染左・まん我ふたり会 @難波サザンシアター
<本日の演目>
林家染左 「餅屋問答」
桂まん我 「かぜうどん」
-中入り-
桂まん我 「牛ほめ」
林家染左 「死神の穴」
まん我さんのお着物は白地に黒の細かい柄もの、お羽織は紫紺色。
お色直しは櫨色(はじいろ)のお着物に雀茶色のお羽織。
OCATにあるお店で腹ごしらえしてシアターに戻る時、身体がフワッとなるほどの強い風が吹きました。
いつもの駐輪場からの帰り道に軽く不安がよぎったほどです。
さていよいよ私にとって今年の落語納めです。
そう言えばまん我さんもこの会が仕事納めで、明日はおせち料理を作ろうか…なんぞと昼間の会で言うたはりました。
そしてトリイホール、豊中市立伝統芸能館、と会場を変えながらこの会は今夜が第8回になりますね。
何故か昼間の会は客席の女性率が高め、この会は男性率高めでした。
■私達はまん我さんの会で船場サザンシアターに幾度か通っていますが、染左さんにはここは初めてでちょっと珍しかったみたいです。
確かに黒い幕に囲まれたステージがちょっと独特な雰囲気を醸し出している気がします。
座席はとても快適です。
染左さんで「餅屋問答」を聴くのはたぶん初めてですが、沙弥卓然さんの物言いが丁寧です。
それと餅屋の親父さんを『兄貴』て呼んだはるのがちょっと新鮮でした。
やはり『おやっさん』と呼ばれるより『兄貴』て呼ばれたはる方が若い人を思い描きますね。
■まん我さんはネタが出ていた「かぜうどん」。
まん我さんの噺はこの噺なら遊んでいる仲間のリーダー格の人が男前。
ま、私にとっての代表は「しじみ売り」の清之助親分なんですが、ちょくちょくそういう内面的男前の人物が登場しはります。
ドラマなら二枚目の役どころ、っていう感じです。
今日も風邪の人のおうどんがとても美味しそうでした。
■中入りの後は再びまん我さんで、「牛ほめ」が掛かりました。
まん我さんの演じはるアホは可愛げがあって好きです。
いつも言うたはるけど、上方落語のアホはアホなようですっかりアホとはちゃうんですね。
ちなみに来月の箕面の会でネタ出しされていて、色気がにじみ出る「牛ほめ」が掛かる予定です。
■染左さんは「死神の穴」。
染左さんがクロアチア民話をもとに創作しはったという新作落語です。
ちゃんと聴いていたつもりなのに、中ほどで夢の世界に入ってしもぉたらしく、噺の始めと後半とのつながりがわかりませんでした
でもこの死神さんの呪文はあの「死神」さんの呪文と同じような効能らしい。
面白そうな噺やったのに、きちんと聴けずめっちゃ後悔。。。
再度どこぞで聴く機会に恵まれたいと思います。
昨秋大昌寺さんの染左さんの会にまん我さんが出はった折はお二人のトークコーナーがあり面白うございました。
せっかくのふたり会なのでトークというほど長くなくてもお二人そろって客前に立たれるのを見たい気持ちがあるのですが、そう思うのは私だけなんでしょうか。
この後、歌之助さんや雀太さんとのふたり会が予定されていますが、開演直後でも中入り前後でも終演直前でも、お二人揃いはるシーンがあると嬉しいのやけどなぁ、と思っています。
- at 01:54
- [あれこれ鑑賞・・・落語]
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