2013.2.20 森の日 おたんじょうび会 : 森のようちえん「のいちご」

森のようちえん「のいちご」

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2013.2.20 森の日 おたんじょうび会

★《2013年度入園願書受付終了のお知らせ》
2013年度の入園申し込みは、定員に達したため受付を終了しております。来年度ののいちごの活動の概要については、8月30日のブログ記事「2013年度の募集要項」にUPしておりますので、以前の記事よりご覧ください。

今日は、久々にお天気。でも、寒い! えびこも道の田んぼの水も凍り、池の水も凍り、木の枝にくっついていたキクラゲも、ぶにょぶにょかと思って触ったら、カキン。凍っていました!
さて、今日は、今年度最後のおたんじょうび会。つぼみ組(2歳児)のZ君が3歳になりました。というわけで、子どもたちからは、木の実や小枝を使った工作をプレゼントすることにしました。
さっそく森に材料を拾いに行く子どもたち。ツブラジイ組(満3歳)のRちゃんは、マテバシイ組(年長)のAちゃんに手をひっぱってもらいながら、どんどん斜面を登って行きます。たくましくなったな~。
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クヌギ組(年中)のA君は、小刀初挑戦。小刀を使えるのは、本当はマテバシイ組さんだけなのだけど、「ぼく、鉛筆削ったことあるから…」と、とってもやりたそう。というわけで、やってみることにしました。なかなか、小刀を持つ手つきは上手。ちゃんと刃のみねを親指で押しながら削れます。でも、鉛筆のように柔らかくないので、「硬いなあ…」。小刀をうまく使うには、握力も必要なんですね。ちょっとお手伝いしながら、なんとか鉛筆型に削れると、「やったぁ!」とにこにこ顔。さっそく削った先に、マジックで色をぬり、「今日は、これで絵を描こうっと!」。さてさて、どんな絵が描けるかな(笑)?
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鉛筆作りは、小刀を使わなくたってできるんです。サンドペーパーで削っていくと、ちゃんと鉛筆型になっていきます。小さい子には、こちらの方が安全。でも、これだって、枝をしっかり持たないと、いつまでたっても削れない。指先の力も腕の力も必要。それに丸くまんべんなく削るのも先を尖らすのもコツがいります。ツブラジイ組のRちゃんは、一生懸命削っていた枝が途中でポキンと折れて泣きそうになりましたが、お母さんにセロテープでくっつけてもらい、再度挑戦。枝の両側削って「びんぼうけずり」(っていうんですね。はじめて知りました)の出来上がり。
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一方、木の実をグルーガンでくっつけて、作品を作る子も。クヌギ組(年中)のK君は、丸く切ったダンボールにどんぐりや、ウスタビガのまゆや、椿の実をつけて、「森」の完成。どんぐりは森の子どもたちらしく、ちゃんと顔が描いてありました。マテバシイ組(年長)のAちゃんは、丸く切ったダンボールに木の実をつけて、「ケーキ」。マテバシイ組(年長)のKH君は、どんぐりや杉の葉を使って、「『バンブルビー』という乗り物」。ツブラジイ組(満3歳)のSH君は、魚のかたちをしたダンボールにどんぐりをつけた「ひこうき船」。
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マテバシイ組のKJ君は、「トリケラトプス」。まつぼっくりにどんぐりの足をつけ、カワラタケで頭のとさかの部分を作り、小枝をけずって角にし、実生のどんぐりで目をつけと、かなりの力作。途中、グルーガンで何度つけてもとさかが外れてしまうので、「つかない……」とつっぷして泣いてしまいましたが、「グルーガン、すぐ乾いちゃうんだよね」と、ちょっとお手伝いをして完成。その大事な力作を、「おたんじょうび、おめでとう」とZちゃんにプレゼントしました。Zちゃん、「ライオン、ライオン!」とうれしそう。自分で作った作品が気に入ったものであればあるほど、なかなか人にあげるのって難しいよね。後でこっそり聞くと、KJ君もKH君も、本当は自分のものにしたかったみたい。でも、それをあげられたなんて、お兄ちゃんになったもんだね。
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お昼ごはんは、持ち寄り具材の味噌汁。寒い日には、この温かさがたまらなく幸せ。私はいつも進行役で裏方に回ることがないのですが、のいちご母さんたちの手際のいいこと。だれに「これお願いします」とか頼まなくても、自然とだれもが必要なことを考えて段取りよくやってくださるのです。私も子どもたちも支えられています。ありがとうございます!

そして、ごはんの後は、Zちゃんが、お母さん手作りのスプーン型のクッキーをみんなに配ってくれました。スプーンひとつひとつに、かわいい顔が描いてあります。食べるのがもったいない!と思ったけど、みんなパクパク食べちゃいました。そして、お母さんにZちゃんが生まれた時の話を聞きました。雪の降る寒い日、陣痛が来て病院にかけつけたものの、先生不在。助産師さん1人で4人の妊婦さんを見なければならない状態で、自然と家族立会のもとの出産となったそう。のいちごの子どもたち、小雪が散る中、どきどきした顔で真剣に話を聞いていました。私自身も、我が子が生まれてきた時の様子をあらためて思いだし、胸が熱くなりました。素敵なお話ありがとうございました。
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by noichigon | 2013-02-21 15:57