サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で快進撃を続けるなでしこジャパン(世界ランキング11位)は、11日の準々決勝(日本時間午後4時30分)で初優勝を狙うスウェーデン(同3位)と対戦することになった。過去の通算対戦成績は14試合で5勝3分け6敗と黒星が1つ先行。東京五輪の準々決勝で1-3と敗れており、リベンジの相手となる。なでしこの選手たちはこの日、試合会場のニュージーランド・オークランドに移動し、調整した。
◇ ◇
なでしこジャパンの準々決勝の相手が決まった。高さのあるスウェーデンだ。米国との決勝トーナメント1回戦は0-0からのPK戦にまでもつれたが、PK5-4でスウェーデンが制した。
最後はスウェーデン7人目のキッカー、FWフルティグのキックが米国GKネイハーの手に当たってから、ゴールイン。弾いたボールをネイハーが再度ゴールからかきだし、ゴールインしたかどうか微妙だったが、ゴールラインテクノロジーによってギリギリでキックの成功が認められた。
まさに「スウェーデンの1ミリ」で、不安そうに主審の判定を待っていたフルティグらスウェーデンの選手たちは、キックの成功が伝えられると喜びを爆発させてピッチを駆け回った。
なでしこが4強入りをかけて戦うスウェーデンはサイドからのクロスを中央の長身FWに当てるのを得意とするチームで、小柄な選手も多いなでしこにとっては簡単ではない相手だ。さらにこの日の米国戦ではGKムソビッチが大当たり。前後半90分、さらに延長を含めた120分間は米国に押されていたが、ムソビッチが何度も好セーブでチームを救った。米バスケットボール界のスター、デニス・ロッドマン氏の娘トリニティーや、FWアレックス・モーガンのシュートをことごとく防いだ。
なでしこは6日、準々決勝が行われるニュージーランドのオークランドに移動し、調整した。主将の熊谷(ローマ)や今大会5得点の宮沢(マイナビ仙台)ら5日のノルウェー戦で先発した選手はジョギングで回復に努めた。それ以外の選手はミニゲームやダッシュなどのメニューで約1時間練習した。GKを含めてスウェーデンはタフな相手だが、戦術的な部分ではなでしこが上回る。万全な準備で準々決勝に臨みたい。
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/202308060001448.html◇ ◇
なでしこジャパンの準々決勝の相手が決まった。高さのあるスウェーデンだ。米国との決勝トーナメント1回戦は0-0からのPK戦にまでもつれたが、PK5-4でスウェーデンが制した。
最後はスウェーデン7人目のキッカー、FWフルティグのキックが米国GKネイハーの手に当たってから、ゴールイン。弾いたボールをネイハーが再度ゴールからかきだし、ゴールインしたかどうか微妙だったが、ゴールラインテクノロジーによってギリギリでキックの成功が認められた。
まさに「スウェーデンの1ミリ」で、不安そうに主審の判定を待っていたフルティグらスウェーデンの選手たちは、キックの成功が伝えられると喜びを爆発させてピッチを駆け回った。
なでしこが4強入りをかけて戦うスウェーデンはサイドからのクロスを中央の長身FWに当てるのを得意とするチームで、小柄な選手も多いなでしこにとっては簡単ではない相手だ。さらにこの日の米国戦ではGKムソビッチが大当たり。前後半90分、さらに延長を含めた120分間は米国に押されていたが、ムソビッチが何度も好セーブでチームを救った。米バスケットボール界のスター、デニス・ロッドマン氏の娘トリニティーや、FWアレックス・モーガンのシュートをことごとく防いだ。
なでしこは6日、準々決勝が行われるニュージーランドのオークランドに移動し、調整した。主将の熊谷(ローマ)や今大会5得点の宮沢(マイナビ仙台)ら5日のノルウェー戦で先発した選手はジョギングで回復に努めた。それ以外の選手はミニゲームやダッシュなどのメニューで約1時間練習した。GKを含めてスウェーデンはタフな相手だが、戦術的な部分ではなでしこが上回る。万全な準備で準々決勝に臨みたい。
【最後のPK動画】 【PK戦動画】
<ドイツ>
・一体何が起こったんだ?最後のPKは何だあれ
<アメリカ>
・最後のPKはもの凄かった、ラインを完全に割ったのがまだ信じられないよ。
<チェルシーサポ>
・なんという劇的な結末だ
・ゴールラインテクノロジーで判定してどのくらいゴールラインを割っていた?3mmくらい?信じられないわ!
