6月の稽古 | NICO BLOG

6月の稽古

55回目 実業団試合

いよいよ2年目の実業団の団体戦です。

結果から言うと、1回戦突破で、2回戦は惜しくも敗退。。。

自分は副将でした。

1回戦目は、先鋒・次鋒が1本勝ち。中堅が一本負け、というシチュエーションでした。

ここで私が負けてしまうと大将戦になってしまいますし、二本負けした場合、本数で不利になってしまいます。

自分が勝って試合を決めたいところですが、まず負けないことが求められる一戦と考え、試合に入りました。

お相手は向かい合ってみると強さは感じますが、圧倒されるほとではない。これなら十分勝負になる、と思った矢先、相手がつっかけてきて手裏剣のような小手を打ってきます。

私、これが苦手でしばしばこれでやられるのですが、この日はしっかり前でさばけました。

技前の攻防はまあまあ互角で、相手の攻めにびくっとさせられるも、そこで踏みとどまって押し返せたのでぎりぎり及第点という感じでしょうか。こちらから打つと大きくのけぞって避ける感じなので、思い切った伸びる飛び込み面が当たりそうなのですが、こちらの出鼻を狙ってる感じもあり、攻め崩せてるところまではいかないため、なかなか思い切った技は出せませんでした。

途中、惜しい面と小手がありましたが、結果引き分け。まあ役割をしっかり果たしたという感じです。

二回戦目は、前3人が引き分けてきました。内心、いいスコアで回ってきた!とテンションが上ってました。

自分が勝てば圧倒的に有利。そして負けても勝負が決まるわけではない。そして自分は実業団のこういうレベルで勝てるように稽古を頑張ってきた、、、というわけで割と強気で試合に入りました。

すると、相手が上段。

またか。。。

正直、上段との稽古経験が少なすぎて、どう攻めていいのかあまりしっくりきていません。ただ弱気になったら畳み込まれると思ったので、積極的に仕掛けていったところ、割と惜しいところまでいく。

相手の打突も見える、というのもあり、一瞬、上段だから引き分けでも、、、と思いつつも、一回戦のように「絶対負けてはいけない」と意識は希薄でした。

後半、相手が詰めてきた際に、面がイケると思い、思い切って飛び込みました。

相面、、、だが自分が僅かに速い・・・!とった!と思いました。

しかし自分側には旗1本、相手方に2本あがり、相手の一本になってしまいました。

こうなったら二本負けは許されません。取り返したい気持ちはありますが、二本負けは絶対NG,、、ということで切り替えました。攻め気は崩しませんでしたが、メンタル的には切り替えられたので、その後間もなくして終了。無念の一本負け。

良い流れを切ってしまった。しかしあとは大将、頼む・・・!という気持ちでしたが、大将戦で負け。チームとしては0−2で敗退してしまいました。

敗退はしたものの内容は悪くないと感じ、勝ってもおかしくなかったと感じてます。昨年、何もできずに負けたところからすれば大きな進歩。全日本にむけて、引き続き頑張ります。

56回目

試合後の反省点を胸に、張り切って稽古に参加してきました。

仕掛ける、仕掛ける、を意識して実施するのですが、そうすると交刃の間での攻防がやや疎かになってしまう。しかしそこで優位を築こうとしすぎても先に仕掛けられてしまう。

この間に重要なところがあるわけですが、なかなかまだ実践できません。

稽古後、とある7段の先生に、見てると自分からそこいかなければ打たれないのに、というところがいっぱいあったよ、と言われました。

もちろんそうなのかもしれませんが、自分としてはそこをこじ開ける稽古をしているわけで、打たれるのは仕方ない。起こりが見えやすいのが問題なのであって、自分から行くこと自体は問題ではない、と思って引き続き頑張ろうと思います。

57回目

触刃、交刃の間から一足一刀に入るところの攻めと、一足一刀から実際に打つところがいわば、攻めの二段目という感じでしょうか。そこをこのところずっと意識して稽古しています。

一足一刀までで完全な優位が取れれば苦労はしないですが、力が近い、あるいは上の相手には優位が取れても一瞬です。そこの間合いで相手のリアクションを待ってしまうところが自分の課題だったので、そこからこじあける、をテーマに稽古しています。

この日もそこを意識していたのですがやはり稽古の展開が変わる。

具体的に言うと、自分から打つ機会が大幅に増え、そのため、身体がしっかり前に出るのでスピードが活きやすい感じがします。

しかし同時に、まだそのギリギリの間合いでの足さばきや体捌きが拙いという自覚もあります。

方向性は間違ってない気がするので引き続き頑張ります。

58回目

超久しぶりにオープン稽古会に参加。

1年以上ご無沙汰なんですが、一段と若手化が進んでるような。。。ちょっと気まずい笑

さて、皆さん速くて強いです。ただ、全然対抗できます。そして自分からの仕掛けも十分通用します。

ただ、一本勝負となると最後どっかで取られちゃいますね。。。これはまあ稽古だからいっちゃえーみたいなところで行っちゃうのがあるので、本番の試合であればどうかわかりません。

