越し良く美味しいが、蕎麦の香りは弱めかも。
つゆは少し薄めでかつお出汁がふわっと香るのが印象的だった。
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天ぷらはカラッと揚げられ、勿論とっても美味。
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蕎麦湯は薄め。かつお出汁の効いたつゆといただくと、まるでお澄ましの様。
美味しかったです。
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妻は温かい蕎麦ということで鴨なんばん@2420を。鴨がゴロゴロ入ってます。
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なお、こちらのお店では見送りのあいさつに「ありがとう存じ上げます」っていうのね。
多分昔からのしきたりなんでしょう。こういった捻りを入れてくるところは老舗っぽくて好き。
AIによると正しい日本語とされてるようです。


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再就職支援のハローワークのセミナーに行った後、亡父の切手コレクションの処分の相談で東神奈川へ。
そのついでに東神奈川の老舗店根岸家へ。
syupoさんでも正統派老舗酒場として紹介されている。
戦後すぐに始めて2004年までは旧店舗だったらしいが、今ではJRと京急の間にある駅複合施設の1階に入っている。昔は市民酒場組合に入っていたそうだ。
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平日の16:40に入店。11席あるコの字カウンターに滑り込むことができたが、17:00頃にはカウンターは満席。ただ、先客が1人抜け2人抜けで、退店する17:20頃までには外並びは出ていなかった。
とはいえ客はひっきりなし。複数人で来る場合は予約必須なようだ。
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コの字カウンターを取り仕切るのは妙齢の大女将。てきぱきと注文をさばき、勘定もそろばんでさっとはじく。
まずは中生@600を。
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お通しはクラゲ。この店は海鮮系がメインな様子。
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最初に頼んだのが豆昆布@250。ビックリするようなリーズナブルさ。
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それとほうぼう刺身@680。また驚かされるのが提供の速さ。注文からものの数分。
老舗ならではの手際の良さ。
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淡泊に透き通ったほうぼうの身。柚子が添えられている。
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鮮度よく上質な刺身。いい酒場である。
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酒を注文すると自然と熱燗が供される。syupoさんの記事(2015時点)は日出盛とあったが、今は高清水になっているようだ。上撰が@440、精撰が@400。供されたのはどちらか不明。だがそれもまたよし。
燗酒の割には癖は少なめで飲みやすい。
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炙りしめさば@530。この質に量で安すぎる価格。
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見事なまでのミディアムレア。
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もう一本お代わり。ここでは、飲んだ分だけ前に並べておくのが流儀のようだ。
他には4本並べている猛者もいたが、自分は2本で十分。
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最後に穴子煮@730を。
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穴子の身は淡泊。濃すぎない煮汁で煮てある。
こちらではからしを付けていただくのが流儀。
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コの字カウンター11席は、ほぼ単独のおじさん客。
皆さんいい感じに、店や他の客を気遣いながら静かに飲んでいる。
この雰囲気が保たれていることが名店の証だと思う。
どこか凛とした佇まい。客もそれを理解している。
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この店に来れてよかった。紛れもなく日本の一文化といっていい。
機会があればぜひ再訪したい。

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横浜では超有名な老舗居酒屋。
昭和初期に酒販店として始まり、市民酒場になって今に至る。
市民酒場 諸星
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昨年末のこと、仕事終わりに会社の同僚と3人で訪問。
17時過ぎ訪問なのに、8割方の入り。唯一空いてた4人席を何とかゲット。
「喫煙可」とか「古い」とか、若い人を連れていくにはハードルが高かったのだがが、結果的には喜んでくれました(と思う)。
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会話中心のため写真は少なめですが、貴重な経験だったのでブログに上げさせてもらいます。

店内は激渋。片側にテーブル席が並んでおり、もう片側にこの写真にあるような細くて長いカウンター。1人客はそちらに交互に向かい合わせに座るスタイル。カウンターの向こう側に座ると狭くてなかなか出にくい感じになりそう。
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生ビール(マルエフ)@573(外税)
胡瓜の一本漬け@246、赤貝@473、ホタルイカの素干し@300。とつまみはリーズナブルと言うか激安。
ホタルイカはなんとライターで焙っていただくスタイル。基本をしっかり押さえつつ遊び心がある。そう言うのが長く続く秘訣なのかもね。

