
こんにちは。「徳島って何もない県だよね?」と、知人からよく言われる徳島の男・サブローです。
何もない県なんてありません。むしろ徳島県はツーリングスポットの宝庫ですよ?バイクで全国各地を旅した僕の特技は「その土地のいいところ」を見つけ出すこと。そんな特技を活かして、全国のオススメスポットを紹介していきます。
今回はまず僕が生まれ育った町、徳島県からどうぞ!
目次
徳島県ってどんなところ?
一言で言うと「自然が豊かな県」です。
「県庁所在地でサーフィンができる県は徳島だけ」とか「電車が走っていない県は徳島だけ」なんて言われることもありますね笑あとは人柄。
徳島に限らず、四国の人っておもてなしが好きなんです。お遍路さんを手厚く迎え入れる文化が古くから根付いているからなんですね。なので、町の人はもちろん飲食店や宿泊施設の人も温かい人が多いんです。
ぜひ地元の人々とのふれあいも楽しんでください。
徳島県のオススメツーリングスポット10選
1.鳴門スカイライン
徳島の玄関口である鳴門市を走るワインディングロードです。
頂上付近にある四方見(よもみ)展望台からは、ウチノ海の雄大な景色を楽しむことができます。ゆるやかなコーナーが中心なので、ワインディングが苦手な人もマイペースで楽しめますよ!
・全長:約8km
・料金:無料(1996年より無料化)
2.南阿波サンライン
徳島には有名なワインディングロードが2つあり、「北の鳴スカ、南の阿波サン」なんていわれることもあります。
その阿波サンこと南阿波サンラインは、海を横目に気持ちよく走れるコースです。全長も18kmと走りごたえがあって、個人的には鳴門スカイラインよりも好きなコースです。
展望台が合計4か所あって、それぞれの場所から屏風のように切り立つ断崖絶壁を見ることができますよ。
・全長:約18km
・料金:無料(1988年より無料化)
・時間:20:00~翌朝5:00は126cc以上のバイクは通行禁止
3.蒲生田岬
四国最東端に位置する蒲生田(かもだ)岬は、先っぽ好きライダーにうってつけのスポットです。
岬の先端には灯台があり、絶景を楽しむことができますよ。また、波と風をモチーフにした石のモニュメント「波の詩(うた)」も要チェック。ハートをイメージした空洞から水平線に浮かぶ伊島を望むことができ、恋愛成就のパワースポットとして注目されています。
※岬から約3kmの場所にある「阿南市かもだ岬温泉」で、四国最東端到達の証がもらえます。
■阿南市かもだ岬温泉の情報はコチラから⇒http://wwwd.pikara.ne.jp/kamodamisaki/
4.眉山
どの角度から見ても眉の形に見えることから「眉山(びざん)」と名づけられています。
徳島で一番高い山…ではないのですが(一番は剣山)、徳島市内のどこからもアクセスしやすい、徳島を象徴する山となっています。山頂へつながるロープウェイが人気ですが、登山道も整備されていますので体力に自信があるライダーは挑戦してはどうでしょうか? 勾配がきついので、動きやすいシューズの準備をお忘れなく。
・料金:ロープウェイは大人片道620円(往復1,030円)
・営業:ロープウェイ運行時間9:00~21:00(11月~3月は17:30まで)
5.祖谷渓の小便小僧
祖谷渓(いやけい)は日本三大秘境のひとつとして知られる徳島西部の人気ツーリングスポットです。
その祖谷街道のなかで一番の難所といわれる七曲(ななまがり)を走っていると、岩上に小便小僧の像が現れます。像から谷底までは約200mもの高さがあり、その迫力に息を飲むこと間違いなし。むかしむかし、子どもや祖谷街道工事の作業員、旅人たちが、この岩のあたりで小便をして度胸だめしをしたんだとか。
・駐輪場:なし ※県道32号のすぐ脇にあるので交通を妨げないように注意
6.祖谷のかずら橋・奥祖谷の二重かずら橋
祖谷地方は、源平合戦に敗れた平家が逃げ延び、一族の再興を願って隠れ住んでいたという伝説が残るロマンあふれる地。
有名なスポットは、平家一族が追っ手から逃げ延びる際に橋を切り落としやすいように、あえて植物で作ったといわれる「祖谷のかずら橋」です。
さらにもうひとつ、祖谷のかずら橋から東に30kmほど走った先に「奥祖谷の二重かずら橋」もあります。いずれも切り立った断崖と、美しい渓谷美を見下ろしながら走れる気持ちのいいコースとなっています。
・料金:大人550円
・営業:8:00~18:00(4月~6月)/7:30~18:30(7月~8月)/8:00~17:00(9月~3月)
・料金:大人550円
・営業:9:00~17:00(7月~8月は8:00~18:00)
7.未来コンビニ
人口1,000人ほどの限界集落「木頭(きとう)地区」にある未来コンビニは、地元の買い物難民を救うために2020年にオープンした施設です。
本当に何もない山道を走っていると突如として現れる巨大コンビニですので、そのギャップに驚かされるハズ。売店では木頭地区の名産である柚子を使ったドリンクやスイーツが販売されていて、屋外のカフェテラスで休憩することができます。コンセプトを「世界一美しいコンビニ」としているだけあって、SNS映えするスポットとして注目度が高まっているみたいです。
■未来コンビニの情報はコチラから⇒https://mirai-cvs.jp/
8.ファガスの森 高城
オフロードライダーの聖地として名高い剣山スーパー林道。その道中にある休憩宿泊施設が「ファガスの森 高城」です。
鹿肉や山菜を使った料理を楽しめるレストランや、宿泊可能なコテージがあります。また、500円という格安料金でキャンプ泊もできるので、アウトドア好きライダーにオススメですね。
悪路走行が苦手な人に強くオススメできる場所ではありませんが、道中の区間は比較的走りやすいフラットダートです。林道の「西コース東側入口」からアクセスすれば、6kmほど走れば見えてきます。オフ志向のバイクで安全運転を心がければ、問題なくたどり着ける場所ですよ。
・アクセス:西コース東側入口 https://goo.gl/maps/nznsvG1mMHcBULp76
・営業:10:00~16:00/休館日:水・木曜日(12月〜3月は冬季休業)
9.徳島のヘソ
ファガスの森からさらに3kmほど先に進むと、大パノラマが楽しめる「徳島のヘソ」という変わった名前の広場が出現します。ここはとにかくロケーションが最高。
湯沸かしセットを持参すれば、コーヒーやカップ麺を作って大パノラマを眺めながら味わうという贅沢な時間を過ごせるスポットです。ただ、残念ながらこの区間は台風などの影響で通行止めになりやすいんです…。「とくしま林道ナビ」というサイトで通行止め情報を発信していますので、事前にチェックしておくと安心ですよ。
・通行止め情報:とくしま林道ナビ https://rindonavi.com/
10.第1番札所・霊山寺(りょうぜんじ)
最後は、四国を代表するお遍路のスポット。
弘法大師ゆかりの八十八カ所の寺を巡礼することをお遍路というのですが、その第1番目の札所が徳島の鳴門市にあります。お遍路って、一気に八十八か所すべてを巡る必要はありません。何度かに分けて巡ってもいいので、まずはこの霊山寺を訪れて、何年後かにまた四国に来て再開してもいいんです。お遍路ツーリングという楽しみもありますので、まずはそのキッカケ作りに訪れてみてはどうでしょう?
・料金:無料
・駐輪場:あり
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