ただ、一人強い方がいて、この方はちょっと地力が違うなという印象。ただ十分に対抗できて自分の進歩は感じられました。

そして仕掛けるところをやり始めると、それがない人の剣道に怖さを感じなくなってきました。これはかなり大きな違いです。こういうふうに自分の段階とともに、見えてくるものが変わってくるのが剣道の奥深さ、面白さの一つですね。

さて、明日は区民大会です。組み合わせ的に一回戦が強敵なので、1回戦負けか二連覇か、という位の気持ちで臨みたいと思います。

59回目 区民大会

さて、二連覇のかかった区民大会です。

一回戦が若手の強豪、、、というのが事前にわかっていました。正直分が悪い。。。しかし絶対に勝てない相手、ということではないと思っているので、気持ちを強く持って臨みたいと思っています。

自分が苦手なのは、速いテンポでガンガン仕掛けられて手元浮かされて小手、、、というパターンです。相手の速い仕掛けに動じず、前でさばくこと。来るのがわかってるので十分手前から気持ちの準備をしておくこと。この二点を胸に試合に向かいました。

果たして、がっと出てくるのですが、これをうまく前でさばくことができたと思います。下がったり浮かされたら危険です。

動画がないのでちょっと記憶が曖昧なのですが、序盤の猛攻をうまくしのいで、少し自分のペースでやれるようになってきました。ここで攻めを緩めるとまた相手ペースになるのでしっかり張っていきます。

お互いが打ったあとか?はっきり覚えてないのですが、半端な中間の間合いで、相手の向かって右側の面が空いているので、そこに思いっきり打ち込みました。手応えあったがどうか?!

良かった旗があがりました!一本先取です。

これで相手は絶対に出てきます。そこでひるまないこと!

実際相手はガンガン出てきます。鍔迫り合いで時間を浪費したくないのですぐに離れようとするので、ここは引き面のチャンス。でも実際には打てませんでした。相手は絶対面に飛んでくるはず。それを誘うように攻めると打ち気を感じました。すかさず出小手!これがうまく決まって二本勝ちです!

彼に勝てた以上、優勝できるのでは・・・?二連覇できるのでは?とだいぶ自信になりました。

二回戦はかなり地力の差があったので危なげなく勝利。三回戦が見た感じ、かなり強いお相手でした。

一回相手のまわしての小手が危なかったです。取られたかと思った。が、動画見返す限り一本ではないかな、、、でも旗が軽い試合だったら上がってたと思います。

かなり相手の打突が速いので合わせられたらまずいです。合わせようとしてる感じもあるので、そこをうまく外しながら攻めるようにします。

このところのこじ開ける練習が功を奏して、結構自分から打っていけます。これだけ自分から打っていけば、相手がどこかで焦って打ってくるはず・・・

そこを仕留めようと思ってました。

試合中盤から後半に入るくらいのところで、ぐっと誘いをいれると相手の打ち気を感じました。面を合わせようとしてる、と感じたので誘いを入れて打ち出してきたところ、おおきく振りかぶって抜いて面!

これがバックリ当たりました。これで残り時間を消化して一本勝ちです。

4回戦。相手は見る限り若手で動きが速いです。強敵、、、ですが、どうか。

始まってみると、自分が苦手のガンガンくる系でしたが、序盤をうまく前でさばいていったところ、すこし試合が落ち着いてきました。ここからが勝負です。

今回、自分から崩して遠間の面がかなりいい感じということもあり、ここで、妙に強気になり、丁寧さを失ってしまいました。

相手に見事に出鼻の面をくらってしまいました。

その後、取り返すべくかなり頑張ってずっと攻撃を仕掛けていき、惜しいところまでいきましたが崩しきれず一本負け。

二連覇ならず。。。3位という結果に終わりました。

ただ、今回は、自分から仕掛けて打つ、というところが結構できて、試合展開が今までとは違ったし、取った一本の質が違うと思っていて、その意味でかなり満足しています。

一方で、試合に絶対必要な慎重さとか丁寧さを失ったのは反省です。一つの試合の中でも時間経過や展開を考えて、どういうスタンスで戦うかを考え続けないといけないし、臨機応変にいかなければならない。この辺がかなり未熟だな、という感じがしました。

