
今年は、昨年の茨城空港から千葉県長柄町のロングウッドステーションに会場を移して開催されたウェビックフェスティバル2024。ECサイトを主業務とするWebikeが運営するイベントで、普段は画面越しでしか見ることができないブランド、アイテムたちが、Webikeサイトから飛び出し一堂に会す催しだ。
目次
93ブランドもメーカー&ブランドが所狭しとブース出展! 新作ヘルメットも目白押し
2000名が集まり大盛り上がりとなったウェビックフェスティバル2024。
今年は93ブランドもメーカー&ブランドが所狭しとブース出展。気になるアイテムを実際に手に取って確かめ、サイズ感の確認が可能。また会場特価販売を行うブースもあり、バイク1400台、車400台、合計2000名の来場者が集まった。
今回の記事ではそんなウェビックフェスティバル2024でお披露目された、新作ヘルメットに焦点を絞って紹介していこう!
93ブランドもメーカー&ブランドが所狭しとブース出展するウェビックフェスティバル2024。ブースごとにじっくり見ていたら1日かけても見て回れないほど!
ロングウッドステーションの駐輪場を埋め尽くすバイク! このほか4輪専用の駐車場も用意された。
①デイトナが2万円台のオリジナルヘルメット5種類をリリース!!
一気に5モデルが登場し、アドベンチャータイプもシステムヘルメットも全て2万円台!
デイトナの長い歴史の中で、初のオリジナルヘルメットとなるDNシリーズ。とにかく価格の高騰が激しいヘルメットだが、デイトナではバイクデビューの際の金銭的なハードルを少しでも下げたいと、“2万円台でまともなヘルメットを作れないか?”というところから企画がスタート。
それが今回、形となったわけであるが、なんとフルフェイスからシステムタイプ、バイザー付きのアドベンチャータイプまで5モデルが一挙登場。しかも全てが2万円台で収まっている!! 安かろう悪かろうということもなく、全モデルにおいて内装の着脱可能でピンロックシートも付属し、あごひもは確実なDリング仕様となっている。ちなみにカラーリングはマットブラックとホワイトの2色設定のみでチンカーテンも標準装備。
DN-001RS
DN-001RS 。オプションのシールドには、クリア、ライトスモーク、ダークスモーク、シルバーミラー、ゴールドミラーのほか、インナーバイザーや内装セットもある。
ピンロックシートやスピーカーホール、着脱可能な内装といったシリーズ共通の基本機能に加え、インナーバイザー、大型リヤスポイラーといった“あったらいいな”の機能が全て入ってなんとお値段2万4200円という価格を実現。
大型リヤスポイラーを装備。ベンチレーションも口元、おでこ2箇所にインレット、スポイラーまわりにアウトレットを備える。
■価格:税込2万4200円
■2024年10月中旬発売
■規格:SG規格
■サイズ:S、M、L、XL
■カラー:マットブラック・ホワイト
■帽体サイズ: S・Mサイズ共通/L・XLサイズ共通
■構造:高強度帽体 ABS+PC
DN-002CP
他のモデルの帽体は、S・M、L・XLの2サイズなのに対し、DN-002CPはサイズごとに帽体を用意。より頭を小さく見せたいライダーにオススメだ。ミラーシールドはオプション品。
各サイズに専用帽体を用意し、軽量コンパクトさを追求したモデルがDN-002CP。ピンロックシートや着脱可能な内装など他のモデルと一緒だが、DN-002CPスピーカーホールがなく、インカムを装着する場合には薄型のスピーカーを選択する必要がある。また他のモデルには標準装備のチンカーテンがDN-002CPには付けられない。
フリップアップタイプのインナーバイザーを装備。オプションはDN-001RS 同様、クリア、ライトスモーク、ダークスモーク、シルバーミラー、ゴールドミラーのシールドやインナーバイザー、内装セットなど。
■価格:税込2万4200円
■2024年10月中旬発売
■規格:SG規格
■サイズ:S、M、L、XL
■カラー:マットブラック・ホワイト
■帽体サイズ: Sサイズ/Mサイズ/Lサイズ/XLサイズ
■構造:高強度帽体 ABS+PC
DN-003NM
DN-003NMの価格は2万900円と低価格。それでいてベンチレーションやピンロックシート、スピーカーホールといった装備は搭載。
シリーズの中でベーシックモデルに位置付けられているのがDN-003NM。シリーズ通して2万円台ではあるのだが、DN-003NMは2万900円と、シリーズの中でもずば抜けてリーズナブルな価格が設定されている。
あごひもはDリング仕様で内装は脱着可能、チンカーテンも付属している。
■価格:税込2万900円
■2024年10月中旬発売
■規格:SG規格
■サイズ:S、M、L、XL
■カラー:マットブラック・ホワイト
■帽体サイズ: S・Mサイズ共通/L・XLサイズ共通
■構造:高強度帽体 ABS+PC
DN-004LT
システムタイプのDN-004LT。他のモデル同様、インナーバーイザーやチンカーテン、ピンロックシートも付属して2万8600円は安い!
