資産1億円超の“元芸人”怪談師が告白「あやしい話にのって300万円溶かした」怪談よりも怖い投資話
昨年末に資産1億円突破し、晴れて「億り人」への仲間入りを果たした、元芸人で怪談師のハニートラップ梅木さん(@kabu_honey)。証券口座を開いたのは2014年頃で、真剣に取り組みはじめたのは2019年末。それから毎日ザラ場に張りつき、スキャルピングで34万9000円の元手を1年後には2400万円にまで増やした。その後は負けを重ねてしまい、2021年末には160万円に……。そこから奮起して、2023年末に1億円を突破した。
戦歴だけだと夢のある話に思えるが、「濃密な5年間で、失敗もたくさん重ねた」と話す。その中から、梅木さんが実際に体験した怪談さながらの投資の怖い話を教えてもらった。
――証券口座を開いたのは約10年前と、投資自体にはけっこう昔から興味があったんですね。梅木さんがはじめて投資で怖い目にあったのはいつでしょうか?
ハニートラップ梅木(以下、梅木):それで言うと、けっこう最初のほうから怖い目にあってますね。10年くらい前に、株で生活しているという芸人の先輩に教えてもらって、100万円くらいつっこみました。でも、証券会社が出したレーティングの影響で買った銘柄の株価が半値くらいになり、次に別の証券会社が反対意見のレーティングの発表で3倍くらい上がりました。鶴の一声みたいに状況が一変するんやと、怖いなと思いましたね。
ほかにも、コロナが始まる少し前に、Twitter(現X)のDMで流れてきた海外企業の株を買ったことがあります。もう少ししたら、新しいスーパーフードとして注目されるし、上場も狙ってるから株価もめちゃくちゃ上がるということで、ここでも100万円くらい。ただ、半年くらい経っても全然話が進まないし、株価も上がらないし、送ってもらって食べたスーパーフードの味もイマイチやったんで、大負けしたけどいいやと思って清算しました。
――結局、その会社はどうなったんですか?
梅木:その年の年末くらいに債務超過か何かの理由で監理ポストに入って、そのまま上場を廃止して、会社もなくなりました。この頃は真面目に勉強せずに、そういう話ばっかりで、合計すると300万円くらい溶かしたと思います。
これじゃアカンと思って、投資関連のオフ会やイベントに行って、ちゃんと稼いでる人と出会うようになりました。「結局は自分で努力して勉強するしかない」と分かったんで、心を入れ替えて投資に本腰入れるようになったんです。たぶん、この出会いがなかったら、ずっと失敗し続けていたと思います。
怖い話①:勉強不足&あやしい話にのり合計300万円を溶かす
「結局は自分で努力して勉強するしかない」
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