初めましての方も、いつもごらんいただいている方も、こんにちは! バイク×アウトドアが大好きな自然派エッセイストの“コバユリ”こと小林夕里子です。

待ちに待った春! 今年も、あるいは今年こそはバイクライフを充実させたい。そんなあなたに全力でおすすめしたいのが、「バイクで楽しむキャンプ」です。

バイク旅にキャンプを組み合わせたら、旅がますます自由になり、気づけば18年もハマったまま各地でテント泊をして、たくさんのバイクキャンパーと交流してきた私が断言します。バイクキャンプの楽しさを知っている人は、輝いている!

今回は、バイクキャンプが人生を輝かせる理由を、自分の経験を元に考察してみました。キャンプをしてみたい人はもちろん、今は特にやってみたいと思っていない人も、とにかく読んでみてください!

バイクキャンプしている人は「身も心もシンプルになる術を知っている」

キャンプの経験がなくても、泊りがけのツーリングをしたことのある人ならわかると思いますが、バイクは積載できる荷物の量が限られるので、必要最小限の荷物にまとめる必要がありますよね。

キャンプツーリングも同じなのですが、宿に泊るのとは違いいろいろな道具が必要なので、荷物の取捨選択がよりシビアになります。「使うかわからないけどとりあえず持って行く」はあまりできず、本当に必要な物以外はほとんど持って行けないのだとわかり、キャンプを始めた頃は荷造りにめちゃくちゃ頭を悩ませました。

でもこれが、ゲームの作戦を立てるみたいで、悩ましいほど楽しいのです。そうして厳選したわずかな道具たちに囲まれ、小さな灯りの下で、面倒な人間関係や情報の渦から抜け出し自然に抱かれて過ごしていると、身も心もシンプルになっていくのを感じます。焚き火をいじり始めたら、もう頭は空っぽ。そして朝、テントを開ければ愛車がそこにいてくれる。案外人間って、バイクに積める程度の荷物で生きていけるのかも。そう気づけたら、回を重ねるごとに心が軽く、強くなっていくのを感じました。

バイクキャンプしている人は「リフレッシュ上手」

私がバイクキャンプを始めて最高だなと思ったのが、出発の瞬間からキャンプして帰宅するまでの間、ずっとオープンエアーでいられること。休日を余すことなくリフレッシュに当てられるので、充実感が桁違いでした。太陽の光を浴びて過ごし、日暮れ、日の出と自然のサイクルに身を任せた休日の後は、体内時計がリセットされて、自律神経も整っているように感じます。休日丸ごと空の下にいられるって、実はとても贅沢なことなんですよね。

 

私は毎年夏になると、クーラーが苦手でお腹の調子を崩してしまい、まあまあストレスなのですが、バイクキャンプに出かけると「暑くて死にそう」とか言いながらもお腹は治ってしまいます。自然の力ってすごい。効果を持続させるためにずっとキャンプしていたいくらいです(笑)

バイクキャンプしている人は「四季の楽しみ方が貪欲」

バイクに乗っていると、風の匂いや空の色、陽射しの感触などから季節をいち早く感じることができますよね。ちょっと通勤に使うだけでもそうなので、ツーリングの時の高揚感と言ったらないわけです。

季節を感じながらキャンプ地に向かう道中、いつからか、農産物の直売所やご当地スーパーに立ち寄っては、その土地の旬の食材を買って、キャンプ料理に取り入れるようになりました。その時季に、その場所でしか手に入らないおいしさがあるだけでキャンプは華やぎます! 手の込んだ調理をせずとも、炭火の魔法にかかればご馳走のできあがり。

 

四季を味わいつくそうとするバイクキャンパーは、旬の食材を求めてキャンプ地を決める楽しさもプラスされて大忙し。これぞまさに五感で楽しむバイクライフ!

キャンプをしなくてもバイクは楽しいけれど、一度体験してしまったら、もうバイクキャンプなしの人生は考えられず、ライフスタイルの一部にしっかり組み込まれた結果、リア充この上ない毎日です。始めるきっかけさえつかめれば、バイクキャンプのハードルはそれほど高くありません。

やってみようかなと思った人は、この連載で一緒にステップアップしていきましょう!

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