今朝はずいぶんと冷え込みました。
つい先日は、シャツを腕まくりして、上着を腰に巻いて京都を歩いていたというのに。
バブル世代でしたので、「るるぶ」に載っているような神社仏閣は、若い頃にほぼ全て制覇しております。
(単に歴史好きだったこともあるけど)
そこで今回は、訪れたことのない場所に行くことにしました。
その一つが、京都御所。
あそこはとにかく広い。時間のない観光客にはデカ過ぎる。
入り口には警官が待機していて、カバンの中身をチェックされます。
ネックストラップのついた札を渡され、首にかけて見学します。
入ってすぐのところに休憩所があり、そこでトイレに入ると、無料の宮内庁職員によるガイドツアーが始まるところでした。
大勢の人に混じって、わたしもなんとなくついて行くことに。
これがまぁ、楽しめたのです。
建物の説明や、歴史的な背景の解説もありますが、裏話的な面白いエピソードも盛り沢山。
無味乾燥なガイドとは全然違います。
「ここに宿泊されたのは、昭和17年、昭和天皇が最後です」
「その時急遽カーテンが吊るされ、その時のカーテンレールがまだ残っています」
「銅製でしかも菊の御紋章入り。ニトリじゃありませんよw」
「ほら、上のほうにかすかに緑色が見えるでしょう?」
一同(ドレドレドレドレ)
「光る君への大河ドラマで、左大臣や公家達が会議を開いている、廊下のような場所があるでしょう。あれは、左手の奥のほうにあるんですよ」
「宮内庁職員から言わせるとつっこみどころ満載です。あんなに狭くはありませんよ。ここからは見えませんけどw」
一同(ドコドコドコドコ)
という調子で、小1時間があっという間でした。
太平洋戦争の御所の疎開の話なども出て、最後は見学者から拍手が起こりました。
11月27日から、秋の特別公開があるそうですよ。