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コンビニ大手3社の「冷やし中華」を実食。食べ比べてわかった“決定的な3つの違い”

コンビニ大手3社「冷やし中華」を食べ比べてみた

冷やし中華

コンビニ大手3社の冷やし中華

「冷やし中華はじめました」の短冊をラーメン店や中華料理店に見かけるようになると、いよいよ夏の到来を実感する……というのも今は昔。ここ数年は、5月末くらいから夏のように暑いですよね。今年の夏も例年以上に暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。  そこで今回は、灼熱の夏こそ食べたくなる「コンビニの冷やし中華」を食べ比べ! その元祖は仙台の中華料理店であるとの説が有力で、夏場の売り上げ低下を打開するためのメニューとして考案されたのだとか。  一般的には、冷水でしめた麺の上に、キュウリやもやし、紅ショウガ、錦糸玉子にゆで玉子、チャーシューまたはハムをトッピング。甘さと酸味がある醤油ベースの冷たいスープ、ほんのりごま油が香るのがポイント、といったところでしょうか。

セブン-イレブンは「甘めの味わい」

 まずはセブン‐イレブン「冷し中華 561円(税込)」から。3社では唯一、トッピングにわかめが入っています。それでは実食!
冷やし中華

セブン‐イレブン「冷し中華」561円(税込)

 スープは甘酸っぱく、特に甘みがわりとしっかり感じられました。ごま油とショウガがほのかに香り、醤油辛さはありません。麺はのど越しがよく、軽いちぢれがスープをほどよく持ち上げます。
冷やし中華

軽いちぢれがある麺も特徴のひとつ

 スープの甘みも相まって、麺を噛むとほんのりと自然な甘みが広がります。  お次はトッピング。細切りのチャーシューは塩加減がほどよく、肉の旨みが感じられます。錦糸玉子もわり甘めで、香ばしさもありました。そのほかキュウリ、もやし、わかめはフレッシュ感があり、シャッキリとした歯ごたえ。そのままでもじゅうぶん味わいが成立しているので、辛子は味変したいときに途中で投入するのがよさそうです。なお、マヨネーズが付属するのは近畿地方と、三重県、愛知県、岐阜県の店舗に限られます。
冷やし中華

マヨネーズは地域限定の付属品

 総じて、甘みを感じるマイルドな仕上がりだと思いました。「甘めの味付けが好き、もしくは酸味が立った味わいが苦手」という方におすすめです。
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ファミマは「ごま油やレモン酢」が隠し味
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フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中
X(旧Twitter):@kawase_syota

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