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2016.5.30 どろんこあそび

森のようちえん「のいちご」は、週２回活動を行っています。
毎週月曜日が森の日、水曜日が畑の日です。森の日の活動は、大阪府枚方市穂谷にある枚方市野外活動センターの屋外にて、畑の日の活動は、大阪府高槻市原にある畑にて行います。
年３回田んぼの活動も行います。
森の日コースのみ若干名余裕がありますので、体験ご希望の方は、のいちご専用携帯 080（4481）9125 までご連絡ください。

のいちごでは、年に３回の田んぼの活動があります。

今日は、その第１回目。どろんこあそび。

昨夕から雨が降り続き、今朝９時にあがったばかり。

どろんこ冷たいかな～。ちょっと心配。

田んぼのお兄さんＴさんとは、７年間のおつきあい。

のいちごで田んぼの活動をやらせてくれる人を探していたとき、偶然、参加した骨盤体操教室のお昼ご飯についてきたチラシに目がとまったのです。

～穂谷の自然を愛して農業をはじめて７年。無農薬有機農法でお米、野菜をつくっています。～

「この人だ！」

すぐに電話をかけ、畑に会いに行きました。

麦わら帽子をかぶった目がね姿のお兄さんは、よくわからなかっただろう私の話を真剣に聞いてくれ、当時２歳だった私の双子の息子を、堆肥用に積み上げられた落ち葉の上に座らせてくれました。

「手つっこんでみ。あったかいやろ」

あ～、いい人に出逢った。やっぱりこの人だ、と思いました。

人の縁は不思議なものです。

真剣に求めていれば、きっと神様が出逢わせてくれるのだと思います。

前置きの話が長くなりました。

田んぼにつくと、Ｔさんから注意することを聞きました。

・マムシがいるかもしれないので、茂みの中の水路にはいらないこと。
・田んぼの水がぬけてしまうので、ぜったい畔の土手をふまないこと。

「田んぼに入るときはここからだよ」
と入口も指定。土手がこんなに大切なものだとは、こうして田んぼのお百姓さんに話を聞かないと、気づかないことかもしれません。
大事な田んぼを使わせてくれて、本当にありがとうございます。みんな気をつけようね。

パンツいっちょになった子どもたち、さて入れるかな～。

「うわっ、すごい！」

と歓声があがったのは、ツブラジイ組（2歳児）のＡちゃんに。

去年はまったく入れなくてお母さんにくっついていたのに、今年は、虫取りあみを持って、ずぶずぶ一人で入っていきます。

ツブラジイ組のＢちゃんとＣちゃんは、コアラのようにお母さんにくっついて、「出たい、出たい！」と泣き顔です。
２人にとっては、はじめてのどろんこ。怖いのでしょう。
日頃からじーっとよく見て、いったん気に入ると、とことんはまるタイプの２人。
毎回森では、Ｂちゃんはひのきボールを集め、Ｃちゃんはよもぎを集めています。
こういうタイプの子は、用心深く慎重。でも、いったん自分に「よし、いける！」とＯＫサインが出ると挑戦できるようです。
去年は大泣きしていたのに、今年は入れるようになったＡちゃんも、そのタイプかな。
だから、Ａちゃんの変わり様を見ていると、あきらめず、されど押しつけず、様子を見守ろうって気持になります。

アラカシ組（３歳児）のＤ君が、やっとカエルを網で捕まえました。

実はこのカエル、あまりにもいないのでとなりの田んぼから、Ｔさんがつれてきたもの。

前日に代掻きをしたので、みんな逃げちゃったんですって。

Ｂ君、触るのはちょっと苦手そうだったので、カエルに催眠術をかけてみることにしました。

カエルをはさんだ手をひっくりかえして、

「１，２，３・・・・・・１０。ねむくなる、ねむくなる～♪」

とおまじないをかけると、あら不思議。

カエルは白いお腹を見せて、死んだふり。

「おもしろい！」

「やってみる？」

とＤ君に手のひらに、カエル君バトンタッチ。

カエル君には、辛抱の時間だったと思いますが、ゆるしてね。

今回初めてどろんこに入ったツブラジイ組のＧ君とＨ君も、お母さんたちの心配をよそにへっちゃらでした。
虫取りあみを持ってずぶずぶ入っていき、その感触を楽しんでいます。
でも、手ではあまりどろんこを触ってなかったので、Ｍ先生が、どろんこホットケーキを作ってくれました。
ろうそく２本、トッピングもして・・・。
「はいどうぞう」なんてしているうちに、どろんこを触って、中に虫いないかな～なんて触れるようになりました。
「いたいた！」Ｈ君、小さな虫発見！