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■□■━━━━━━━━━━━━━■□■様々な事実をもとに、論理的にそれぞれの事実つながりをストーリー化するのが歴史学です。 これを事実の中にファンタジーを差し込むと、小説になります。 同じ歴史上の事実をもとにした小説がいくつもあるように、歴史の論考も百論あって良いものです。 そして「考える」という作業は、とても楽しいことです。
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■□■━━━━━━━━━━━━━■□■共に学ぶ『倭塾サロン』 サロンメンバー大募集中 https://salon.hjrc.jp/■□■━━━━━━━━━━━━━■□■デビルスタワー(ワイオミング州)

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ありがとう、日本!!13世紀頃まで、日本は「扶桑の国」と呼ばれ、「扶桑樹」という巨大な大木があった国として知られていました。
トップの写真にある「デビルスタワー」は、米国ワイオミング州北東部に存在する岩山で、地下のマグマが冷えて固まり、長年の侵食によって地表に現れた岩頸とされている岩山です。
ところがこのタワーをよく見ると、写真でも見て取れるように、縦に幾本もの筋が入っています。
この筋は「柱状節理」と呼ばれるもので、同様の縦模様を持つ岩は、日本にも何箇所もあります。
そしてこの「デビルスタワー」が、「巨大な樹木の切り株なのではないか」という仮説を述べた動画があります。
古い動画ですが、下に案内を貼っておきます。
この動画では、グランドキャニオンは、実は古代における採石場の跡ではないかといった仮説も述べられています。
その真偽はさておくとして、話がたいへんに興味深いものであることは事実です。
ご覧になられた記憶を持たれる方も多いのではないかと思います。
昨今、脱炭素ということがさかんに言われていますが、植物は炭素(CO2)を吸って酸素を吐き出します。
この結果、CO2の増加は、植物を活性化させ、現在、世界全体で緑地面積がものすごい勢いで増えています。
ユーラシア大陸の中央部にあるタクラマカン砂漠は、もともとは巨大な湖であったことが知られており、また、その東側にある世界三大砂漠のひとつであるゴビ砂漠は、もともとは川の流域に発達した肥沃な台地であったことが知られています。
また、世界最大の砂漠であるサハラ砂漠も、その地形から、かつてそこはアマゾンのジャングルにも匹敵する広大なジャングル地帯であったこともまた、知られています。
空気中のCO2の割合が増えると、CO2を呼吸する植物は活性化してその繁殖エリアを広げていきます。
さらにそうした期間が数千年続くと、植物は巨大化するという説もあります。
それがどのくらい巨大かというと、樹木の直径が数キロにも達し、葉っぱの大きさは、1枚が10メートルにも達する巨大な葉となるといいます。
これは十分に考えられることです。
ところが、同時に植物はC02を吸って酸素を吐き出します。
地球表面が巨大化した植物によって覆われ、大量の酸素が吐き出されるようになると、空気中の酸素濃度が増します。
現在の地球上の酸素濃度は21%、CO2は400ppmで、大気中に占める割合は0.041%です。
けれど、江戸時代の終わりごろのCO2は280PPMほどで、現代の3分の2、縄文時代の炭素濃度は約265ppmで、さらに低い値になっていたことが知られています。
ところが、2億年ほど前のジュラ紀には、地球上の炭素濃度は2000ppm、大気中に占める割合は0.2%と、現代の5倍にも達するものであったのです。
CO2が増加すれば植物が巨大化し、酸素濃度が増え、酸素濃度が増えれば動物が巨大化します。
2億年前といえば恐竜の時代ですが、この時代の酸素濃度は、現代よりもわずか4ポイント多いだけの25%です。
ところが恐竜は、現代の21%という酸素濃度では、たったひとつの心臓で、血中酸素を運ぶヘモグロビンを体の隅々にまで行き渡らせることができません。
つまり生息できないわけで、映画のようなジュラシック・パークは、現代では不可能です。
そして酸素濃度がさらに高まると、何かのはずみで火災が発生すると、その炎が巨大化し、またたくまに地上を焼き尽くします。
この点、おもしろいことに、大気酸素濃度が上昇したあと、地球全体が凍りついた全球凍結(スノーボールアース)イベントが生じていたことが知られています。
地球は約 23 億年前、約 7 億年前、約 6 億 4 千万年前の少なくとも 3 回、赤道まで完全に凍結していた時代があります。
これらは、植物の巨大化と酸素濃度の増大(30%を越えていた)によって、大火災が発生し、その大火災の影響で大気中に大量の煤(すす)がばらまかれ、このため太陽光が地表に届きにくくなって、結果として急速な寒冷化が生まれたとも考えられるわけです。
このように考えると、もしかすると恐竜の絶滅も、隕石の衝突とかいった大災難というより、大火災の影響であったのかもしれません。
ちなみに筆者は、最初のジュラシック・パークが公開された1990年に、
「この映画はおかしい。
森に住む恐竜は、体毛か羽毛に覆われていたはずだ。
そうでなければ森の木の枝で体がズタズタになってしまうから」
なんて言っていました。
現代ではそれが考古学的に証明され、常識化しました。
どうして体毛の主張をしたのかというと、事実をもとに論考したものです。
様々な事実をもとに、論理的にそれぞれの事実つながりをストーリー化するのが歴史学です。
これを事実の中にファンタジーを差し込むと、小説になります。
同じ歴史上の事実をもとにした小説がいくつもあるように、歴史の論考も百論あって良いものです。
そして「考える」という作業は、とても楽しいことです。
日本の文化の根幹にあるのは「和の文化・結びの文化」です。
そして和や結びのためには、互いの信頼が第一です。
そして信頼を得るためには、正直であることが大事です。
そして正直者の世界では、もっとも必要となるのが真実です。
嘘よりも真実を大切にする。
これが日本文化の正体です。
『この地球に山や森は存在しない』
(前編)
(後編)
お読みいただき、ありがとうございました。
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ねずさんが描く女性の日本史24
希望ある日本の再生23
縄文文明の謎を解く22
家康の築いた江戸社会21
ねずさんの今こそ知っておくべき徳川家康20
奇蹟の日本史19
後世へ語り継ぎたい 美しく猛き昭和の軍人たち18
日本武人史17
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金融経済の裏側14
庶民の日本史13
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[復刻版]初等科国語 [高学年版]10
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誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国7
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