窓ガラスになる「透明太陽光発電パネル」、ENEOSなど駅構内で実証
ENEOSホールディングス(HD)とJR東日本、YKK AP、日本板硝子は26日、高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)の構内で窓ガラスとして使える透明な太陽光発電パネルの実証実験を行うと発表した。国内での実証実験は2回目。既設の窓ガラス内側に設置した際の発電性能の確認や、駅を使う人たちへの同パネルの認知度向上が狙い。期間は5月8日から7月14日まで。
ENEOSHDが出資し、日本板硝子が共同開発を行っている米ユビキタスエナジーが開発した透明太陽光発電パネルを用いる。同パネルは紫外線と赤外線をエネルギー源に使い、一般的な窓と同じ程度の透明度を維持しながら、高い効率で発電できる。遮熱性や断熱性も優れる。
ENEOSHDと日本板硝子は21年9月から約1年間、第1弾の実証実験を行い、日本国内の日照や気候条件でも想定通りの発電量や省エネルギー性能を得られると確認した。
日刊工業新聞 2023年04月27日