他にも前掛かりを意識するあまり、ちょっと姿勢が悪いなというのもあり、もう少し腰を入れた構えにしなくてはいけないなとおもいました。

とにかく勝てたはず、というのもあるので悔しいのですが、ただ収穫も大きい大会でした。

60回目

業界の剣友会に参加。今日は人数が多くて楽しかったです。

今日も自分からの崩しを練習します。概ね効果あったのですが、とある一人には全然通用せず、結構打たれました。。。

実力的にはその方は他の方よりもちょっと下なのかな、という感じがするのですが、なんか打てないし打たれる。うーむ、これはよく考えねば。

他の方に対してはだいぶ効果的な攻めができたような気がします。攻めの二段目、こじ開けるところ、まだまだ拙いですが、少しずつ良くなってる気がします。

61回目

手の内が効いてない、というのが自分の長年の課題なのですが、わずかずつ改善していってるのではないか、、、と思っています。

このところ、小手を面と同じように打つ意識で振ると、非常にいい感じで打てることに気づき、練習しています。今日は超強C先生との一本勝負でその飛び込みの小手が非常に良い感じに決まりました。

62回目

地元剣友会。

小学生と初心者組の指導を行いました。

みんな気剣体の一致ができていなくて気になっていたので良い機会です。この機会に面打ちの細かい指導を行いました。

何人かはぐっと良くなりましたが、全体的には一回の稽古では難しいですね。できればこのまま自分が担当させてもらいたいなと思うのですが、どうなるかわかりません。

その後、数人と地稽古もしたのですが、なんか今日はすごい疲れた。。。

63回目

再び、地元剣友会の稽古です。

大人から始めた初段〜2段くらいの方の指導をしました。

みなさん大きな打ち込みについては、しっかりできているように感じました。

打突自体は強いですが、これは腕力の強さとでも言うべきもので、身体の連動という意味では硬すぎる印象です。

自分としてはこれは足さばきをもっと強化して、打突後の二歩目を速く、大きく抜けていくことで身体のキレ、技のキレがでてくるんじゃないかなあ、と感じました。

そのあたりを指導していければいいなあ、と思いました。

また、結構力のある四段の若者と稽古したのですが、待ちがくせになってしまっています。相手の出てきたところを小手を拾うオンリーになってしまっています。

動きも速いし、誰とやってもそこそこ打てると思うのですが、この稽古をしているとこれ以上強くなるのが難しいな、と感じたのでそれを伝えました。

自分が、超強B,C先生に、自分から攻めてるつもりなのに「相手のリアクション待ってちゃだめ!」というコメントを頂き、ようやく攻めの二段目、打つ前の崩しの仕掛けがわかってきたわけですが、こうなると、今まで見えてないものが見えてきて、こうした方にもすこしはヒント、指導ができるようになってきた気がします。

64回目

超強C先生に、打って外れたときこそ打ったあとの姿勢を意識するほうが良い、と指導を受けました。打てたかどうかよりも、今自分が課題としていることが、強い先生の圧の中で出せたかどうか、そこが大事ということでした。

たしかに、それができなければいつまでたってもフォームの改善もできないでしょう。自分の課題である脱力と手の内、とっさのときに出せるかどうかは毎回の打突の積み重ねです。また、試合的な感覚においても、打ったあとに少し気が抜けるな、、、という自覚があるので、C先生に言われた打ったあとの意識、というのを大事にしたいと思います。

また、8段先生より、良い間合いのところで仕掛けのフェイントみたいなのがはいるのは意味がわからん、とお叱りを受けました。

このところ、二段目の攻めということで、打つぞ、打つぞ、という圧力を左足で身体を押すことによりかけているのですが、相手よりも先に仕掛けようという意識のあまり、常にほい!ほい!と仕掛けフェイントがかかってるような感じになっていました。

これは自分でもあまり良くないんだろうな、とはなんとなく思っていたところ、改めて注意を受けたことで改善したいと思います。

二段目の仕掛けの意味と効果はわかってきたのですが、その実践が拙い、という自覚もかなりあったので、もうちょっとこう、重厚な感じで同じ効果を得られるようにしたいものです。

65回目

今日は何本かとても良い打突ができました。

竹刀が振れた。とにかくそれに尽きます。

脱力と手の内を使った打突がたまに成功するようになってきました。もうちょっとで打突が変わる、そのちょっと手前まできた感じがします。

66回目

地元剣友会で指導させてもらいました。

正直、全体的な練習メニューには不満があって、もっと丁寧に教えたいし、もっと打つ機会を増やしたいとおもってます。

全体を前に先生が講義のように話してもしょうがないんだよなあ、、、とちょっと思ってます。

ですので、自由稽古や、通常稽古後の自主練であれこれアドバイスさせていただいています。

教えようとすると、相手の質問を先回りして考えるようになり、そうすると、あれ、これどういうことだっけ?というのを調べたりするので、教える機会をいただけるというのは自分の勉強にもなり、大変ありがたいことだなと改めて思います。

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