★森のようちえん「のいちご」の概要については、以前の記事2月より「のいちごブログ始まりました!」をご覧ください。なお、2012年度の2歳児の募集は締め切らせていただきました。
畑では、毎週同じ野菜たちを観察できるので、変化がよくわかります。今日は、ゴールデンウィークで先週お休みだったので、2週間ぶり。さらに大きな変化に、「きゃー」「うわぁー、こっち来て!」畑につくなり、子どもたちの歓声があがりました。前回白い花をつけていたソラマメには、いつのまにか立派なかわいい実が!アスパラは、子どもたちの背丈ほどのび、ジャガイモ畑は間引きしてすかすかだったのに、葉がおいしげりわっさわさ。KJ君は、自分の植えたトウガンの葉が虫に食われているのを見て、「ネットをかける!」と支柱を取り出し立て始めました。
畑でお母さんたちが草抜きをしている間、子どもたちはK先生と朝のお集まり。なにやらこそこそ話がはじまって、楽しそうな笑い声が聞こえてきます。なんだろうとお母さんたちがふりむくと、子どもたちはうれしそうに首をふり、輪はますます小さくなりました。さて、こそこそ話が終わると、いきおいよく子どもたちがプラスチックの入れ物をもって畑にちらばりました。ところが、あれあれ、野菜を取るんじゃないみたい。スギナをつんでいます。「何にするの?」と尋ねても、「ひ・み・つ!」と満面の笑顔で教えてくれません。さてさて、「ひみつ」のスギナは、何に変身するのやら。楽しみ楽しみ…。
「来た人から順番に並ぶ」っていうのは、子どもたちには、けっこう難しいんです。だって、みんな一番になりたいから。だから、時々喧嘩が起こります。この喧嘩を、是ととるか悪ととるか。はなから順番が決まっていたら、迷うことなくさっと並べます。でも、問題が起こった時、「どうすればいいかな~」って子どもたちに投げかけて考えさせていると、だんだん問題を解決する力がついてくるんです。今日は、くぬぎ組(4歳児)のA君が「一番がいい」と泣きべそ。「でも、来るの遅かったじゃん」と言われながらも、なかなか並べません。その時、まてばしい組(5歳児)のKH君が「いいよ、ぼくの前においで」。でも、その後ろのKS君(くぬぎ組)が「ダメ!」。しばらくして、KH君が一番後ろに並び「これでいい?」。これでなんとか解決。KH君も、去年までは、「ぼくが前!」とか並び方で喧嘩になっていたんです。やっぱり「ぼくは年長さん」の思いがあるのかな。子どもの力を信じて待ってみるって大切ですね。