文/Webikeバイヤー:もぐぅ

原付きスクーターから最新鋭のスーパースポーツまで、等しく必要になるオイル。
オイルにはそれぞれに違いがあり、正しいタイミングであなたのバイクにピッタリなオイルに交換できれば、バイクの性能アップや寿命を延ばすことにつながります。数も種類も多くて迷ってしまうオイル選びですが、人気のオイルというのはそれだけ信頼も置けるもの。

オイル選びの参考になるようにWebikeショッピングの実績をもとにした独自ランキングをご用意しました!

本当に人気なエンジンオイルはコレだ!

2024年 4サイクルオイル人気ランキングトップ10

第10位 KAWASAKI:カワサキ|R4

優れたせん断安定性、熱安定性、酸化安定性はもちろんのこと、高温や高回転下でも長時間にわたって油膜を保持。ZX-25Rをはじめとしてカワサキが得意とする高回転型エンジンに最適な設計となっています。高温洗浄性添加剤も配合しており、エンジン内部環境の維持にも役立ちます。オイルの品質を表すAPI規格では「SJ級」に位置し、同級の中では最高品質と謳われています。同じ純正オイルにおいてホンダ、スズキに無い4L缶のラインナップがあり、カワサキを愛する大排気量車種ユーザーからの強い支持があります。

粘度 10w-40 油種 部分合成油
APIグレード SJ JASOグレード MA

第9位 MOTOREX:モトレックス|CROSS POWER 4T

モトレックス クロスパワー

モトレックスはスイスのオイルブランド。KTM、GASGAS、ハスクバーナといったヨーロッパのバイクメーカーで推奨オイルとして採用されています!CROSS POWERはオフロード走行に焦点を当てて設計されています。オフロード走行ならではの激しいスロットルワークを想定し、ライダーの思い通りのレスポンスになるようチューニングされています。競技としてオフロード走行する方にはもちろん、林道ツーリングメインのCRF250L、セロー250といった単気筒トレールバイクにもおすすめです!

粘度 5W-40
10w-50
10w-60
油種 全合成油
APIグレード SL JASOグレード MA2

第8位 Castrol:カストロール|POWER 1 4T

カストロール パワーワン

設立から120年以上の歴史があるイギリス発祥のオイルブランドで、ブランド名の由来はかつて用いられていたヒマシ油の「Castor Oil」から。少し大きなホームセンターなどでもよく見かけるように、お財布に優しい比較的安価なオイルのイメージがありますが、TRIUMPH(トライアンフ)のメーカー推奨オイルにも採用されており品質に間違いありません。POWER 1 4Tはカストロールの独自技術トライゾーンテクノロジーを採用した加速に焦点を当てたレース由来のオイル。純正オイルに近い価格帯で"違い"を体験してみたいという方におすすめです!

粘度 10W-40 油種 部分合成油
APIグレード - JASOグレード MA

第7位 HONDA:ホンダ|ウルトラG1 スタンダード

ULTRA G1 STANDARD

世界で最も走っているホンダのバイク。その純正オイルのG1がTOP10入りすることは想像に難くありません。このウルトラG1はホンダ純正ウルトラシリーズの中では最も価格が安いのですが、断じて安かろう悪かろな代物ではありません。なんと、スクーターを除いたホンダの市販モデルのエンジン開発はこのウルトラG1で行われています。スーパーカブからアフリカツインやCBR1000RR-Rまで、このウルトラG1を使って全く問題ありません(※スクーターはMB規格=AT用のウルトラE1)。ヤマハ、カワサキ、スズキは10W-40を純正粘度として据える一方、このウルトラG1の粘度は5W-30と柔らかくなっています。柔らかくすることはパワーロス低下、ひいては燃費の改善に繋がります。もちろん、想定される高温にも耐えます。あらゆる面で経済的メリットの大きいオイルなので、通勤通学、ビジネスなど毎日乗るバイクに強くおすすめします!

粘度 5W-30 油種 部分合成油
APIグレード SL JASOグレード MA

第6位 A.S.H OIL:アッシュオイル|PSE

アッシュオイル PSE

「とにかく劣化しない」と多くのユーザーが口を揃えて言う、リピーターがとにかく多いオイル。「劣化しない」その秘密は、対応できる粘度を調整する目的でベースオイルに添加するポリマー(増粘剤)を使用していないこと。市場のほとんどのオイルには半ば当たり前にポリマーが添加されているのですが、ポリマーは燃えるとスラッジ化し、途端に性能が大幅にダウンします。アッシュオイルは、ポリマーを使用していないノンポリマーオイルの元祖とも言える存在。本当に良いベースオイルを使用し、ポリマーに頼らずとも高いスペックを発揮する究極の調合レシピを持っているからこそ実現できた奇跡のオイル。多気筒の大型バイクや、添加剤を嫌う旧車に使用しているライダーが多い印象。オイル担当のスタッフがぜひ試して欲しいオイルの一つです。

粘度 10W-40
15W-50
油種 部分合成油
APIグレード - JASOグレード -

https://news.webike.net/parts-gears/289609/

第5位 HONDA:ホンダ|ウルトラG3 プレミアム


CBR250RRなど高回転を多用する現行250ccスポーツバイクにおすすめしたいのがホンダ純正オイルのウルトラG3。1つ下のグレードとされているウルトラG2との違いはベースオイル。ウルトラG3は100%化学合成油を使用しており、熱に強く、高温でも劣化しにくいということから高回転エンジンにピッタリというわけです。いつもはウルトラG2を使っているけど、今回は奮発してウルトラG3を使ってみたというライダーも多いようで、ちょっとしたランクアップにもおすすめ!

