2024年度入園募集
のいちごで親子共育ち。体験をご希望の方は、9月10日の
2024年度入園募集の案内の記事をご覧いただき、のいちご専用アドレスにご連絡ください。2023年度の途中入園も若干名可能です。
今日は、のいちごの田んぼの活動の集大成、ごはん炊き。
自分たちで植えて、自分たちで収穫して、自分たちで脱穀と籾摺りをした、大事なお米。
それをみんなが持ちよって、焚き火で炊くんです。
がんばるぞー💪
まずは、みんなが持ってきてくれた玄米を1人ずつ順番にボウルに入れてもらいました。
だんだんお米がたまってくると・・・
さわってみたくなるよね。
気持ちいいねぇ。
でも、やさしく触らないと・・・・「あっ!」とびちった。
大変💦みんなで、慌てて拾います。
大事なお米だもの、一粒でも無駄にできません。
お米になるまでに、どんなことをしたか、絵本を見ながらふり返ってみました。
どろんこが苦手で、お父さんの足に自分の足を乗せて、田植えした子もいたね(笑)
「ちくちくする、イヤだぁ」って言いながら、雑草とりを手伝ってくれた子もいたね。
稲刈りは、年長のマテバシイ組さんは鎌で、他の子たちはハサミでしたね。
家で干して、脱穀して、ゴリゴリもみすりして。
ようやく、今日みんなが持ってきてくれた玄米になった。
田んぼのTさんのおかげはもちろん。
でも、それだけじゃないね。
自然の恵みがなかったらお米はできなかったね。
ありがとうTさん、ありがとう太陽さん、雨さん、土さん。
さて、今日は、玄米とみんなが家から持ち寄った白米も炊いてみます。
「どうやったら、このお米食べられるかなぁ」
「やく!」
「残念。焼いたら、かたくなっちゃうんだなぁ」
「すいはんきにいれる!」
「残念。炊飯器はないんだなぁ。それに、炊飯器に何か入れないと、こんなご飯にはならないの」
と絵本の表紙のごはんを見せると、
「みず!」
「そう。お米を洗って、水を入れて、火にかけないと、ごはんにならないんだ」
ということで、3つのチームに分かれて、
まず、お米を洗い、
鍋に移して、
水を目盛まできっちり入れて
蓋をしてかまどの火に置く。
あとは、M先生とAくんのお父さんにお任せして、薪になる枝拾いをしよう!
Bちゃん、それ太すぎちゃう?😅
諦めるんじゃなくて、お母さんと切ることに!
クヌギ組(4歳児)とマテバシイ組(5歳児)さんは、火おこしに挑戦。
ふたりで息を合わせて、シュッシュッシュッ。
力が入りすぎても、タイミングがズレても、止まってしまいます。
最初についたのは、CちゃんとDちゃんのペア。
テンポはバッチリ。
私もサポートに入って・・・、煙が出てきました!
木の粉が黒くなって、赤い火が見えたらOK。
「みえた!」
火口に移して、息を優しく吹きながらかまどに持っていきます。
ぼわっ。
燃え上がる炎を見つめる子どもたち。
今は、火を見たことがない子どもも多いんじゃないかしら?
火の暖かさも、
火の便利さも、
燃える火の美しさも、
使ってみないとわからない。
「火を使う」ことができるのは、人間だけ。
そのすばらしい知恵も、体験してみないと繋げない。
今の世の中はあまりに便利になりすぎて、元の姿が見えにくい。
火がどういう原理で生まれるのか?
原理がわからないと応用はできない。
世の中はどんどんバーチャルな世界になって行っているけれど、
まずは日々の生活の中から元の姿に出会う機会を見つけ、体験することを大切にしてほしい。
Eちゃんは、小学生のFくんとペアーを組んでやっていたけれど、Fくん、「もう、腕が限界」と途中で断念。
田んぼのTさん交代してと再挑戦。
Tさん、最初は、お子さんのGちゃんを膝に抱えて一緒にやろうとしていましたが、これでは無理と諦めてガチに。
どんどん表情が真剣になっていきます。
「見えた!」
ふたりで起こした小さな火種も、無事炎になりました🙌
M先生とAくん父さん、Fくん、かまどのお世話ありがとうございます。
子どもたちは、ごはんが炊き上がるまで、広場でひと遊び。
「だるまさんころんだがいい!」
「やりかた、しってる!」
と言うものの、はじまると・・・・・・
「お〜い。おにがふりむいたら、止まるんだよ〜」
「おにがストップって言わないと、みんな止まらないよ〜」
ってな具合。よくあることですが・・・😅
そのうち、「ごはんたけたよ〜」とM先生からの伝言が届きました。
さて、どんなふうに炊けているでしょうか?
いち、にの、さん。
ライスクッカーの蓋を開けると、みんなの笑顔がひろがりました。
ごはんから、ほんのりゆげと甘い香りがたっています。
玄米も白いご飯も、焦げつき0。
M先生、Aくん父さん、「ごはん炊きマイスター」と呼ばせていただきます✨
持ち寄り野菜たっぷりのお味噌汁と、玄米と白米のごはん。
焼き芋も、ほっかほか。
今年は、自分で濡れた紙に巻いてアルミ箔に巻いて準備してきたもんね。
みんなで感謝の歌をうたいましょう。
♪だいちが つくり たいようが みのらせた
ありがとう たいよう ありがとう だいち
ありがとう Tさん
かんしゃして いただきま〜す!
「ごはん、どう?」
「おいしい!」
「もちもちしてる」
「あまい」
みんなで作って、みんなで力を合わせて炊いたごはん、最高!
Cちゃんのお茶碗は、この前の竹の日の活動で作ったぶんだね👍
今日は、今月最後の「さるかに」のお話。
Dちゃんとお母さんが息ぴったりのコンビでしてくれました。
みんな、わくわくしながら聞いていたよ。
楽しいお話、ありがとうございました。
いつも、お人形が触りたくて話し手の横に座っていたHちゃんも、今日は、「終わったら触れるからね」と私の膝でがまん。
毎月、最後の日には、お人形を触ることができるからね。
ちょっとずつがまんできるようになると、いいな。
ご褒美に一番小さい子から選べることにすると、真っ先に「じょうろ」を選んでいました。
♪は〜やく めをだせ かきのたね〜
心もお腹も大満足の秋の1日でした。
♪だいじ だいじ お米は だいじ〜
きっと、みんなの心の中に、楽しい思い出とともに、お米の大切さがしっかり刻まれたことと思います。