動楽亭昼席8月席 第4日
<本日の演目>
桂りょうば 「桃太郎」
桂米輝 「医者の夢」
桂米左 「替り目」
桂しん吉 「赤べこマン」
-中入り-
桂まん我 「青菜」
桂雀三郎 「船弁慶」
三味線:大川貴子
まん我さんは青磁鼠地に白い小さな柄が飛んだお着物に鉄色のお羽織。
昼席に向かう日は正午をいくらか過ぎた頃に出発するのですが、 をいつもの駐輪場に置いて地下鉄に乗り込んだ途端に全身から汗が吹き出します。
■りょうばさんは最近よく聴くこまめに笑う枕からの「桃太郎」。
今の子供ってホンマにお話聴きながら寝たりせ~へんのやろか?
私もマッカーサーが来るより前の子供ではないねんけど…。
■米輝さんは自作の「医者の夢」。
調理師免許を医師免許と聞き間違えて医者になったという人物が主人公のトンデモなお話で、米輝ワールドへ。
■米左さんは昔米朝師匠に電話で呼ばれてお酒のお相手をされた頃の思い出話を枕に「替り目」。
まん我さんでは都都逸が出て来そうなところに古~い歌謡曲(?)が入ります。
おでんの具も演者さんによって違いますね。
■しん吉さんは中トリなので古典を掛けはる心づもりやったそうなんですが、米輝さんに触発されて鉄分たっぷりの「赤べこマン」。
今回は全国屈指の秘境路線、只見線が取り上げられています。
相変わらず道子さんは神出鬼没!
しん吉さんの新作を聴くと程よく観光案内になっている気もします。
■まん我さんは『普通の噺を…』と「青菜」。
まん我さんの「青菜」は極端な演出はなくて、大きな木があって涼しげなお屋敷や長屋の夏の暑苦しい様子、また登場人物たちの何気ない会話からほっこりする人間関係を感じて大好きな噺です。
■雀三郎さんは「船弁慶」。
まん我さんのお松つぁんと雀三郎さんのお松つぁんはやはり風貌が違って目に浮かびます。
こちらが多数派と思われますが喜ぃさんが据えられるお灸はでっかいのを一つ、まん我さんのように背中に小さなもぐさを並べるのとは違っています。
最後の能掛かりのシーンがすごく決まっていて、噺がぐんと引き締まる印象です。
今日も充実の6席を楽しませて頂きありがとうございました
天気予報では今日の動楽亭からの帰り道の時間帯は昨夜から傘マークがついたり消えたりしていました。
幸い動楽亭を出る頃にはまだ降っておらず、いつもの駐輪場の駅に着いたら水たまりが出来ているけど雨はほぼ上がった後という状態で濡れずに自転車で帰ってまいりました。
ほな、また明日。
- at 23:11
- [あれこれ鑑賞・・・落語]
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