所沢市の公園に出掛けた。11月7日以来の訪問だ。この日は多くのムラサキ兄弟やウラギンシジミが開翅してくれ撮影を楽しめた。ただ越冬状態の個体は1頭しか確認できなかったので、その後がどうなっているか確認したかった。
時刻は午前11時を回っていたため、ムラサキ兄弟はサザンカやマテバシイの周りなどで活動している。
前回同様、かなりの個体数が確認出来るが、塒を確認した場所にムラサキツバメの姿は見当たらない。
日当たりの良い場所にはムラサキシジミとムラサキツバメの開翅する姿が観られる。
やがてムラサキツバメが近くの葉上に移動し始めた。初めは2頭が3頭に、
そして5頭が集まった。
この時はまだ日が当っていたが、暫くすると日陰となり、そのタイミングを分かっていたかのようだ。
決して大きな集団ではないが、この場所では今までで最も大きな塒となった。
動画はこちら今日はウラギンシジミの姿がなかったのが残念だ。既に越冬態勢に入っているのだろうが、見つけることは出来なかった。下草のヤマトシジミやキタキチョウも個体数は少なくなった。
今日は穏やかな陽気となった。
庭のクロマダラソテツシジミは玄関先のプランターの周りで夜を過ごし、気温が上がるとウインターコスモスなどで吸蜜を始める。
そこに新たな雌がやってきた。雄は追尾するが、それをものともせずウインターコスモスで吸蜜し始めた。
雄はこの場がお気に入りだが、この雌に奪われてしまった状態だ。うしろのハイビスカスに雄の姿(黄丸内)がある。
これらを撮影していると、さらに新たな雌がやってきた。
近くのホテルなどでは続々と羽化が始まっているので、それらの個体が吸蜜する場所を求めてやってきたのだろうか。
この日は庭にムラサキシジミの姿もあった。
アラカシが庭にあるのでそこで育った個体と思われる。翅は伸びているがまだ上手く飛べない。翅を開くかと待ってみたが、閉じたままだった。暫くそのままにしておいたらどこかへ飛んで行ってしまった。
前日にも羽化したムラサキシジミが庭にいた。ただこちらは私が気付かずに踏んでしまったのか、翅が変形し上手く飛べない状態だった。
どちらも残念だった。
11月26日には畑が真っ白になるほど霜が降りた。翌27日は再び20℃を超える暖かな陽気となった。朝から窓のフレームにクマソの姿があったが、翅を開くことなくどこかへ消えてしまった。
気温が高い割には庭にクマソの姿は少ない。
近くの神社に出掛けると、そこにクマソの姿があった。
出掛けたついでに近くのホテルを覗いてみると、1頭が羽化していた。
28日も穏やかな陽気となり、玄関先のプランターの周りには雌雄のクマソが観られた。
いよいよ今シーズンのクマソも終盤だなと思われる。9月20日に始まり、2か月以上の長い期間楽しませてもらった。来年はどうなるのだろうか。
今日は真冬並みに気温が低下した。入間川河川敷にムラサキシジミ、ムラサキツバメの様子を観にいく。
行きがけにホテルのクロマダラソテツシジミの様子を観ると、3頭が羽化していた。
今日は風が強かったため、翅が伸びて乾く前に強風を受けてしまったのだろうか、2頭の翅が変形してしまっている。
こちらの個体は翅が開きっ放しだ。
可哀想だが元気に活動出来れば良いが・・・
河川敷に着いてマテバシイを覗くと、直ぐにムラサキシジミの姿が確認出来る。時刻は午前11時を回ったところ、日当たりの良い葉に止まった雌はよく開翅してくれた。
その後、マテバシイの周りを活動する姿があり、追っていくと下草に止まった。今度は雄で、葉上で開翅してくれた。
先程の雌はその後、マテバシイの葉で休眠態勢に入った。
別のマテバシイを覗くと、その周りを飛ぶシジミチョウの姿があり、追っていくと低位の葉に止まった。こちらはムラサキツバメだった。近くにはもう一頭が確認でき、暫くすると翅を開き始めた。
どちらも雄だ。
やがてどちらともなく飛び立ち、マテバシイの葉に潜り込んでしまった。どうもここが塒のようだ。
今後、さらに大きな集団になることを期待した。
朝から気温が高め、日中は25℃に届きそうな暖かな陽気となった。
自宅のクロマダラソテツシジミは朝から活動している。
下の雄は当初から自宅に居着いた個体で、メダカを掬う網の柄やプランターの草花がお気に入りの定位置だ。翅はかなり破損が進み痛々しい。
妹の家も覗いて見ると、ソテツに雄が止まっていた。綺麗な個体だ。
午後、近くのホテルのソテツを覗いて見ると、今日羽化したと思われるクマソが2頭止まっていた。
奥の個体もストロボを当てて撮影しておいた。
昨年、初めてクマソが自宅にやってきたのが11月29日だったので、今後も飛来が期待できる。ただ、明日から気温がかなり下がるとの予報なので、羽化してくるクマソには厳しい活動条件になってくるだろう。
ところで、クマソを撮影していて気が付いたことがあるが、通常の大きさの個体に混じって極小の個体が観られることがあった。
写真は、千葉の公園で撮影した雌と、
昨日(11月16日)の夕方、自宅のソテツに止まっていた雌で、
比較するものが無いのでその大きさは分かりにくいが、いずれも通常の個体よりかなり小さなサイズであった。幼虫期に集団の中で十分にソテツを食べられなかったのが原因なのだろうが、栄養失調にもかかわらず、無事に羽化する逞しさがこの蝶にはあると思った。
10月18日、近くの丘陵内にナラタケなどのキノコを探しに出掛けた。
今秋は適度な雨量もありキノコの発生には条件が良い。薄暗い林内を歩いていると、突然大きな褐色の蝶が飛び出した。直ぐにクロコノマチョウと気が付き、飛んだ先を追っていくと低木に止まった。
撮影後、キノコを探しているともう一頭が飛び出した。
10月22日は狭山市の公園に出掛けた。ここには植物園があり、ソテツがないか確認するためだ。残念ながらソテツは無かったが、折角来たので園内の雑木林を散策してみた。
林内にはクヌギの大木も多く、キクイムが入った穴から樹液を出している。そこには沢山のスズメバチがきていて、クロコノマチョウの姿もあった。撮影しようと近付くと飛び立って近くの下草に止まった。
この個体は、翅の形状からすると夏型のようだ。未だ夏型が観られたのには驚いた。
11月6日の夕方、友人宅に干し柿にするための渋柿を分けてもらいに伺った。柿を取ろうとすると、クロコノマチョウが飛び立った。落ち柿にきていたようだ。残念ながら、その時は隣の家に飛んで行ってしまった。
辺りはもう薄暗い。ところが、暫くするとまた落ちた柿にやってきて吸汁し始めた。
カメラを車に入れておいて良かった。
11月13日の午後4時過ぎ、今日はクロコノマチョウがいないか近くの谷戸に出掛けてみた。樹液を出しているコナラを覗くと、狙い通りクロコノマチョウが樹液にきていた。
辺りは薄暗いが慎重に近付いて撮影し、反対側に回ろうとすると気配を感じて逃げてしまった。
暗くなっても動きが活発で、まるで忍者のようだ。