・1ミリくらいだった
◇女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント1回戦 日本3―1ノルウェー(2023年8月5日 ウェリントン・リージョナル)
1次リーグC組を3戦全勝の1位で突破したFIFAランク11位のなでしこジャパンは5日、決勝トーナメント1回戦で同12位のノルウェーに3―1で快勝し、準優勝した15年カナダ大会以来、2大会ぶりの8強進出を決めた。MF宮沢ひなた(23=マイナビ仙台)が1ゴールを含む2得点に絡む活躍。今大会通算5ゴールは、澤穂希に並ぶ日本の同一大会最多得点となった。11日の準々決勝ではスウェーデンと米国の勝者と対戦する。
なでしこジャパンのニューヒロインが、この日も日本の光となった。宮沢が1次リーグ第3戦スペイン戦に続いて、2試合連続ゴール。日本選手の2戦連発は優勝した11年ドイツ大会の澤穂希以来2人目で、今大会通算5点目はこちらも澤に並ぶ同一大会の日本女子最多となった。
2―1で迎えた後半36分、長身ぞろいのノルウェー守備陣を快足で切り裂いた。MF藤野が右サイドでボールを持つと、スペースを右手で指さしてパスを要求し、ギアを上げる。相手最終ラインを手玉に取ってGKと1対1。シュートコースを見極め、左足でトドメの一撃をお見舞いした。
「ちょっと頭が追いつかない。ここまで点が取れるとは思っていなかった。シュートシーンもあまり覚えていない。がむしゃらにやっていた結果」
オウンゴールの先制点も、宮沢がもたらした。左サイドでボールをもらい、中央に入り込みながら右足でスピードのあるクロスを供給。これをクリアしようとした相手DFの伸ばした右足に当たり、軌道を変えてゴールネットに吸い込まれた。
50メートル6・8秒の快足に加えて、星槎国際湘南高で駆け引きを叩き込まれた。同校の柄沢俊介監督(50)は「守備陣の視線が自分から切れた時に動くだけでかなり違う」と説明。予備動作や相手を観察する力をつけさせた。ニュージーランドは高校3年時にチームで遠征した思い出の地。5日に50歳の誕生日を迎えた柄沢監督は日本で試合をテレビ観戦し「ひなたらしいゴールだったね」と愛弟子の“プレゼント”を喜んだ。
次戦はFIFAランク1位の米国か同3位のスウェーデンの勝者と激突する。宮沢がゴールを決めれば、澤を超える3戦連発、同一大会の最多得点記録も更新する。「いい準備をして目の前の相手に勝つだけ。また試合を終えて、みんなで笑い合えたら」。もはや誰も止められないアタッカーがレジェンド超えの一発で、なでしこを再び日の当たる場所へと導く。
◇宮沢 ひなた(みやざわ・ひなた)1999年(平11)11月28日生まれ、神奈川県出身の23歳。各年代別代表で主力として活躍し、16年U―17W杯準優勝、18年U―20W杯では優勝。18年に星槎国際湘南高を卒業後、日テレ・ベレーザ(現日テレ東京V)に加入。21年からはマイナビ仙台でプレー。18年11月にA代表デビュー、通算26試合8得点。1メートル60、48キロ。利き足は右。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce342d9c7e15ee1a3e2bab0c25779d8f28b73bde1次リーグC組を3戦全勝の1位で突破したFIFAランク11位のなでしこジャパンは5日、決勝トーナメント1回戦で同12位のノルウェーに3―1で快勝し、準優勝した15年カナダ大会以来、2大会ぶりの8強進出を決めた。MF宮沢ひなた(23=マイナビ仙台)が1ゴールを含む2得点に絡む活躍。今大会通算5ゴールは、澤穂希に並ぶ日本の同一大会最多得点となった。11日の準々決勝ではスウェーデンと米国の勝者と対戦する。
なでしこジャパンのニューヒロインが、この日も日本の光となった。宮沢が1次リーグ第3戦スペイン戦に続いて、2試合連続ゴール。日本選手の2戦連発は優勝した11年ドイツ大会の澤穂希以来2人目で、今大会通算5点目はこちらも澤に並ぶ同一大会の日本女子最多となった。
2―1で迎えた後半36分、長身ぞろいのノルウェー守備陣を快足で切り裂いた。MF藤野が右サイドでボールを持つと、スペースを右手で指さしてパスを要求し、ギアを上げる。相手最終ラインを手玉に取ってGKと1対1。シュートコースを見極め、左足でトドメの一撃をお見舞いした。
「ちょっと頭が追いつかない。ここまで点が取れるとは思っていなかった。シュートシーンもあまり覚えていない。がむしゃらにやっていた結果」
オウンゴールの先制点も、宮沢がもたらした。左サイドでボールをもらい、中央に入り込みながら右足でスピードのあるクロスを供給。これをクリアしようとした相手DFの伸ばした右足に当たり、軌道を変えてゴールネットに吸い込まれた。
50メートル6・8秒の快足に加えて、星槎国際湘南高で駆け引きを叩き込まれた。同校の柄沢俊介監督(50)は「守備陣の視線が自分から切れた時に動くだけでかなり違う」と説明。予備動作や相手を観察する力をつけさせた。ニュージーランドは高校3年時にチームで遠征した思い出の地。5日に50歳の誕生日を迎えた柄沢監督は日本で試合をテレビ観戦し「ひなたらしいゴールだったね」と愛弟子の“プレゼント”を喜んだ。
次戦はFIFAランク1位の米国か同3位のスウェーデンの勝者と激突する。宮沢がゴールを決めれば、澤を超える3戦連発、同一大会の最多得点記録も更新する。「いい準備をして目の前の相手に勝つだけ。また試合を終えて、みんなで笑い合えたら」。もはや誰も止められないアタッカーがレジェンド超えの一発で、なでしこを再び日の当たる場所へと導く。
◇宮沢 ひなた(みやざわ・ひなた)1999年(平11)11月28日生まれ、神奈川県出身の23歳。各年代別代表で主力として活躍し、16年U―17W杯準優勝、18年U―20W杯では優勝。18年に星槎国際湘南高を卒業後、日テレ・ベレーザ(現日テレ東京V)に加入。21年からはマイナビ仙台でプレー。18年11月にA代表デビュー、通算26試合8得点。1メートル60、48キロ。利き足は右。
【宮澤ひなたのゴール動画】 【twitter】
コメント欄などから海外の反応をまとめました
<アーセナルサポ>
・もの凄い選手だ
<ガーナ>
・本当に決定力が高い、ゴール前で沈着冷静だ
・彼女は上手すぎる
<アメリカ>
・ひなたはこの試合の前の時点で、個人でFIFAランキング1位のアメリカ女子代表と同数のゴールを決めていた、
・絶対に日本にスペースを与えてはいけない