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茄子の一本漬け@246、うにいか@473、イカの塩辛@364。
それぞれ味付けも完璧です。漬物の塩加減も絶妙。
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少し豪華なうなぎの一口串も@328のびっくり価格!
身はふわふわでコスパ良過ぎ。
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その他、つまみもろもろと日本酒3合、ハイボール少しと、1時間ちょっと過ごして1人@3.5程度。
流石は有名老舗店。十二分に満足できる内容でした。3人で行ったので色々食べれてよかった。

老舗には長く続くだけの理由がある。それを教えていただきました。

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川崎に行った帰り、ムサコで乗り換え、東横線で一駅。
新丸子で下車。
約30年前、多摩川をわたってすぐ隣の多摩川駅に住んでいたことはあったが、この駅で下車するのは初めて。その時はこちらにこんな素敵な店があるのは知らなかった。
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お目当ての店はこちら
三ちゃん食堂
この界隈では有名な老舗。
14時到着でちょうどいい感じの外待ち2組。有名店の場合、そこ独特のルールが分からないので、少し待ちがある方が状況把握するのにいい。
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居酒屋というか大衆食堂と言うべきか。
ほんの5分ほどで入れました。回転はいいみたい。
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店内は雑多だが、これはこれでザ・大衆食堂を体現している。
客の会話で騒然としているのもちょうどいいBGM。
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壁のメニューに加え、黄色の短冊の数が物凄い。
多くの老舗であるように、客の注文をお姉さま方がてきぱきと厨房に伝えていく。
こういう店のホール担当は、仕事できる人じゃないと務まらない。
当方の側は、情報量が多すぎて注文を決めるまでに時間を要します。
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川崎でひっかけてきていたので、いきなり日本酒から。
辛口のラインナップが多い。その中で辛口と書いてない越乃景虎・龍@600を頂く。
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マカサラ@400。
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ねじりタイプのマカロニ。野菜がたっぷり入っているのも嬉しい。
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辛口の中にも後味に甘さあり。甘口好きとしてはこれを頼んで正解だった。
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メンコロミックス@450。メンチ@500とコロッケ@400が半々になったお得なセット。お値段も中間と明朗会計。ちなみに右の尖ってるのがメンチ、左がコロッケ。
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すんごいボリューム。これだけで大分お腹にたまりそう。
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外側サックサク。むしろ硬いぐらいのしっかりした衣。中の生地は甘ーい。美味しい。
いわゆる肉屋さんのコロッケという感じ。
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メンチの方は一味違う。焼売の生地のような中身。横についているからしはメンチに合う。
こちらも絶品。
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当然のように酒が不足。ぐでんぐでんにならないように、レモンサワー@350にします。
って350って安くね。甘みもちょうどよく飲みやすかった。
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もう一つ、モツ煮込み@400を。
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ホロホロに煮込まれていて間違いない味。
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品切れになったメニューは折りたたまれていきます。
(折りたたまれたのは茗荷の天ぷら)
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1時間弱、凄く居心地のいい時間を過ごせました。
流石は名店と言われるだけのことはある。

外に出るとムサコのタワマンと飲み屋街のコントラストが萌える。
ギャップ萌えというんでしょうか。
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さて、自由の身になって食べ歩き始動。とはいえ、体調万全まではもう少し。
ということで近場の宿題店を。
やってきたのは川崎仲見世。
川崎の歓楽街ってホントに広大だね。
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川崎でいつかは来ないとと思っていた宿題店。
天龍 仲見世店
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そう、天下一いずまの店として知られている。
まずいの反対で・・・という訳。
川崎界隈で4店舗を展開。
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店内に入ると真っ赤な壁にメニューがびっしり。
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最初に中ジョッキ@500を頼んでいったん落ち着く。
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で、ここに来たら外せない。餃子@300。安いね。
ちょっとばらけた感じで供されるのもご愛敬。
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思ってたよりも小ぶり。酢胡椒を付けて。
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うん。美味い。野菜主体でみじん切りのざらざらが感じられる。汁は出ない。いずまのイメージから何となくコテコテを想像していたが、期せずしてあっさり味。いくらでも食べられるやつ。これは美味しい。
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ハイボール@450を追加。
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最初はタンメンでも行こうかと思ってたのだが、メニューの豊富さに飲み主体に変更。
牛肉ニンニクの芽炒め@1100。
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変化球の料理を頼んだが、これが正解。
程よいしょっぱさの味付けで、1人で一皿でも食べやすかった。
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ニンニクの芽は身体にもよさそう。
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味付けは青椒肉絲と同じオイスターソースベース。
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いやはやいい店でした。また来よっと。
帰りには川崎の街をぶーらぶら。
稲毛神社で再就職祈願したりして。無職って楽だけど不安だな。
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