ソニー発の国産ドローンベンチャー、クラウドファンディングでやりたいこと
ソニーは、 スタートアップの創出と事業運営を支援する「Sony Startup Acceleration Program( SSAP)」によるスタートアップ支援サービスの一環として、 エアロセンス(東京都文京区)の国産ドローン「AEROBO(エアロボ)」の導入法人パートナー募集を同社のクラウドファンディングサイト「First Flight」で始めた。
AEROBOは、 3つのラインナップがあり、 多岐にわたるソリューションに向けた自動飛行、 有線給電による長時間連続飛行、 最高時速100km、 最大飛行距離50kmでの自動飛行など、 それぞれの特長を活かし空から社会を支えていくことができる。
AEROBO AS-MC03-T/汎用型ドローン
物資輸送・点検・災害調査など多岐にわたる汎用型ドローン。3kgまでの荷物を運ぶことができ、 防水防塵(IP43)も実現。様々な用途で活躍する。パートナーとして、ドローンスクール運営会社、 インフラ点検会社などを募集する。
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AEROBO onAir AS-MC03-W2/有線給電伝送ドローン
有線給電により長時間連続飛行し、 光ファイバー経由で低遅延非圧縮の 4K 映像中継を実現する国産ドローン。 30倍ズームしても映像はスムーズで、 カメラも含めて防水防塵。 有線制御のため無線の外乱の心配もない。募集するパートナーは放送局や警備会社だ。
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AEROBO wing AS-VT01/全自動垂直離着陸型固定翼ドローン
垂直離着陸が可能であり、場所を選ばず使用することができる機種。最高時速100km、最大飛行距離50kmで自動飛行できる特長を生かし、衛星写真よりも高精度な画質でありながら、セスナやヘリよりも手軽に、広範囲な写真測量・精密農業・点検・調査が行える。
山間部や離島間における物流の効率化、さらには防災や災害調査、緊急搬送などにも利用できる。パートナーとして、航空測量会社やインフラ点検会社などを募集している。
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いまやドローンは空撮に使うだけでなく、災害対策や在庫管理への応用も期待されており、人手不足を解消する新しい労働力としても注目が集まっている。