2022年07月 : 白血病から回復、そして食べ歩き

白血病から回復、そして食べ歩き

急性骨髄性白血病(前骨髄球性)を機にブログを開始。2018年8月頃までは闘病記中心。 それ以降は、あざみ野・たまプラーザを中心に食べ歩いています。

2022年07月

7月上旬の休日。妻の希望で御殿場のとらや工房を訪問。
自宅からは、車で片道1時間半の小々旅行といった感じ。
赤坂の虎屋茶寮訪問以来のとらやです。

10時のオープン時間より早めに御殿場に着いたので、地元の一幣司浅間神社を訪問。
来訪者は我々だけ。
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結構趣深い神社でした。
ちなみに社務所は開いておらず、御朱印は鳥居を出て3軒目の宮司さんのお宅を訪問していただく。
知らない人のお宅をピンポンするのは勇気が要ります。
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とらや工房へ。こちらはインターからすぐ。
山門は藁ぶき屋根で趣深い。広大な敷地で、中は自由に散歩できます。
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こちらが工房の建物。厨房・販売所・テラス席・喫茶席が含まれ、並んでいる際に工房でのお菓子作りが見学できる。
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主なメニューはこんな感じ。ちなみに軽食はそうめん一択。
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販売所の様子。店内飲食用とお土産用両方を合わせてお会計。
朝10時過ぎに着いたのですが、結構並びました。購入まで2-30分かな。
逆に食べ終わる昼の時間の方が空いてた感じ。
喫茶メインなので、朝と午後(多分)が混むのかな。
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煎茶@300は温冷が選択可でお替り可能。
右に写っているブロックを置いて、注文前に席を取るシステム。
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でやってきましたそうめん@850(単品)。
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添えられた豆腐は、上にある塩で頂きます。
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絹と木綿の間ぐらいな感じ。素材の味がよくわかる。
たまには塩で食べるのもいいね。
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でそうめんの方。細めでもっちりと腰があるタイプ。小豆島産を使用。
ツルっと喉越しは抜群。旨い。
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そうめんを外で食べることはあまりないが、暑い夏、戸外で食すそうめんは格別。
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デザートに青梅の水ようかん@400を。一見するとドリンクのようだが、
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つつくと固い(羊羹なので当たり前)。
梅の酸味が活かされていて、とっても美味しい。
夏にぴったり。
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妻はあんみつ@800を。
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お裾分けを頂いたが、あんこの甘さと寒天の爽やかさがマッチしてグー。
いやなかなか手軽で良い企画でした。
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お土産の赤飯大福@300を自宅で。
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結構皮がもちもちして存在感あり。こちらも良かったです。
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麦府検診の帰り。
検診結果が良かったことに気をよくし、またもや自由が丘で途中下車。
麦府の帰りに見かけたこちらでお土産を買って帰ります。
パティスリー・ア・ラ・カンパーニュ自由が丘店

1991年神戸で創業、いろんなところに店舗があり、昔たまプラテラスにも入っていたとのこと。
自由が丘店は昨年5月にリニューアルオープンしてとても綺麗。
カフェも併設されており、ケーキもあるがメインはタルト。
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この紙袋で持って帰ってきました。
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ドドーンと5つ購入。最近のインフレを受けてか結構高額なのよね。
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私が頂いたのは、タルト・ア・ラ・バステーク@788。
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クッキー生地の上にクリーム、薄いスポンジが重ねられ、トップにスイカ。
なかなか美味しいです。スイカもしゃっきり。
スイカとは珍しい。水っぽいので商品化するの難しそう。
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カスタードクリームにはビターチョコが混ぜてあり、アクセントになる。
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スイカの種を模したチョコが上に。チョコとスイカの組み合わせは不思議な感じ。
でも悪くない。
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妻は、パンプルムース@842を。こちらはトップはイチゴとグレープフルーツ。
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スタンダードなタルトでした。
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息子はクラシーク・ルージュ@929。いつもながら一番高いのを嗅ぎわける能力が凄い。
結構カスタードの主張が強かったようです。それはそれで美味だと思います。
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その他、メリメロ@918とフランシュフロマージュ@648は娘が。
家族全員気に入ってました。

