第13回浪花三座会~たっぷり長講~ @トリイホール
<本日の演目>
桂二葉 「子ほめ」
旭堂南青 「男の花道」
桂吉坊 「柏木」(本田久作 作)
-中入り-
桂まん我 「佐々木裁き」
まん我さんは黒紋付の対をお召しでした。
今夜はまん我さんの出たはる落語会に行けるので、仕事もスイスイ♪機嫌よく1日を過ごしました -★
今夜はTOPが二葉さんなのも嬉しい♪
二葉さんで「子ほめ」を聴くのは初めてでした。
喜六のセリフを言わはる時の独特の間と息の抜き方がなんとも可愛らしい
伊勢屋の番頭はんとはサラッと。
南青さんの「男の花道」という話は歌舞伎役者中村歌右衛門と眼科医(お名前を覚えていません )の友情物語で、お声もしゃべり方もオトコマエな南青さんですが、カッチョイイシーン満載のお話でした。
吉坊さんは先月池田で拝見した時は舞台が遠くて気付きませんでしたが、ちょっと太りはったかしら?
少し日焼けなさっているようなお顔色で、これは先月も思ったのですが、何だかお声も以前より太くならはったように感じます。
「柏木」という噺は聴き終わった後で『もやっとする』と枕で予告したはりました。
源氏物語にはさほど詳しくなくて、大昔に現代語訳したものをサラッと一度読んだことがあるという程度の知識のない私ですが、登場人物の名前が全て源氏物語に由来していることはわかりました。
っていうか、全ての名前が源氏物語過ぎて、ちょっとそれに気を取られる気もしました。
幼女の頃から光源氏の手元で育てられ、匂いたつように美しくかつ聡明な女性という印象の紫の上は年増のお妾さんとして登場し、しかも『紫さん』と呼ばれる度に露の紫さんのお顔が脳裏を去来します
ちなみに柏木さんのお名前を聴いて浮かぶイメージは若いお公家さんがチェロを抱えていたりして…
後半、少々コックリしてしまったようです、スンマセン
中入りを挟んでまん我さん登場。
久々に聴く内弟子時代のあやちゃんエピソードを枕に「佐々木裁き」でした。
この噺はいろんな方で聴きますが、四郎吉っちゃんの年齢が演者さんによっていろいろです。
6~7歳というのもあって幼な過ぎる気がするのですが、13歳というのが一番多いように思います。
まん我さんの四郎吉ちゃんは11歳で、私はいつも絶妙な年齢設定やと思っていたのですが、何故か今夜は『12歳』と言わはりました。
それだけの所為なのかどうか、いつもの小柄ですばしっこい少年よりは、少しがっしりした体格の笑顔の似合う日焼けした少年が目に浮かびました。
今夜の四郎吉っちゃんもちょっと逞しくて快活な印象があって、これもええなぁ。
まん我さんの登場人物はいつも血が通ったように具体的に目に浮かんで活躍してくれるところが楽しいんです。
“たっぷり長講”と謳われた会ですが、今回はそれほど長時間には及ばず、ほどよく終了したようです。
南青さんと吉坊さんのツイートによると次回は10月19日(月)の開催とのこと。
年2回のお楽しみ、次は何を聴かせてくれはるんでしょうね。
- at 23:13
- [あれこれ鑑賞・・・落語]
- TB(0) |
- CO(0)
- [Edit]
*Comment
Comment_form