錦です。
NVIDIAがまもなく発表すると見られる「GeForce RTX 3080 Ti」について、VideoCardzがいくつかの新しい情報を共有しています。
RTX 3080 Ti
モバイル向けGeForce RTX 3080 Tiは、現状のラップトップ向けGPUの中で最上位「GeForce RTX 3080」の更に上位に位置することになる未発表のGPUで、CESで登場すると言われています。
7424基のCUDAコア(58 SM/58 Tensor/232 RT)を搭載すると見られており、コア数だけで見るとデスクトップ版RTX 3070 TiとRTX 3080の中間に位置します。GPUコアには初めての登場となるGA103 GPUが採用される見込みです。
vRAM
モバイル向けRTX 3080 Tiのメモリは256bitの16GB GDDR6メモリが採用されると見られています。で、今回新たにわかったことはメモリ速度が16Gbpsになるということです。モバイル向けRTX 3080が14Gbpsだったので容量以外の仕様もアップグレードされていることになります。
消費電力
まず、RTX 30シリーズはラインナップ全体として機械学習によってCPUとGPUの消費電力を動的にシフトする事ができる「NVIDIA Dynamic Boost 2.0」が有効になっていることを前提にしておいてください。
RTX 3080 Tiは最大175WのTGP(Total Graphics Power)になるとされています。ただし、RTX 30シリーズは今の所すべてのモデルがcTGPを採用しており、ラップトップメーカーはデバイスの熱設計に基づいて消費電力とクロックを調整することが出来ます。VideoCardzの記事では最大が175Wになっているとのことなので、可能性としては最低120W程度まではクロックと消費電力を下げる事ができるのでしょう。