期待値を追い求めてギャンブルに挑む、元パチプロのセールス森田。多くのギャンブル記事を掲載している「勝SPA！」の担当編集として、さまざまなギャンブルに果敢に挑戦する実戦記を漫画でお届けする。 　第5話までは、月額1万円の競馬オンラインサロンに入会して「丸ノリしたら勝てるのか」という検証を行っていた。約8ヶ月ほどノリ続けた結果、終盤に負けが続き、なんとトータル100万円負けという結果に……。 　この負債を取り返すべく、元パチプロのセールス森田は、SPA！編集の仕事をしつつ、真剣にパチンコ実戦に取り組むことにした——。 漫画／ハッシー橋本 ＊　＊　＊ 　久々にパチンコ“ガチ実戦”で無事に勝利しましたっ！ 　もちろん、勝SPA！掲載のパチンコ記事はすべて私が編集しているので、情報収集のためにもパチンコは定期的に打っていました。ただ、新台を打ったり仕事終わりに打ったりしていたら、なかなか勝つことはできません。収支をつけ始めて10年連続でプラス収支を記録していますが、SPA！の仕事がメインであった昨年のパチンコ年間収支は過去最低で、「なんとかプラスにできた」というレベルでした。 　しかも今年は、10月末時点でマイナス収支。競馬でとんでもなく負けて、しかも得意のパチンコでも負けるなんて……。なんとしても今年の年間プラス収支にすること、そしてこの連載でつくってしまった100万円の赤字を取り返すこと、この2つを目指してガチ実戦を続けていきます！ 　実は3年ほど前、地元のパチンコ店で出禁宣告されました。そのとき店員さんに言われた言葉は、今でもハッキリと覚えています。 「お客さん、当店では禁止している攻略打ちをされているので、この確変が終わったら遊技終了です。会員カードも没収となります。あ、それとこの後もその打ち方したら交換もしないので」 　ちなみにその日は朝から並び、投資4万円でようやく当たり、連チャンが続いてようやくトントンまで持ってこられそうなタイミングでの“お声がけ”でした。しかもそのホールは、よく通っていた“マイホ”のパチンコ店。今まで注意すらされていなかったのになんで……。 　ショックな気持ちを抱えながら打ったその確変は、その言葉の直後に終了し、あっけなく時短もスルー。このコラムを書くにあたって、その日の収支を見てみたら、「投資4万円、回収38660円、マイナス1340円」と刻まれていました……。 　あとから知ったのですが、どうやらそのホールの近くに超大型のライバル店ができた影響で、プロ対策を強化していた時期だったとのこと。だからといって、会員カードの履歴を見ればわかるであろう常連客を排除しなくてもいいのに……。 　いや、常連客であっても勝てる客だったので“お得意様”ではなかったでしょうけど。 　そのとき打っていたのは、今回打ったのと同じ「海物語in沖縄5」でした。そして開始早々に店員さんからの注意。こちらの店舗も10年以上前からよく行くマイホで、過去に注意されたのは1回のみでした。そのときは、パチンコ雑誌の「CR真・北斗無双のST中に何玉増やせるのか」という企画の実戦中だったので仕方ないとして……。 　そして「裏でデータ管理をしていますので」とのことだったので、そこからは過度な攻略打ちはせず、ほどほどの打ち方をしました。この打ち方もそうですが、注意されたときに申し訳なさそうに「そうっすよね」という口をしながらペコペコするのも、出禁にならないコツだと思います。 　結果的には、終盤に7連→9連と続いたことで、なんとか大勝ちに成功。この連載の実戦としては初打ちだったので、幸先の良いスタートといえるでしょう。 　パチンコで勝てるかどうかは期待値次第。なんとか勝てる日と勝てる店を選んで、しっかりとプラス収支を積み上げていきたいと思います。月一連載なので、次回もお楽しみに！ 実戦・文／セールス森田愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上！サウナめし』はサウナ好き必見の一冊　Twitter @hashimotosan84