4番目としては、作品の取り扱いとして、子どもの作品を返さなければならない。
返したことはいいことなのか。よく捨てる子もいる。家に帰ったって、見てくれない。ひどい親になると「もっとこうすれば良かった。」と言う。ならば返さない方がいい。
必ず返すと言う観念はどうなのか。これは返すけど、これは返さない。作品交流の時に紹介された様に丁寧に返すのはいい。
また、廊下に貼って必ず公開するのがいいのか。これで嫌いになる子もいる。一緒に幅1cmの間隔で貼るのがいいのか。お母さんは参観日なんかで、自分の子どもと他のこと比べてみる。
描かせるときはそんな観点で教師は見ていないが、親は比較で見てしまう。でも子どもの絵は比較ではなくて、絶対子ども一人一人の思いで描いている。出来ればクラスの後ろに3点ぐらいで、独立して見せる。
そして貼っていいか子どもにとって必ず聞く。これは人権問題。子どものナイーブな部分を傷つけてしまう。それぐらい気を遣っていくべき。参観日だから急いで貼るのはやめてほしい。絵を嫌いになるのはそんなものでしょう。
評価の問題で8割の子は嫌いになっている。納得していない。自分も失敗した、怠けたと思ったのに駄目だったのは納得できる。しかし、教師が「あれだけほめたの」に何でという部分がある。ホントは公開評価はない方がいい。