走行時にはフルフェイスヘルメットで、停止時にはチンガードをフリップアップして、飲み物を飲んだり、メガネをしたままでの着脱が可能になるシステムタイプのヘルメット。驚くのはやはり価格で、高額になりがちなシステムタイプのヘルメットにも関わらず2万8600円というリーズナブルさを実現している。
■価格:税込2万8600円
■2024年10月中旬発売
■規格:SG規格
■サイズ:S、M、L、XL
■カラー:マットブラック・ホワイト
■帽体サイズ: S・Mサイズ共通/L・XLサイズ共通
■構造:高強度帽体 ABS+PC
DN-005WX
シールドの開口部は上下左右がワイドで広い視界を確保しているDN-005WX。
着脱式のバイザーを備えたアドベンチャータイプのヘルメットのDN-005WX。広めの視界を確保し、チンガードには呼吸がしやすいよう大きめのインテークを設けるなど、オフロード走行も視野に入れた機能がこころにくい。DN-002CP同様、スピーカーホールは装備していない。
視界を広めに確保されているDN-005WX。インナーバイザー&ピンロックシートも標準装備。
■価格:税込2万4200円
■2024年10月中旬発売
■規格:SG規格
■サイズ:S、M、L、XL、
■カラー:マットブラック・ホワイト
■帽体サイズ: S・Mサイズ共通/L・XLサイズ共通
■構造:高強度帽体 ABS+PC
②LS2ヘルメットに日本人専用のサイズ「JAPAN FIT MODEL」が登場!
今回は3モデルが「JAPAN FIT MODEL」として登場したが、今後は他の機種も順次「JAPAN FIT MODEL」に切り替わっていく。
LS2ヘルメットからは、これまで世界共通だった衝撃吸収材(ESP)ライナーを、アジア人向けに再形成し直し、チークパッドの厚みを日本人ライダーのために独自設計とした「JAPAN FIT MODEL」が登場。第1弾として「RAPID Ⅱ」、「ADVANT-XF」、「STREAM Ⅱ」が登場する。
日本からの強い要望に応える形で今回の「JAPAN FIT MODEL」が誕生したそうだが、確かに従来モデルのLS2ヘルメットは鉢が薄かった。以前筆者は、LS2ヘルメットを何モデルかインプレッションしたことがあるのだが、純日本人的な鉢広頭の筆者の場合“XLサイズでようやくジャスト”という印象だった。しかし、今回の「JAPAN FIT MODEL」を試してみると、鉢がつかえる感覚がなくなっており、なんとMサイズまでサイズダウンが可能だった。鉢広頭でLS2ヘルメットを敬遠していたライダーは、ぜひ「JAPAN FIT MODEL」をお試しあれ!
