
本庄先生を語る会が8月1日に行われました。
会場は本庄康伸遺作展の会場である蔵囲夢です。遺作展の実行委員会の代表の佐藤先生が中心となり、大学の先生方、本庄先生の奥様、そして本庄先生の教え子たちが総勢26名集まりました。
在りし日の本庄先生について、お互いに語り合いました。私が学生の頃も、本庄先生の絵は全く見せてもらうことなく、今回の遺作展で初めて目にするものばかりでした。1986年から1990年頃は本庄先生が40歳になろうかという頃。入学したての大学の宿泊研修で、素人なのに情け容赦のないバドミントンの洗礼を受けたのもいい思い出です。バドミントンの奥深さを知り、私もすっかりバドミントンにハマってしまい。週末には幼児教育の体育館へ先生とバドミントンをしに行きました。

材料演習でガラスの練り棒で八の字に動かして顔料を練ったのも思い出しました。職人さんが作ったガラスの練り棒だったそうです。
病気がわかってからテンペラ画に専念し、石膏の下地に下描きを施し、全ての色彩計画も立てていたそうです。1枚だけ金箔を貼り、途中まで制作を進めていました。この下地にどんな色がのり、どんな世界が表現されていたのか。もう、想像するしかありません。

私の学生時代の同期や先輩方とも旧交を温め、新しい出会いもありました。これも本庄先生のお陰です。もう酔っぱらってしまったので、どなたが言われたのかわからなくなりましたが、「やっぱり今やりたいと思ったことは、今やらなきゃだめなんだ」といった発言が胸に残っています。

だから、私も絵を描き続けます。
会期は8月8日(土)までです。是非会場に足を運んで頂ければと思います。