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こちらは、コロナ明けに開けたスプマンテ
マラミエーロ・ブリュット・スプマンテ@3223
イタリアのスプマンテ専門評価誌『スパークル ベーレスプマンテ』で最高賞に11年連続で選ばれているらしい。
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1900年ごろからブドウ栽培をしていたが、ワインを作り始めたのは1960年代とそこまでの歴史はない。DOCを前面に出さない特殊な売り方だったのが、賞を取って成功したとのこと。
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裏ラベルはシンプル。葡萄はシャルドネとピノネロで瓶内二次発酵。
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注ぐと濃い目の黄金色。
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スプマンテというより白ワイン感がつよめ。
若干のとろみと強い果実味にほのかな甘み。
最初に飲んだ時は最初の味と後味が分かれているような気もしたが、飲んでいるうちにだんだん一致するように感じてきた。
重さと爽やかさの両方を併せ持つスパークリング
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2週間ぶりのワインというのもあって、余計に美味しく頂きました。


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こちらも1か月ほど前の話。
四半期に一度の検診の日のこと。時期は7月初です。
いつも通り奇跡の街(と勝手に呼んでいる)自由が丘でランチ。
これまで、泰興楼蜀味苑状元楼と食べある記して来たが、改めてこの街の中華を調べたら、まだまだある。ただやってない店もあり、2軒ほどに振られて、駅から少し歩いたこちらに。
麦府 自由が丘店
本格的な広東飲茶料理の店で、食べログでも評価高し。
ヤマダ電気LABOの向かいにある。
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落ち着いた感じの店内。
13時過ぎ到着時には店内まばらで写真撮れたが、私の後に続々と。
すぐに殆どのテーブルが埋まる勢い。人気あるのね。
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他のお客さんは定食の注文が多い様子だったが、私はもちろん麺類で。
海老ワンタン麺@980(税込み)。さほど待たされず供される。
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澄んだ中華スープ。勿論あっさり味。強過ぎず、でもしっかりと塩味がついている。
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海老ワンタンは具がしっかりと詰まったプリップリのタイプ。
ワンタンの皮はデロデロではなくツルシコ系。とても美味しい。計5ヶ入ってます。
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ズバッと切られた青梗菜はシャキシャキ。
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そして麺をズズーっと。美味い
加水率少なめの細麺は時間が経ってもだれません。
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結構遅れて餃子@550も到着。
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皮は薄く柔らかめ。山高帽の形状。
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野菜とニラがタップリのしっとり餡。確かに飲茶で出てきそうなタイプだわ。
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最後はマンゴーソースがかかった杏仁豆腐。麺についてたもの。
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自由が丘らしく、落ち着いた良い雰囲気を持っている。
味も間違いない。
また良い店を見つけてしまった。

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読書からしばらく遠ざかってしまっていた。
ちょびちょび読み進めてはいたんだけど・・・。
司馬遼太郎も読んでない小説が少なくなってきた、と思ってたら、こちらを忘れてました。
最後の将軍、徳川慶喜。
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後ろの帯は大河ドラマにかこつけた無理やりなもので、渋沢栄一はほとんど出てこず。
普通に慶喜という将軍の個性が凄い。
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とはいえ、流石の司馬翁も、慶喜を描くのは苦労したようだ。
最後の最後に登場して自ら大政奉還を決意。
将軍職を放っぽりだしてしまったのだ。
それを持ち掛けた坂本龍馬は涙して感動したらしいが、竜馬と慶喜は最後まで会わずじまい。
自ら戦う意思はなかったが、傘下の武士たちが始めた鳥羽伏見の戦いでも、
負けているとわかるとさっさと遁走。

ここの所だけを見るとどんだけ臆病者かと思うが、実はそうではない。
外国と日本の実力差を理解し、徳川幕府の限界を感じ、何でも自分でできた外様の慶喜は、
徳川家の中でも疎んじられ、ましてや幕府に対抗する志士の側からは命を付け狙われている存在。
実際第一第二の側近は斬られてしまう。

外圧がひたひたと迫る中、内戦を避けるためにどうすればよいか。
自らをも否定することになる意思決定ができたのは、翻って優れた客観的視点を持っていたことを証明していると言えるのではないか。
どことなく貴族的で、情が抜けているところがあるものの、優れた人物であったことは間違いない。
ただ、この不安定かつ複雑怪奇な時代に表舞台に立ってた人は、どうやっても幸せな人生は送れなかったろう。








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