AIが画質・音を自動調整

ＬＧエレクトロニクス・ジャパン（東京都中央区、孫成周社長）は、有機ＥＬテレビ「ＯＬＥＤ　Ｇ３」などの新製品を７月上旬から順次発売する。ＯＬＥＤ　Ｇ３にはマイクロレンズを搭載した新技術「マイクロレンズアレイ」を採用。光の出力効率を高め、従来機種「ＯＬＥＤ　Ｂ２」と比べて輝度を最大７０％向上させた。

また、新製品には個人の好みに合わせた画質に設定できる機能「パーソナルピクチャーウィザード」を新たに搭載した。表示された複数の画像から好みの画像を繰り返し選択すると、人工知能（ＡＩ）が分析。８５００万通りの中から利用者の好みの画質を設定できる。

ほかにも、ＡＩを用いて音を補正する技術を搭載した。例えば、音量によって高音や低音の聞こえ方が異なるのを均一に聞こえるように自動調整する。また、チャンネル切り替え時の音量を一定に保つ機能も採用した。

有機ＥＬテレビの新製品の想定価格は、消費税込みで２９万円前後から。４Ｋ液晶テレビの新製品も７月上旬以降に順次発売する予定で、想定価格は同１１万円前後から。