キノコ採りに奥多摩へ出掛け、ゼフの越冬卵もついでに探してみた。
この時期ともなると山間部のキノコは終盤で、クリタケや運が良ければイヌブナの倒木にナメコの群生がみられる。しかし、目ぼしい場所は先行者が入っていて、連休最終日では期待が薄い。クマの出没も気がかりで余り山深く入っていくのも気が止めたため、結局、キノコの成果は大したことなく、ついでの卵探しがメインとなってしまった。
越冬卵を探すには、広葉樹が落葉してからの方が見つけ易いが、この時期なら寒さや雪の心配もなく、小枝をたぐり寄せて小さな卵を見つける根気の要る作業も余り苦にならない。
今日は、ルーペではなくシニアレンズ、いわゆる老眼鏡を持参して初めて野外で使ってみた。普段、仕事以外でかける事は滅多に無いが、これが功をなしてか、順調に卵を見つけることが出来た。
手始めにメスアカミドリが道路沿いのヤマザクラから見つかった。この蝶の卵はかなり大きく目立つため、裸眼でも見つけることが出来た。

Caplio R3 (トリミング拡大)
続いて、マンサクの幼木からウラクロシジミを。この木には、これらの卵以外にも3卵ほど見出せた。

Caplio R3 (トリミング拡大)
最後の難関はフジミドリ。毎年この蝶の卵は少ない。と言うより採卵跡ばかりで、中々見つけ出せないと言った方がいいかもしれない。それ程採卵が盛んに行われているため、目ぼしいイヌブナのひこばえは殆ど期待できない。今回もそんな採卵跡を見送りながらも、運良くイヌブナの大木の根元から出ていた2m程の小木から卵が見つかった。が・・・老眼鏡越しに良く見ると、孵化後の抜け殻や寄生バチが出たような後の卵殻ばかりが見つかる。

Caplio R3 (トリミング拡大)
半ば諦めかけていたが、辛抱強く探してなんとか1越冬卵を探すことが出来た。

Caplio R3 (トリミング拡大)
これらの卵は、木登りもせずに観察できるので手頃な種とも言えるが、反面、採卵されてしまう可能性も高い。来春には無事に孵化した幼虫を観察に再訪したいと思う。