第114回めいぷるごにんばやしの会 @箕面市立メイプルホール 大ホール
<本日の演目>
桂ひろば 「大安売り」
桂吉弥 「京の茶漬」
桂紅雀 「青菜」
-中入り-
桂まん我 「癪の合薬」
桂米紫 「三年目」
三味線:はやしや律子、はやしや都美礼
まん我さんのお着物は白と藍墨茶の細かい縞柄、お羽織は鳩羽色。
台風14号が通り過ぎて行ったら急に空気が入れ替わったようでとても涼しくなりました。
箕面の夜は肌寒いのやないかと想像していましたが、今日のところはそれほど大阪市内との差はないように感じました。
■昔からひろばさんにはお相撲の噺が似合いはると思ってきましたが、それはひろばさんが実際にお相撲をお好きな所為かも知れません。
ひろばさんに影響されて4歳にならはるご長女さんもお相撲好きなんやそうです。
「大安売り」の『向こうが勝ったり、こっちが負けたり』を『勝ったり負けたり』と表現する手口って、どこかで見るような気がせんでもありません。。。
■ひろばさんが可愛いお嬢さんのエピソードを話さはったので、負けじと吉弥さんも17歳にならはるお嬢さんの話題を枕に「京の茶漬」。
昔々の京都が舞台と勝手に思い込んでいたので、コロッケ5個とか出てきて、えっ、最近の話なのか!?
私が若い頃に知り合った京都の女性たちは揃いも揃ってストレートな物言いをする人達ばかりやったので、この噺にある京都人気質のようなものの片りんも感じませんでした。
今はさすがに『お茶漬けでも』も言わはらへんでしょうね。
■紅雀さんはご自身を“枝雀教の信者”やと言わはるので、ほんじゃまん我さんは“枝雀教文我派の信者”なのかなぁ?と思ってしまいました。
昨日の“枝雀教雀三郎派”の雀五郎さんに続き今夜は紅雀さんの「青菜」。
私が初めてこのごにんばやしの会に来た2009年の7月にも紅雀さんは「青菜」やったなぁと思い出します。
今夜は『躾と教育』の件はありませんでした。
この噺は笑いの多い噺ではあると思いますが、紅雀さんが演じはると弾けるような笑いを誘いはるんですよねぇ。
■まん我さんは秋の箕面が舞台の「癪の合薬」。
今夜は昨日の10倍くらいの客席やと思いますが、青大将の『じゃ』への反応が大きくてちょっと驚きました。
今夜も可内さんは笑う、笑う
サゲに入るところでちょこっと噛んでしまわはって、米紫さんを喜ばせてしもぉたはりました ムムッ
■米紫さんは「三年目」。
まん我さんが「茶漬幽霊」として演じたはるものと基本的には同じ噺です。
同じやけど、あっちゃこっちゃいろいろと違っています。
米紫さんはしんみりとしたお花さんの語りをたっぷりと聴かせて、噺全体をしっとりした雰囲気に包み込んだはりました。
今夜は皆さん余り長い噺はしたはらへんので、終演が思いの外早かったようでした。
次回は11月15日(火)、まん我さんの「らくだ」が掛かります。
- at 02:02
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