廃校で新感覚のキャンプ場サウナ体験。25mプールと腰洗い槽の水風呂、プールサイドでゆったりまどろむ【ミスSPA!2023 戸塚咲季/ベストサウナvol.38】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第27回は『CAMPiece横芝光』(キャンピースよこしばひかり)をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 戸塚咲季ちゃん
テキサス生まれ群馬育ち。T150 B74 W53 H75。3rd DVD『想い想われ』(エスデジタル)が発売中。サウナ好きなあざかわ女子
千葉県東部に位置し、九十九里浜に面した自然豊かな横芝光町。この地にある廃校を利用したキャンプ場「CAMPiece横芝光」では、新感覚のサウナ体験が味わえる。
’20年3月まで児童が通っていたこともあり、外観は小学校そのまま。校門をくぐると、白い校舎、体育館、生き物の観察池などがあり、思わず郷愁に包まれる。プールの隣にある物置小屋を改装してサウナは造られており、内部は特徴的な円形で最大15人収容可能。キャンプファイヤーのように輪になってサウナを楽しんでもらいたいという思いが込められているのだとか。
サウナ室中央にはモキ製作所の巨大な薪ストーブが堂々と鎮座。温度設定は70~80℃というが、体感では100℃近い熱さがある。加えてセルフロウリュもできるのだが、施設内に生育するローズマリーやミントの葉を摘んで天然アロマ水に利用できるのが心憎い。この熱気とフレッシュな香りは新感覚だ。
そして、最大の魅力は、25mプールを水風呂代わりに使用できることだろう。地下水をかけ流しにしているため、水質が軟らかく、水の入れ替えも頻繁に行っているので、プール特有の塩素臭が一切ない。さらに、プール前後の消毒でお馴染みの腰洗い槽も水風呂に転用されており、コンパクトな浴槽をかけ流しの地下水が常に満たしているため、約18℃という本来の冷たさを味わえる。
プールサイドにはととのいスペースとしてウッドデッキが敷かれ、インフィニティチェアも設置。そののどかな風景に、プール終わりの午後の授業中のような心地よいまどろみを感じた。プールに浮かべたボートでの水上外気浴も素晴らしい。広いプールの中央で、周囲に邪魔されることなく、自分だけの世界に浸ることができる贅沢な時間だ。
サウナ利用は2時間が基本枠だが、プランによっては50人以上での利用も可能。プールサイドでバーベキューをしながらファミリーやグループでゆったり過ごすだけでなく、企業やサークルの交流会にもよさそうだ。現在もテントエリアはあるが、今後は校舎内に宿泊施設の整備も進めているらしく、まだまだ施設は発展途中。これからどんな場所になっていくのか、大人の秘密基地が造られていく過程を覗き見ているようで、とてもワクワクさせられた。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
キャンプ場兼サウナに生まれ変わった廃校
円形サウナで汗をかいたら、25mプールへダイブ!
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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