粘度 10W-30 油種 全合成油
APIグレード SL JASOグレード MA

第4位 MOTUL:モチュール|300V FACTORY LINE ROAD RACING 4T

言わずと知れたMOTULを代表する本格レーススペックオイル。独自技術 ESTER Core(R) Technology(エステルコアテクノロジー)によって生成された最高品質のエステル系ベースオイルに、バイク専用に開発した特殊添加剤を加え、高い熱安定性と潤滑性能を獲得。これにより出力、トルクの向上を図っています。1987年に4輪向けのレース用オイルとして開発され、その理論・技術を継承し2000年頃に2輪向けに発売が開始されました。パートナーシップを締結しているMotoGPやFIM 世界耐久選手権、FIM モトクロス世界選手権など世界最高峰のレースに参戦するファクトリーチームからのフィードバックを元にいまこの時も進化を続けています。

そして2024年4月、300V FACTORY LINEが10年越しのフルリニューアル!粘度が大幅に拡充し、あらゆる性能がアップ!ぜひお試しください!

粘度 0W-30
10W-30
5W-40
10W-40
10W-50
15W-50
油種 全合成油
APIグレード SP JASOグレード MA

 並行輸入品に注意!
日本の気候・環境は、ヨーロッパと比較すると多湿で気温の変化が激しく渋滞も多いです。MOTULの国内正規品は日本の気候、環境に合わせたセッティングがなされています。反対に「並行輸入」と呼ばれているものは、パッケージは同じでセッティングが異なり、本来狙った性能を発揮できない場合があります。Webikeは正規ネット販売店として、正規品を取り扱っています。

次のページではいよいよTOP3を発表!
2024年 4サイクルオイルランキングTOP10!最後まで目が話せません!

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    EPLがランク外なのが意外

  2. 通りすがり より:

    今まで真面目にヤマハのエンジンオイルを買ってたけど、これからはコスパの良いモノタロウのエンジンオイルにする予定

  3. 匿名 より:

    チョイ乗りやたまにのEG始動がなぜオイルの劣化が早まるのか?根拠がよくわからん。
    ただの人気ランキングでつまらない内容。
    もっと突っ込んだディープな記事書いて下さい。

    • ssss より:

      チョイ乗りがなぜエンジンオイルに厳しいのかというと、エンジンオイルにも80℃から90℃程度という適温となる範囲があり、チョイ乗りだとエンジンオイルが適温まで上がらず、水分などが残りやすくなってしまうのです。

  4. 匿名 より:

    エンジンオイル エマルジョン
    で検索ぅ〜

  5. 通りすがり より:

    正解!
    ガソリンが燃焼すると…
    炭化水素+酸素=炭酸ガス+水(+その他もろもろ)が発生する。
    ブローバイとしてオイルに少しづつ混入する。
    ある程度以上の距離を走るとオイルが帯熱して混入した水分が蒸発する。
    ウマ〜

  6. 匿名 より:

    オイル事情に疎いバイク初心者には、これからのオイル選択な指標になる。参考にさせて頂きます。

  7. 匿名 より:

    ヤマハ車じゃないけど、
    バイクショップのオススメでエフェロ時代から使い初めて、15万キロオーバー
    保護性能とコスパのバランスは秀逸だと思う

  8. 平静野グソこぼし より:

    温度が上昇しきらないと外気温との差でクランクケース内に結露が生じ、オイルと水がカクハンされて乳化(劣化)が進みやすくなるからです。
    このランキングは売れ筋って話なので性能と直結する内容では無さそうですね!
    個々に車体に悩みなどある場合は拘りのオイルを選ぶとバイクライフが充実すしそうですね☆

  9. 匿名 より:

    PANOLIN RACE Webikeさんで、もう販売しないのでしょうか?

  10. 肥後守 より:

    ホームセンターの工具コーナーにある機械油メーカーの、AZのオイルは意外と良い。

    コスパも高いので気に入ってる。

  11. 匿名 より:

    AZのMEO-012という4ℓで2,500円前後の格安オイルにSOD-1plusを加えるという謎仕様で落ち着いた。

    ならば最初から高級オイル使えって?

    いやいや、余計な添加剤があまり入ってないベースオイルにプラシーボ効果絶大な添加剤を加えたいのよ。

  12. 匿名 より:

    ちょい乗りだと結露した水滴がベアリングに付いたまま錆びて腐食しそのまま走行すると削れてじきにガタ出て来る

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