日本の行く末

Finepix X100

Finepix X100_a0006530_1435678.jpg 夏休みは家でポケ~っつとしています。暇なのでパソコンに向かいブログサーフィンしていました。と、前々から気になっていた富士フィルムのコンパクトデジタルカメラ(『コンデジ』と言うそうですが、この呼び方は嫌いです)FINEPIX X100の使用(試用?)レポートが目につきました。EOS-7Dの2台目を手に入れたとき、
「もう、定年退職するまではEOS-7D2台で頑張るぞ」と思ったのでしたが、HPやカタログを見ていると無性に欲しくなりました。クラシックな外観もさることながら、23㎜F2の単焦点が気に入りました。テクノロジーの進化で、コンパクトカメラも何十倍ものズームレンズ搭載が当たり前となっているなかで、単焦点で出てくるところはサムライを髣髴とさせるではありませんか。EOSでも23㎜をカバーするレンズは持っていますが、それはそれで、このカメラなら違った絵が撮れるのではないかと思いました。
 ということで、連日の猛暑の中、悶々としております。秋風が吹きだす頃、FINEPIX X100を持った私が居るかもしれません。
# by yousui-nobidome | 2011-08-18 14:21 | カメラ

花のじゅうたん

花のじゅうたん_a0006530_1548138.jpg ゴールデンウィークに入っても、心の中のモヤモヤは消えません。今年のゴールデンウィークは10連休の予定でしたが、ゴールデンウィーク明けの仕事のことを考え、5月2日は出勤することにして、3連休+7連休にしました。昨日までの5日間は家に引きこもっておりました。女房から、
 「羊山公園にサクラ草を見に行かない」と誘われたので出かけることにしました。
 羊山公演は秩父にある山の上にある公園でサクラ草で有名です。清瀬市からは飯能市を通って行きますが、例年この時期はサクラ草を見に行くクルマで、国道299号線は飯能市内から羊山公園まで長~い渋滞が続きます。それで今年は西武鉄道のレッドアローで行くことにしました。ところが、レッドアローの車窓からは渋滞が続いているはずの国道299号線はガラガラでした。こんなところにまで東日本大震災が影響しているとは意外でした。
花のじゅうたん_a0006530_15482186.jpg 羊山公園に着くと、人出はまずまずでした。でも、足元はピンクや白のサクラ草が辺り一面咲き誇っておりました。天気は余り良くはなかったのですが、心が晴れていくようでした。
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# by yousui-nobidome | 2011-05-05 20:45 | 日日悶悶

サクラが咲いたⅡ

サクラが咲いたⅡ_a0006530_16382787.jpg 3月11日以来、休みの日は殆んど家に引き篭もっている。
 「それじゃダメじゃん」と思っても、カメラをぶら下げて外出する気にならない。
 「今日は散歩にでも行くか」と、やっと自分を奮い立たせて玄関を出た。前の家を隔てて満開のサクラが目に飛び込んできた。あわてて家の中へカメラを取りに戻った。天気は曇りでさえないが、サクラは大震災が起きても花を咲かせている。
 「自分も何とかしないと」と思った。

・・・そう言えば、明日で震災後1か月になる。
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# by yousui-nobidome | 2011-04-10 16:36 | 日日悶悶

サクラ咲く

サクラ咲く_a0006530_14441389.jpg 3月11日の東日本大震災の後、何となく心の中に『気の重さ』が存在するようになってしまった。以前からも『気の重さ』はあったのだが、それとは違った『気の重さ』で、振り払おうとしても振り払うことができない。私自身は大震災で被害を受けたわけではないが、何なのだろうか。
 原因は計画停電なのか。否、私は停電を経験しなかった。ならば、いつまでも解決しない福島第一原発の放射能問題なのか? 被災地で悲惨な避難生活を強いられている人たちがいるのに、私には何もできないという歯痒さなのだろうか?
 とはいえ、春は着実に近づいて来ているようで、気晴らしに出かけた埼玉県所沢市の東川畔ではサクラが咲き誇っていた。
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# by yousui-nobidome | 2011-03-27 20:41 | 日日悶悶

孤族の国Ⅲ

 今朝(2010年12月30日)の朝日新聞朝刊『孤族の国⑤』を読んでいて思った。今の(若い)人たちは、表面的にはクールを装って、人との繋がりを拒否し孤独でいようとしているように見えるが、実は何よりも人との繋がりを欲しているのではないのだろうか。
 『孤族の国』取材班が接触した36歳の男性。大学入学後に遊ぶばかりに熱心な同級生に違和感を持ち、『人生を考えるサークル』に加入したが、サークルが新興宗教の偽装だと分かった後も、サークルの部室に通い続けていたという。少し年上の東大生が教義をマンツーマンで教えてくれ「家族より濃い血が流れている」と感じ、大学を中退して教団職員になったそうだ。その後、疑問を感じ教団を去ったが、教団を去ると家族より濃い繋がりのはずの仲間からぱったりと連絡が来なくなり、孤独が押し寄せたそうだ。孤立感から抜け出せたのは、結婚して子どもができ、家を建てて同じ年齢の男性が送っている生活を手に入れた時だそうだ。
 同じく34歳の男性は、父親の遺産で小さな洗車店を営んでいるが、店は開店休業状態だそうだが、彼にはネットの世界にもう一つの顔があるそうだ。(私は知らないが)ブレノという名で動画サイトではちょっとした有名人だそうだ。右翼団体の街宣活動に同行し、撮影してネットに投稿していたそうだ。右翼団体の撮影にのめり込んだのは、行く度に喜ばれ、必要とされたからだそうだ。また、ネットに動画や書き込みを投稿するたびに、引用や転載を確認するそうだ。
 この2人の事例を読むと、理由はともあれ他人とつながっていたい、(限られた)社会の中で自分の存在を示したいという欲求があるように感じられる。決してクールを装って、人との繋がりを拒否し孤独でいようとしているようには思えないのである。
 12月17日の朝、JR取手駅前で、中高校生らが乗るバスに包丁を持って乱入し、14人を負傷させた斉藤勇太容疑者(27)は、高校を卒業後半年ほど予備校に通ったが、大学には進学せず、10回ほど職を変えたそうだ。3年前に母親を亡くし、年金生活の父親と同居していたそうである。昨年、工場との契約が切れた後は職に就かず自宅にこもっていたそうだ。工場の元上司は「ひとりが好きなのだと思っていたが、実は違っていたのかもしれない。してやれることがあったんじゃないか。」と思っているが、「でも、子どもたちを傷つけたのは許せない。しかりつけたい」とも思っているそうだ。弁護士を通じてこのことを聞いた斉藤容疑者は、「そんなふうに思ってくれている人がいるんだ」とつぶやいたそうだ。
 これらのことを知って、今の若者は外面とは違って他人との繋がりを求めていると感じられるのである。父親や上司の厳しくも優しい言葉や、母親の優しさ、友達との一体感、社会の中での存在感を何よりも求めているのではないのだろうかと感じた。我が身を振り返ってみると、行きつけの立ち飲み屋にかなり通っている。初めは客同士、話すこともなくただ焼き鳥を頬張って、酒を飲むだけだった。回数を重ねると、顔見知りの人ができてきて、挨拶だけだったのが話をするようになってきた。私よりも若い人もいれば、もう定年退職して草野球に興じている人もいる。話す内容は他愛もない話題ばかりだが、こういう肩肘張らない付き合いでいいのだと思っている。
# by yousui-nobidome | 2010-12-30 11:23 | 日日悶悶