RAPID Ⅱ
2万円を切る驚き価格が設定されたRAPID Ⅱ。写真のグラフィックモデル(カメレオン テック2.0)でも2万1800円。ピンロックシートは別売。
単色モデルなら税込2万円を切るリーズナブルな価格が魅力のフルフェイスヘルメット・RAPID Ⅱ。時流のインナーバイザーは装備していないものの、スピーカーホールにベンチレーション、脱着可能な内装などを備えてこの価格設定は驚異的。特にグラフィックモデルは2万1800円とは思えない仕上がりだ。
グラフィックモデルのカメレオン テック2.0とホワイト ブラック ピンクは光の受け方で色味が変わる。
■価格:税込1万9800円(単色)/2万1800円(グラフィック)
■2024年11月下旬発売予定
■規格:SG規格
■サイズ:S、M、L、XL、XXL(グラフィックはSサイズなし)
■カラー:マットブラック・ホワイト・ブラック・チタニウム・ホワイト ブラック ピンク・カメレオン テック2.0
■帽体サイズ: Sサイズ/M・Lサイズ共通/XL・XXLサイズ共通
■構造:ABS樹脂(軽量素材HPTT)
ADVANT-XF
チンガード部分を180度跳ね上げたADVANT-XF。まるでジェットタイプのヘルメットだ。
チンガード部分が跳ね上げ可能なだけでなく、180度可動することでよりスタイリッシュなスタイルになるADVANT-XF。インナーバイザーにスピーカーホール、バックルタイプのあご紐を装備する。
■価格:税込6万4900円(単色)/6万8200円(グラフィック)
■2024年12月下旬発売予定
■規格:SG規格
■サイズ:M、L、XL、XXL
■カラー:マットブラック・ホワイト・マットチタニウム・チタニウム・ブラック チタニウム ブルー・ブラック ホワイト レッド
■帽体サイズ: M・Lサイズ共通/XL・XXLサイズ共通
■構造:FRP(LS2独自の高性能ファイバーグラス樹脂/HPFC)
STREAM Ⅱ
インナーバイザーにスピーカーホールといった最近人気の機能が盛り込まれたフルフェイスヘルメットSTREAM Ⅱ。「JAPAN FIT MODEL」の採用にあたり、スピーカーホールがより深めとなり、耳周りの圧迫感を低減。音質にこだわったスピーカーが厚めプレミアムインターコムにも対応できるようになった。
■価格:税込2万6400円(単色)/2万9200円(グラフィック)
■2025年1月下旬発売予定
■規格:SG規格
■サイズ:S、M、L、XL、XXL(グラフィックはSサイズなし)
■カラー:マットブラック・ホワイト・ブラック・チタニウム・マット チタニウム グレー
■帽体サイズ: Sサイズ/M・Lサイズ共通/XL・XXLサイズ共通
■構造:ABS樹脂
③MotoGPライダーも認めるハイクオリティカーボンコンポジットモデル「KX-1 RACE GP」
2024年の新作でレーシングモデルのトップモデルである「KX-1 RACE GP」
昨年、KYTが登場させたレース志向のフルフェイスヘルメット「NZ RACE(ストリートモデルのトップクラス)」の機能をさらにレース志向へと進化させたのが、2024年の新作でレーシングモデルのトップモデルである「KX-1 RACE GP」だ。
帽体にはカーボンコンポジットを採用することで軽さを追求し、FIMの公認も取得。MotoGPクラスのエネア・バスティアニーニ選手(Ducati Lenovo Team)をはじめ、WSBKなど世界のトップライダーも使用している。
横方向210°、上下92°と広い視野を確保。バイザーは耐傷性のあるポリカーボネイト製で、UV380レイフィルターのほか、曇り止めのピンロック加工も施されている。
「KX-1 RACE GP」は空力抵抗の軽減にもこだわっており、さまざまなライディングポジション(ストレート、コーナーリング、ブレーキング)でエアロダイナミクスを最適化。CX値は正面方向で0.33、横方向も0.39という高い空力性能を誇る。
風洞実験とトラックテストによって培われた空力スポイラー。7つのエアインテークダクトも装備する。
また内装にもこだわっており、肌と触れる部分をドライに保ち、放熱効果も高い素材を採用することで快適性を高めている。
インナーは脱着可能で、肌に触れる部分は速乾性の高いハイドロクロール生地を採用。レースに特化するためにスピーカーホールなどは省略されている。
■価格:税込11万円(単色)/13万2000円(クリア)/12万1000円(グラフィック スポンサーロゴなし)/13万2000円(グラフィック スポンサーロゴあり)
■発売中
■規格:FIM公認、SG規格
■サイズ:XS(53~54cm)、S(55~56cm)、M(57~58cm)、L(59~60cm)、XL(61~62cm)、XXL(63cm)
■カラー:BASTIANINI REPLICA / REPLICA・CARBON GLOSS / CARBON・PLAIN GRL GREY GLOSS / MONO・PLAIN WHITE / MONO
■帽体サイズ: XSサイズ/S・Mサイズ共通/L・XL・XXLサイズ共通
■構造:複合FRP(ケブラー、カーボン、グラスファイバー)
④KABUTOはアレイシ・エスパルガロ“日本GPレプリカ”の「F-17 Mips ALEIX-JAPAN」を限定販売!
