2023年度入園募集中
天気予報がコロコロ変わる梅雨の季節。
昨夜まで曇り時々晴れのマークでしたが、朝には雨マーク😱
今日は、久しぶりにえびこ道をみんなで登る予定でしたが、急遽、山の上の池の周りに集合。
雨がひどくなる前に、池の生き物調べをすることにしました。
1番のりでやってきた、Aくんと弟のBくん。
網とバケツを持って、さっそく大きい方の池へ。
白い睡蓮とバイカモの花が、出迎えてくれました。
さっそくメダカをつかまえ始めたAくん。
弟のBくんも捕まえたくて、お兄ちゃんの真似っこをしますが、なかなか難しい。
お兄ちゃんの興味関心が、弟のやる気をそそるね。
バケツにたくさんいるメダカを見たら、先生、なんだか「メダカすくい」したくなっちゃった(笑)。
さて、他の子たちも次々とやってきました。
Cちゃんが、川の生き物の写真がのった下敷きを持ってきてくれていたので、みんなで見てみることに。
これ、昔芥川で観察会した時にもらった下敷きだよね。
大事に使ってるんだね💕
「この池にいそうなの、どれかなぁ?」
「これ?」
「これ、なに?」
「トンボのあかちゃん?」
「そう。トンボの赤ちゃんのことを『ヤゴ』っていうの。いろんな形のがいるね」
さて、この池、子どもの長靴にはちょっと深いんです💦
だからといってサンダルで入るには、水質的にちょっと心配。
ということで、毎年長靴をはいた大人がバケツで水を汲み出して衣装ケースに入れ、そこから子どもたちが探すという方法をとっています。
でも、やっぱり、子どもたちは、自分たちで入りたい。
自分たちで探したい。
先生からのお願いを守って、池のふちから手を伸ばして探す子。
構わず、どんどん入っちゃう子。
そりゃそうだよね、っと思うので、あとは子どもたちにお任せ。
何かいい方法ないかなぁ?
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捕まえたものを、みんなで観てみることにしました。
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おたまじゃくし、いっぱい。
「みんな同じかなぁ。まだ脚生えてるのいないかぁ・・・」
と私が言うと、Dくんが
「1しゅうかんぐらいしたら、あしがはえてくるで。それからてもはえてくる」
と教えてくれました。
自分の家の稲を育てているバケツで、おたまじゃくしを飼っているそうです。
自分の目で確かめているので、自信があります。
「そっかぁ、おたまじゃくしを飼ってみたら、それも見れるかもね。 エサは、どうしてるん?」
「ぼうふら」
すると、Dくんのお父さんが、
「ぼうふらを食べてもらおうと思って入れたんですけどね、なんだか潜って水底の藻とか食べてるみたいです」
親子で、こうして一緒に飼って発見を共有できるなんて、素敵💕
イトトンボのヤゴ。
「えびみたい」と子どもたち。
細い体のお尻の先が三つに分かれていて、えびのしっぽみたいなんです。
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アカネ系のヤゴかな?
ヤンマ系のヤゴ1匹。
これは、Aくんがくんだバケツの水を汲み出しているとき、底に溜まった枯れ葉の中から出てきました。
「でっかーい!」
大興奮。
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その他、背を泳ぎしているみたいなマツモムシ、ガムシ、アメンボなんかがいました。
ポツポツ雨が降り出したので、生き物調べはそろそろおしまい。
センターのサービスヤードに移動して、朝の集いをすることにしました。
今日のお当番は、マテバシイ組のEちゃん。
グロッケン、丁寧に扱ってくれてありがとう💕
いっぱいおたまじゃくしがいたので、カエルの本をみんなで見てみてみることにしました。
「チャイルド科学絵本館 どうぶつのせかい③ あまがえるのくらし」(太田次郎監修 チャイルド本社出版)
喉を大きくふくらませて鳴いているのは、オス。
お嫁さんを探しているだね。
卵からおたまじゃくしになる様子。
さっきDくんが話してくれたように、うしろあしが出て、まえあしが出てって、書かれてたね!
虫を食べて生きるカエルだけど、鳥から食べられてしまうことも。
その場面の写真を見て、
「わっ、かわいそう」
というFちゃんに、
「だって、かえるだって、むしたべてるやん」
と言うDくん。
こういうやりとりが、子どもたちどうしでできるのっていいな。
虫が好きになってきたDくん、食物連鎖を自然と感じているのでしょうね。
アマガエルは、敵から身を守るために、体の色を変えることもあります。
すると、Dくん、
「こないだ、たんぼに、みどりのとちゃいろのがいた!」
と目を輝かせました。
経験が知識と結びつくと、楽しさも興味も深まりますね。
さて、お弁当のデザート用に、美味しい森の恵みをいただきにいきましょう。
「すがつく果物だよ」
「スイカ?」
「残念」
正解は、スモモ。
今年は、活動のタイミングが合って、真っ赤に熟したスモモがたくさんなっていたので、センターにお願いしてお裾分けしていただくことにしました。
小雨降る中、大人も子どもも夢中。
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お味はいかが?
