2024年10月 : 白血病から回復、そして食べ歩き

白血病から回復、そして食べ歩き

急性骨髄性白血病(前骨髄球性)を機にブログを開始。2018年8月頃までは闘病記中心。 それ以降は、あざみ野・たまプラーザを中心に食べ歩いています。

2024年10月

四半期に一度の診察の日。
会社から向かったので乗り換え駅の五反田で下車。これまでこんな名店を見逃していた。
フランス料理 グリルエフ
駅前だけど細い路地にあって分かりにくい。
IMG_1922

それにしても、強烈な外観。わざとじゃ無いでしょうが渋すぎ。昭和25年創業。まさに昭和遺産。

IMG_1935

13時前に到着でスッと入れ、中で5分ほど待ってカウンターに着席。その後外待ちが出てましたが、間違いなく知る人ぞ知る店のよう。
FullSizeRender

中はこじんまり。4人掛けテーブル✖️2、2人掛け✖️1にカウンター。伝統を感じさせる装飾。
IMG_1924


待ってる間にメニューを渡されますが、手書きをパウチしたもの。まさかパソコンも使ってない?
IMG_1925

初訪問なので、名物を注文。両隣の紳士らは常連なのか、それぞれ高額メニューを頼んでおられた。
IMG_1927

名物料理の付け合わせは、らっきょに福神漬に紅生姜。福神漬が甘くて美味しかった。
IMG_1928

で、程なくその本体登場。
客の多数が注文する名物ハヤシライス@1500。
それにしてもグレイビーボートへのルーの盛り方が半端ない。

FullSizeRender

こぼさない様気を遣いながら、一部をドサっとライスの上へ。
IMG_1930

旨い!
しかし、玉ねぎの主張の強いこと。具が多く、肉にマッシュルームも。オニオンライスと言っていいほど。
IMG_1931

ソースは独特な味わい。普通のデミグラスソースとは違う。トロミはなくシャバ系。ほんのりウスターを感じるが、酸味や塩味は優しくとっても食べやすい。
IMG_1933

シャバ系なので、ソースはライスの上にかかるというより染み込んでいく。
IMG_1932

ライスに対しソースはたっぷり。
全体的に多くもなく少なくもなく丁度いい量でした。
IMG_1934


昼食としてはちょい高めかもしれないが、店の貫禄、立地、ボリューム、そしてメニューのインパクトから考えるとめっちゃお得。
五反田に来たら必ず食すべき名店。
今までこの店を見落として居た自分の不明を恥じなければならない。

↓ポチッとお願いします。03102024
にほんブログ村 グルメブログ 神奈川・横浜食べ歩きへ
にほんブログ村














この前行ったばかりなのに早速再訪。
w.i.s.t.e.r.i.a(ウィステリアと読む)
IMG_2347

1人で先に行ってしまったが。元々この店を見つけたのは妻で、どうしても来たいということで。
そしたら土曜の17:00訪問にもかかわらず、店内満席になりそうな勢い。
ギリギリテーブル席に入れました(我々とタッチの差で入った後客はカウンター)。
前回の予言「流行る店の要素を備えている」は的中。次からは予約が無難かも。
外席で飲んでるご夫婦もいましたね。
ただ、土地柄か早めに入っている人も多く、18時には帰る客もちらほら。
FullSizeRender

妻はベルトゥーレ(スパークリング辛口)@690、私はデュワーズハイボール@590。
角のように生えてるのはお通しのグリッシーニ。
IMG_2332

ツナと4種の豆のサラダ@590。
FullSizeRender

肉肉しいほどにツナが入ってます。豆との相性も抜群。
FullSizeRender

シャルキュトリー盛り合わせ@1390
FullSizeRender

このぶ厚いパテっぽいのが美味しかった。
FullSizeRender

唐辛子入りサラミでレバーを巻いて。美味い。
FullSizeRender

ポルチーニ大根@590。なかなか美しいビジュアル。
FullSizeRender

大根はちょっと辛かったが、周りのポルチーニが美味。
FullSizeRender

妻はペローニ@790を。注ぎ方が下手で泡だらけに。
FullSizeRender


この日の本日のパスタ@1290はキノコのペペロンチーノ。
FullSizeRender

アルデンテの湯で加減で美味しかった。
IMG_2346

目立つ位置にあるというのもあるが、価格もリーズナブルで、味も良し。
人気が出るのもよくわかります。


↓ぽちっとお願いします。26102024
にほんブログ村 グルメブログ 神奈川・横浜食べ歩きへ
にほんブログ村

















この日開けたのは
ルイジ・リゲッティ・プリモ・ロッソ@1672
1909年アンジェロ・リゲッティ氏がヴェネトに創立したワイナリーは、現在4代目のジャン・マリア・リゲッティ氏が引き継いでいる。2009年で創立100年を迎えた。
FullSizeRender

コルヴィーナをアパッシメントさせて醸造。
コルヴィーナ50%、ロンディネッラ20%、メルロ15%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%
IMG_2219

