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世界初!東芝などゲノム解析データの分散保管の実証に成功

東芝と東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)、東北大学病院、情報通信研究機構(NICT)は、量子暗号通信技術などを用いた全遺伝情報(ゲノム)解析データの分散保管の実証実験に世界で初めて成功した。

機密漏えいやデータ改ざんを防ぐバックアップデータ保管を実現し、重要な個人情報であるゲノム解析データの安全保護ニーズに応える。今後は、秘密分散技術と組み合わせたシステム実証などを通じて、医療や金融、政府機関、通信網などでの早期実用化を目指す。

今回開発したデータ分散保管技術は東芝などの3拠点で実証実験を行った。

量子暗号通信技術により各種の盗聴・解読に対して安全な通信を可能にするとともに、秘密分散技術によりシステム障害や自然災害などで保管データの一部が破損・漏えいしてもデータの機密性を確保しながら、残った保管データから元のデータを復元できるという。

日刊工業新聞2021年8月26日

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