苫小牧市中心部にある、宇宙に関する展示施設。世界に1機しか存在しない旧ソ連宇宙ステーションの「ミール」を展示している。
この「ミール」は、1986年2月に旧ソ連が打ち上げた世界初の長期滞在型の宇宙ステーションの予備機であり、世界でここでしか見ることができない。
展示館には、予備機のミール本体、天体物理観測モジュール・クバントが接続されて展示されている。
ミールは重量20.4t、全長13.13m、幅4.15m。操縦室や無重力対応トイレなど、内部を見学することができるほか、日本人初の宇宙飛行士秋山豊寛氏の資料も展示されている。
また、当展示館正面玄関前には、日高線を走っていたC11-133蒸気機関車で、「たるまえ号」として活躍したSL車両が展示されている。
1975年5月に当時の国鉄から永久貸与という形で設置された。
このほかにもさまざまな展示物や体験コーナーが設けられており、楽しみながら科学の世界を学べる魅力的な場所である。