注ぐと濃い目のガーネット色。

FullSizeRender

口に含むと最初に熟成された果実味と酸味。後味にしっかりとしたタンニンが感じられます。

この価格帯にしてこのクオリティ。十分すぎるほどの価値があります。

FullSizeRender

この日はふるさと納税返礼品でいただいたモモ肉ステーキと合わせました。
FullSizeRender

赤身との相性は勿論バッチグー(死語)。
FullSizeRender





↓ぽちっとお願いします。18102024
にほんブログ村 グルメブログ 神奈川・横浜食べ歩きへ
にほんブログ村






記念すべき1300回目は、中野の名店で。
この日は1人飲みで中野まで遠征。
中野駅で降りたの初めて。飲み屋街の広がりにビックリ。
(中野には別の意味で驚かされることになるがそれは別記事で。)
まずは北口を出てさほど遠くない場所にある中野の名店、第二力酒蔵を訪問。 
FullSizeRender

正面玄関はこんな感じ。中々いい感じの佇まい。
FullSizeRender

魚料理で有名なお店です。外に見えるように魚のショーケースが。
14:00の口開けすぐに入店。既に何組か常連さんと思しき客が何組も。
FullSizeRender

大箱の店なので不安はないが、こんな中途半端な時間でもどんどん客が入る。
複数人の客は、17:00までという条件付きで2階に通されてました。
1人客は入口すぐのカウンターへ。
FullSizeRender


お通しはベーコンとキャベツの炒め物。ここは魚と違うんだ。。

FullSizeRender

まずは生@650をいただきます。

FullSizeRender

鰺のたたき@1300。注文してすぐに供された。
涼し気な器で山盛りの氷とともに。
FullSizeRender

この細やかな包丁の入れよう。
FullSizeRender

新鮮でめっちゃ美味しい。期待を裏切らない。
FullSizeRender

生はあっという間になくなり、日本酒に行きます。
ラインナップはそこそこあり、どれにするか悩みます。ふぐのひれ酒が一押しの様子。
IMG_1950

迷った末に、基本の酒を選択。京都伏見キンシ正宗 大@900を常温で。
既にセッティングされている様子。
FullSizeRender

甘くはないものの、辛すぎることなく、すごく飲みやすい酒。
日本酒臭さもない。これは正解。
FullSizeRender

桜海老かき揚げ@1300。
FullSizeRender

結構平べったいフォルムで登場。高温で揚げてあるようで、パリッパリ。
FullSizeRender

大根おろしを載せて汁につけると本当にいいつまみに。
FullSizeRender

新鮮で結構大振りの桜海老を使っている。
FullSizeRender

うなぎくりから焼き@1200。
FullSizeRender

くりから焼きとはうなぎの背の細い部分を削いで串焼きにしたもの。しっかりと肉感が味わえる。
鰻の身をリーズナブルにいただける何ともお勧めなメニュー。
勿論酒とも合います。
FullSizeRender


流石中野の名店、大変美味しゅうございました。
食べログの居酒屋百名店にも選出。
なお、今回は安めのメニューしか頼まず@6弱でしたが、お値段は結構高めで、手加減せずに頼むとすぐに万行きそうです。



↓ぽちっとお願いします。05102024
にほんブログ村 グルメブログ 神奈川・横浜食べ歩きへ
にほんブログ村










久々の池波正太郎。
初文庫化作品集とある。
2023年第1刷とあるのでごく最近。
文庫になってない作品ってまだあったのね。
FullSizeRender

元禄一刀流などの7作品を収録。
FullSizeRender
収録順で言うと
上泉伊勢守
幕末随一の剣客 男谷精一郎
兎の印籠
賢君の苦渋
かたき討ち
奇人・子松源八
元禄一刀流

ただ、このうち読みごたえがあるのは、上泉伊勢守、賢君の苦渋、元禄一刀流ぐらいで、後は短か過ぎて、あれっという間に終わってしまう。

中でも「上泉伊勢守」が中編小説としての完成度が高い。剣聖として有名で、池波翁は「剣の天地」として別の小説にもしている。上杉謙信傘下の武将 長野業政の家臣として戦った。数々の武勲を持つものの、最後は武田軍に城を落とされてしまう。しかし、伊勢守を殺すのは惜しいとした信玄に降伏を勧められ、その後は武将をやめ剣の道を広める人生を送る。弟子の額に張り付けた紙の帯を一刀で二つにする(もちろん額に傷一つない)という超人的な腕前で、高名な柳生宗矩などが師と慕う。

「元禄一刀流」は、剣の師匠堀内源太左衛門の視点から、忠臣蔵の事件を描く小説。弟子3人の冥福を祈る場面から始まるが、それは堀内の弟子の1人が吉良上野介、2人が浅野内匠頭の家臣として、敵味方相まみえて結局は全員亡くなった(後2者は切腹)というものである。少し変わっているのは、吉良と浅野の関係性については、堀内は弟子を通じて知っている吉良のことを悪人とみていないことにある。一方で、浪士の討ち入りには理解を示しており、それは本来両成敗すべきところを、浅野家は取り潰し、吉良側はお咎めなしといった偏った裁定をした御上にあるとする。

全体的に軽めなので気楽に読めるところがよい。


↑このページのトップヘ