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Cisco Wireless LAN Controller (WLC) - nKB
CiscoのLightweightアクセスポイント(LAP)は、無線LANコントローラ(WLC)と連携して動作するアクセスポイントである。LAPは基本的な無線通信を担当し、設定やセキュリティ、トラフィック管理はWLCが集中管理する。これにより、大規模なネットワークでも効率的に運用可能で、セキュリティや管理性が向上する。
CAPWAPモードとEWCモード
Lightweight アクセスポイントは、利用用途に合わせて機能を使い分ける必要がある。機能はコマンドで切り替えられる。
CAPWAPは、WLCによる中央集約型管理を前提とした従来のアプローチで、大規模なネットワークで有効。EWCは、アクセスポイント自体がコントローラとして機能し、特に分散型や小規模ネットワークに適している。
項目 | CAPWAP | EWC |
---|---|---|
管理方式 | WLCによる集中管理 | APによる分散管理 |
設置コスト | 専用WLCが必要 | 専用WLC不要(APに内蔵) |
冗長性 | WAN切断時、動作に制限あり | WAN切断時も完全自律動作可能 |
運用規模 | 大規模ネットワーク向け | 小~中規模の拠点向け |
設定と管理 | WLCで一括設定 | ローカルAPやクラウドで管理可能 |
参考
iDATEN(韋駄天)| Wireless 第39回 「Catalyst9100シリーズのCAPWAPからEWCへの切り替え時の注意点」
集中管理型APの再起動
集中管理型の無線APを再起動したいのにreloadコマンドが実行できない場合、
デバッグモードにすることで実行できる。
debug capwap console cli reload
※reloadの際、Saveを聞かれたら「YES」を選択する。
Solved: reload capwap ap from cli - Cisco Community
Cisco APの初期ユーザ・パスワード
無線APの初期化
PCと無線APをシリアルケーブルで繋ぐ
無線APの背面にある初期化ボタンをペン先等で押しながら、電源を投入する
20秒以上経過したら初期化ボタンを離すと、初期化が始まる 下記の表示が出て、秒数のところがカウントアップしていく
Button is pressed. Configuration reset activated Keep the button pressed for > 20 seconds for full reset
- 初期化が終わり、起動してきたら初期パスワードでログインする
※初期化するとEWCモードになるので必要に応じて、CAPWAPモードに変更する ap-type capwap
トラブルシューティング
IOS イメージで稼動する AP のフラッシュフォーマット手順 - Cisco Community
WLCで取得すべき基本ログ - Cisco Community
APで取得すべき基本ログ - Cisco Community
外部リンク
Lightweight アクセスポイントの DHCP オプション 43 の設定 - Cisco
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