第276回桂米朝一門による尼崎落語勉強会 @アルカイックホール・ミニ
<本日の演目>
桂米舞 「桃太郎」
桂りょうば 「阿弥陀池」
桂弥っこ 「八五郎坊主」
桂米左 「軒付け」
-中入り-
桂米平 「大安売り」
桂まん我 「油屋与兵衛」
三味線:豊田公美子
まん我さんのお召し物は灰青のお着物に藤納戸色のお羽織。
久しぶりに尼崎へ向かいます。
実はここの会員になってるんやけど、最近はこの落語勉強会にまん我さんが出はる時にしか行けていません。
この小さなホールで古澤さんのマイクなし生演奏を聴けていたのは贅沢やったなぁ。。。と懐かしく思います。
■過日西宮で舞台番をしてはった米舞さん、落語を聴かせて頂くのは今夜が初めてです。
風貌やお声が可愛らしいので「桃太郎」のケンちゃんを地で行く感じ
子どもが出て来ぇへん噺やったらどんな感じなのかと興味が湧きました。
■りょうばさんはお馴染み「阿弥陀池」。
枕を聴いていたら一昨日の落語定食の幕前トークの話題を一つ思い出しました。
「阿弥陀池」はとてもよく出来た噺なので、噺の中のダジャレが決まると拍手が起こることがよくありますね。
■弥っこさんは「八五郎坊主」。
弥っこさんは勢いもあるし間もよくて、たくさん笑わせてくれはります。
楽しい法春さんでした。
ご飯粒を糊代わりに使うなんていうのも今どきの人にはピンと来ぇへんのやろなぁ。
■中トリは米左さんで「軒付け」。
『下手な歌を聴いたら味噌が腐る』というのは子供の頃よく聞きましたが、どういう根拠なんでしょうね
その言い習わしがあらばこそのこの噺です。
■中入り後に米平さん。
もっとふっくらしてはった頃の印象が強いので、過日は眉毛が目立つと書きましたが、今夜はお顔が濃い目に見えるなぁと思いました。
「大安売り」の元の四股名が『粉山椒』
米紫さんの『たけのこの里』も秀逸やと思っていましたが、『粉山椒』もえ~な~
■まん我さんは枕なしに「油屋与兵衛」。
一昨日もこの噺のまん我さんのはんなりした語り口が印象的でしたが、今夜のまん我さんは弥増してはんなり~
私は登場人物一人一人の体温を感じる気がするのがまん我さんの落語の大きな魅力の一つやと思っているのですが、この噺もそうです。
こんな与兵衛さんと吾妻太夫を描き出せるのは唯一無二やと思います。
めっちゃ別嬪さんの吾妻太夫が目に浮かびました。
この会場で聴く落語会はいつも客席の反応が気持ちよくて、一緒にその中に混じって聴く落語の楽しさが弥増す気がします。
よく笑いはるのもそうですが、聴き巧者が多いのかなぁ。
米朝師匠のお膝元やからでしょうか?
- at 02:05
- [あれこれ鑑賞・・・落語]
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