数量限定生産で現在予約受付中の「F-17 Mips ALEIX-JAPAN(エフ・イチナナ ミップス アレイシ・ジャパン)」。特別ステッカーも付属する。
最新の空力技術を採用したKABUTOの「F-17(エフ・イチナナ)」。このフラッグシップモデルに、日本好きで知られるアレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア・レーシング)がMotoGPの日本グランプリで着用したスペシャルグラフィック仕様が登場した。
この和柄グラフィックは、今年開催されたパリオリンピックで日本ナショナルチームの自転車競技で使われた伝統的な日本の文様をベースに、アレイシ・エスパルガロ選手のパーソナルナンバーである「41」を効果的にレイアウト。
「F-17 Mips ALEIX-JAPAN(エフ・イチナナ ミップス アレイシ・ジャパン)」は、白と赤をベースに日本の象徴でもある桜の花を散りばめ、各所に魔除けの意味を持つ「麻の葉(金色の幾何学模様)」が描かれている。
墨筆で描かれたようなラインで和の要素を強調。頭頂部には破魔矢の羽根をモチーフにした「矢絣(やがすり)」もデザインされている。
■価格:税込7万400円
■2024年12月上旬発売予定(数量限定予約受付中)
■規格:MJF公認、SG規格
■サイズ:XS(54~55cm)、S(55~56cm)、M(57~58cm)、L(59~60cm)、XL(61~62cm)、XXL(63-64cm)
■カラー:ホワイトレッド
■帽体サイズ: XS・S・Mサイズ共通/Lサイズ/XL・XXLサイズ共通
■構造:複合FRP(「A.C.T.-2」構造)
⑤山城ブースではアライヘルメットの新グラフィックを展示
山城のブースではアライヘルメットのラインナップとSYGN HOUSEのBluetoothインカムB+COMのフィッティングサービスを実施。
山城のブースでは、オリジナルのグラフィックを採用するアライヘルメット「RAPIDE-NEO CAFE RACER」や「RAPIDE-NEO PLATINUM GRAY FLAT」、「VZ-RAM VIVID BLUE」を展示するとともに、アライヘルメットの新作グラフィックを大々的にアピール。
アライヘルメット RX-7X マーベリック・オークリー(つや消し)
アライヘルメット RX-7X マーベリック・オークリー(つや消し)
■価格:税込7万9200円
■発売中
■規格:スネル規格、SG規格
■サイズ(cm):53~54(XS)、55~56(S)、57~58(M)、59~60(L)、61~62(XL)
■カラー:マーベリック・オークリー(つや消し)
■帽体サイズ: 53~54/55~56サイズ共通/57~58・59~60サイズ共通/61~62サイズ
■構造:複合FRP(PB-SNC2)
アライヘルメット アストロ-GX ジャングル2
■価格:税込7万400円
■発売中
■規格:スネル規格、SG規格
■サイズ(cm):53~54(XS)、55~56(S)、57~58(M)、59~60(L)、61~62(XL)
■カラー:ジャングル2
■帽体サイズ: 53~54/55~56サイズ共通/57~58・59~60サイズ共通/61~62サイズ
■構造:複合FRP(PB-SNC2)
⑥WINSは用途に合わせて可変可能な「G-FORCE X」を展示
バイザー付きのジェットヘルメットスタイルが「G-FORCE X」のベース状態。
アウトレット製品の販売をメインで行なっていたWINSジャパンのブースで見つけたのは「G-FORCE X」。用途に合わせて、パーツ(一部オプション)を組み替えると“バイザー付きジェットヘルメット”→“フルフェイスヘルメット”→“ジェットヘルメット”に可変する。
ゴーグルやシールドの有り無しを組み合わせれば、なんと6種類ものスタイル変更が可能で、バイクを乗り替える際にはその都度、キャラクターに合わせたヘルメットスタイルをチョイスすることができる。
■価格:税込3万3000円(単色)/3万6300円(グラフィック)
■2024年秋発売予定
■規格:SG規格
■サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL(G12.アッシュグレー、G11.マットディープブルー、M14.アイアンレッド×ブラックは、M、L、XLサイズのみ)
■カラー:G16.クールホワイト・G12.アッシュグレー・G11.マット
ディープブルー・M13.ストーングレー・M14.アイアンレッド×ブラック
■帽体サイズ: XXS・XS・Sサイズ共通/M・L・XLサイズ共通
■構造:FRP(プリプレグ繊維)
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