ドジャース大物獲りへ…また「大谷方式」 万能内野手29歳エドマン5年111億円残留も34%が後払い
ドジャースは29日(日本時間30日)、トミー・エドマン内野手(29)と29年まで5年総額7400万ドル(約111億円)での契約延長に合意した。今オフ、5年総額1億8200万ドル(約273億円)で契約合意したジャイアンツからFAのブレーク・スネル投手(31)に続き、契約の34%となる2500万ドル(約37億5000万円)が後払い。昨オフの大谷翔平投手(30)と同じ方式で、今後の選手補強に余力を持たせる形となった。 【画像あり】人気モデルが絶賛!真美子夫人のシースルー“ブラックコーデ” “大谷式”の後払い契約で、勝負強いユーティリティープレーヤーが契約延長した。7月にカージナルスからトレード加入し、ワールドシリーズ制覇に貢献した29歳。エドマンの5年総額7400万ドル(約111億円)のうち、約34%の2500万ドル(約37億5000万円)が後払いとなった。 37試合で打率・237、6本塁打、20打点も、ポストシーズンではメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズでMVPを獲得。6年目となる30年の1300万ドル(約19億5000万円)の球団オプションもついた。ベッツが内野手に専念する予定の来季は主に中堅での起用が期待される。 ド軍にとっては、またも補強費確保のため年俸総額を抑える“大谷式”後払い契約となった。サイ・ヤング賞2度の左腕でジャイアンツからFAのスネルとは26日に、5年総額1億8200万ドル(約273億円)で契約合意。うち、エドマンと同じ34%にあたる6200万ドル(約93億円)が後払いとなった。昨年12月に10年総額7億ドル(決定時約1015億円)で契約した大谷の、97%となる6億8000万ドル(同約986億円)の後払いまでは及ばないが、今後の補強を念頭に置いた契約となった。 今後はFA市場の目玉となるヤンキースからFAの外野手・ソト、大谷に次ぐナ・リーグ打点2位の遊撃手・アダメズらがターゲット。さらにホワイトソックスの左腕・クロシェットのトレード獲得を目指すなど、積極補強を続ける。 ≪批判の声も≫ド軍は大谷の他にもベッツが12年総額3億6500万ドル(約547億5000万円)のうち、1億1500万ドル(約172億5000万円)を後払いにするなど近年、大型契約の後払い方式を続けている。MLBの労使協定でも後払いは正式に認められているが、ファンらからも批判の声は少なくない。昨オフ、大谷の契約直後にはカリフォルニア州の会計監査官が「無制限の後払いは税の公平な分配を妨げている」などという声明も出した。