『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。 　今回のマンガで取り上げたのは「SyFu」という仮想通貨プロジェクトです。最近、仮想通貨界隈でやたらと話題になっていて、「これは乗らないといけないんじゃない？」って思っていました。 　だって、SNSでも「SyFu、ヤバい！」って言ってる人が多くて、俺もちょっと興味が出ちゃったわけですが……。結果としては買えませんでした。くそ〜……残念すぎる！ 　そもそも、このプロジェクトが何なのかというと、実はまだよくわからないんです。サイトを見ても詳しいことはあまり書かれてなくて、どちらかというと「謎」な部分が多い感じなんですよね。 　なんでも「ゲームっぽい」っていう噂はあるんですが、それがどういうゲームなのかとか、どういう仕組みで成り立っているのかとか、はっきりしたことが全然わからないんですよ。買い物をすれば仮想通貨がもらえる仕組みらしいんですが、これも「らしい」という段階。ホント、曖昧すぎて申し訳ないですが、仮想通貨プロジェクトってこんな感じのところが多いんです。 　でも、それでも俺が「SyFu」に17万円も突っ込む覚悟をしたのは、「なんかこれ、いけるんじゃない？」っていう直感が働いたから。いわゆる「鼻が利いた」ってやつ。匂いがプンプンしてきて、「これはやるしかない！」ってなったわけです。 　皆さんも自分の直感を信じることってありますよね？　そういうときはたいていうまくいくものなんですけど、今回は失敗しました……。 　それにしても、プレセールが開始されてたった7分で3600個が完売というのはすごくないですか？ 　やっぱり人気があったんですよね。鼻が利いてた通り、買おうとしたことは正しい選択だったと思います。 　結果的にはサイトに繋がらず……。もう何度もリロードしたんですけど、全然ページが開かなくて。これは昔、人気アーティストのコンサートチケットをチケットぴあで取ろうとして電話が繋がらない、あのときの苦い思い出と同じでした。 　今回はさらに優先券を手に入れようと頑張ったんですが、途中でタスクがうまくいかなくて、ついキレちゃって諦めました。今思えば、もう少し粘っておけばよかったんですけど、そのときは「もう無理だ！」ってなっちゃって……。こういう時に冷静さを失わないことが大事だって学びましたよ。本当に、後悔先に立たずです。 　でもね、まだ諦めてません。どうやらセカンドセールがあるみたいなので、次こそはしっかり準備して挑戦します！ 　やっぱり「これだ！」と思ったら、迷わず即行動するのが大事なんですよね。 　次はもっとスピード感を持って、さくっと購入できるように、しっかりと準備しておこうと思います。次こそは、成功を掴んでやる！愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上！サウナめし』はサウナ好き必見の一冊　Twitter @hashimotosan84