Bくん、大好きだったみたい。
お母さんとお兄ちゃんの分まで食べて、お口の周りがすもも色💕
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お昼からは、自由時間。
「何がしたい?」
とたずねると、ほとんどの子が「お絵かき」。
Gちゃんだけは、「たんけん」。
雨の中の探検も面白いよね。
「みんな誘ってみたら?」
と言うと、
「たんけんいこう!」
と自分でしっかり声に出して誘えました。
でも、残念ながら挙手なし。
しかたないね。
それでも、1人でも「たんけんに行きたい」というDちゃんの気持ちを大切にしたくて、私も後から合流することにしました。
お絵かきの子たちとは、川を描いた模造紙を用意していたので、そこにホタルを飛ばしてみることにしました。
赤と黒のスタンプを指でちょんちょん。
黄色いパステルでほんわかおしりを光らせると、できあがり・:*+.\(( °ω° ))/.:+
自分のスケッチブックにもホタルを描いたり、好きな絵を描いていました。
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Cちゃんが笑顔で見せてくれた絵は、紫陽花だそう。そういえば、朝、「あじさい、みにいったの!」って教えてくれたもんね。
心の中でずっと咲いていたんだ。
ちゃんと根っこまで描かれていて、びっくり。
幼い頃から畑の活動にも参加しているCちゃん。
土の中の世界も、きっとしっかり感じられているんだろうな。
一方、たんけん組は、最初はGちゃんとお母さんと私の3人でしたが、しばらくして、つぼみ組(満2歳)のBくんも合流することになりました。
Bくん、Gちゃんについていって、ごっこ遊びに加わり、同じように真似っこします。
お母さんがいなくても、へっちゃらなんて、たくましい!
と思ったら、急に「ママ〜」とサービスヤードに向かい始めました。
ごっこ遊びで、何度も「おかあさん」って言葉が出てきたから、思い出しちゃったかな。
お母さんにも、たんけん組に加わってもらいました。
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ふたたび、たんけんを始めた2人。
Bくんは、Gちゃんの後をずっとついていっていましたが、急に違う方向に走り始めました。
Gちゃんはアラカシ組(3歳児)。
Bくんは、つぼみ組(満2歳)。
まだまだ自分のしたいようにしたい時期ですものね。
「どうする?」
とGちゃんに訊ねてみました。
すると、少し考えて
「まってぇ」
とBくんを追いかけ始めました。
自分の気持ちよりBくんの気持ちを優先して合わせてくれたGちゃん。
やっぱり、お誕生日を迎えて、よりお姉ちゃんになってる💕
ごっこ遊びをしたり、ポールにつかまってぐるぐる遊びをしたり、歌をうたったり、ジャンプしたり・・・。
日頃大きい子たちと一緒では見られない2人の様子が見れて、楽しいひとときでした。
今月最後の「うらしまたろう」のお話。
小さいBくんは、お兄ちゃんのAくんと同じように人形が触りたくてたまりません。
「いっしょに、おはなし聞こう」と私のお膝に誘いましたが、無理😅
「しかたないね。みんなも小さい時は、こんなんだったんだ。Bくん、人形が大好きで離れられない。このまま聞こうね」
と話すと、他の子たちも、頷いてくれました。
これも異年齢集団のよさかな。
自分より小さい子には、寛容な気持ちになれる(こともある)。
「昔は、自分もこんなんだったなぁ」とか、「自分は、もうちがうぞ」とか思ったりするのかしら?
ともあれ、一番大変だったのは、お話をしてくださったお母さんだと思います。
しかし、どんなハプニングも大切な学びの時間。
「わちゃわちゃで、ちゃんとお話できなかった」なんて、思わないでくださいね。
子どもたちは、わちゃわちゃのまま、お話をしっかり楽しんでましたから。
Aくんも、「みんなが見えなくなるから、お母さんの横で道具を動かしてね」っていう先生との約束、ちゃんと覚えてくれていたよね。
前に出てしまうと、「あっ」という顔して横にいってくれたでしょ。
みんなのことを考えてくれて、嬉しかったです。
ありがとう💕
毎月最後のお話の後は、お人形を触れる時間。
お話が終わるやいなや、子どもたちは、お人形に直行。
うらしまたろうをカメに乗せたり、
季節の扉を開けたり、
たまて箱をあけておじいさんになってしまったり・・・。
とっても楽しそうでした。
ほらっ、お話、みんなの心にしっかり届いてました😊
Aくん、Aくんのお母さん、素敵なお話、ありがとうございました。