今週もいつもの漢字クイズです 【全7問】
- 2021/06/13
- 21:55
前回のクイズの6問目のヒントの2つ目以降が、コピペした他の問題の、
ヒントそのままであった事をお詫びします…(汗)。
先ほど修正して、再投稿しましたが、遅過ぎですよね…(汗々)。
また、今回は問題があって、どう考えても前に出題したと思える、
「黒子」の問題が出題されていました。
「黒子」と言えば「くろこ・くろご」と呼ぶ、歌舞伎等の後見役が、
一般的だと思いますが、「墨子」とも書く「ホクロ」もあります。
で、前にこの解説を書いた覚えがあるのですが…。
なので、この問題はパスさせて頂きますね…(笑)。
お詫びをして、いつもの「漢字クイズ」を始めましょうかね…(笑)。
最初の2問は通常の問題になります…(笑)。
【質問1】
「囮」一文字の読み方をお答え下さい。
ヒント1:意味は「相手を誘い寄せるために利用するもの・人」
ヒント2:「囮捜査」は日本では認められていませんが…
ヒント3:罠のエサはこう呼ぶ事はありませんが「活餌」の場合は…
【質問2】
「茱萸」の読み方をお答え下さい。
ヒント1:意味は「晩秋の季語になっている植物の名称」
ヒント2:赤い実を沢山つける落葉高木で、実は食べられます…
ヒント3:同音の名前を持つお菓子が、子供達に大人気ですね…
次の2問は「濁の字縛り」ですね(笑)。
【質問3】
「濁酒」の「だくしゅ」以外の読み方をお答え下さい。
ヒント1:意味は「精製されていない古来からの日本酒」
ヒント2:「日本酒」を「清酒」にするには濾す必要があり…
ヒント3:「濁り酒(にごりざけ)」との違いは実は微妙な様ですね…
【質問4】
「濁声」の読み方をお答え下さい。
ヒント1:意味は「濁った、耳障りな声」で、通常は「低い声」です
ヒント2:「職業柄この声になる」場合があります…
ヒント3:「濁声」の原因が「酒焼け」の場合は問題ですよね…(笑)
「酒焼け」が出たのでもう一問…(笑)。
【質問5】
「白面」の「はくめん」以外の読み方をお答え下さい。
ヒント1:意味を説明すると答えになるので、秘密です…(笑)
ヒント2:「はくめん(中国語?)」とは意味が異なる読み方ですね…
ヒント3:「素面」とも書く、日本語への「当て字」ですかね…(笑)
最後の2問は「鳥に関連する問題」になりますかね…(笑)。
【質問6】
「羽撃く」の読み方をお答え下さい。
ヒント1:意味は「鳥が翼を広げて打ち合わす」等です
ヒント2:普通は「鳥等が両翼を広げて上下に動かす」ですね…
ヒント3:「実力をつけて、広い社会に出て行く」事の例えとしても…
ヒント4:普通のものとレアなものがあるので…(笑)
【質問7】
「鶏冠木」の読み方をお答え下さい。
ヒント1:意味は「前にも登場した落葉樹の名前」です
ヒント2:秋の「紅葉」の代表格ですね…
ヒント3:「鶏のトサカ」をイメージすれば簡単かも知れません…
ヒント4:もちろん、この表記とは別に普通のものが…(笑)
では、正解発表と解説としますかね…。
【正解1】「囮(おとり)」 です。
「鳥や獣を捕えようとする時に、誘い寄せるために使う同種の鳥や獣」を、
意味する言葉ですね…。
一種の罠ですが、一般的な「エサ」とは幾分意味が異なりますね…。
「仲間のふり」をして情報を取得したり、「カモのふり」をして襲わせて、
証拠を得たりするのが「囮捜査」になります。
やっていない保証はありませんが(笑)、日本の法律では禁止されています。
【正解2】「茱萸(ぐみ)」 です。
秋に赤い実を沢山つけ、その実は甘酸っぱく、やや渋みがあります。
お菓子の「グミ」とは無関係で、お菓子はドイツ語でゴムを意味する「Gummi」と、
英語の「candy(飴)」が合体した呼び方の様ですね…。
まあ、あまり見かけないし、食べる機会もないので、知らなくても…(笑)。
【正解3】「濁酒(どぶろく)」 です。
古い時代から作られている、日本酒の原型と呼べるのが「どぶろく」です。
「漉さない日本酒」=「濁酒」に対して「漉した日本酒」=「清酒」ですね…。
で、「漉した時に出る不要なもの」が「酒のカス」で「酒粕」です。
たんぱく質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類、有機酸、ミネラル等が成分です。
で、炭水化物や糖が残っている「濁酒」の方が「甘い」訳ですね…。
「濁り酒(にごりざけ)」は「漉す」のですが、「荒く濾す」ので、
これらの成分が多少残っている状態になります。
酒税法等では区分が有るのでしょうが、その境目の合理性を考えるとなると、
「濁り酒」と「濁酒」の違いは曖昧だと言わざるを得ないと思います…。
【正解4】「濁声(だみごえ)」です。
元記事の記者さんは「だみごえ」に漢字表記が有る事に驚いていた様ですが、
明治時代以前に一般に使われていた者には「あって当然」ですね…(笑)。
「濁(にご)る声」で「だみごえ」ですが、実際には「潰(つぶ)れた声」です…。
大声で叫ぶ事が日常の様なところでは「職業病」だとも言えますよね…。
それが似合う場合はそれで良いのですが、女性は避けた方が良さそうですね…(笑)。
【正解5】「白面(しらふ)」 です。
「白面」を「はくめん」と音読みする場合は、恐らく「中国語」の意味で、
「素顔・色白の顔・年若く経験が浅いこと」と言った意味になります…。
この中の「素顔」が転じたのが、「酒を飲んでいない普段の状態・その顔」で、
「素面」とも表記する「しらふ」ですね…。
恐らく「しらふ」は日本語で、「白面・素面」は「当て字」でしょうね…、
意味的にはかなり無理があると思いますから…(笑)。
【正解6】「羽撃(はばた)く」、「羽撃(はたた)く」 です。
「はばたく」は普通に使いますが、「はたたく」は珍しいと思います。
この場合の「はたたく」の意味は「鳥が翼を広げて打ち合わす」で、古語の意味、
「激しく鳴り響く・大きな音を立てる」の鳥バージョンになりますよね…(笑)。
音も無く「羽ばたく」事は可能ですが、「はたたく」事は出来ないと…。
まあ「羽撃(はたた)く」は超レアで、辞書によっては記載がないレベルなので、
これも覚える必要はありそうもない様ですね…(笑)。
【正解7】「楓(かえで)」 です。
「楓」は「かえで・かえるで・かえるでのき」と読めるのですが、
「紅葉の時期」以外の「緑の葉っぱ」が蛙の手に見えるのが語源です。
(このクイズでも以前に出題されましたよね…。)
今回の「鶏冠木」は逆に、「紅葉の時期」の「紅い葉」を鶏のトサカに、
見立てての命名なのでしょうね…(笑)。
もしかして、「御萩」と「牡丹餅」みたいに、季節によって変えたりは…、
していないですよね…(笑)。