
2023年9月9日に開催されたウェビックフェスティバル2023。そこに公道試乗会メーカーとして出店していたモリワキエンジニアリングのブースには見慣れないマフラーを装着したカワサキの新型エリミネーター400のデモ車が!
これは今秋発売予定で発売前のマフラー!
実際に発売される製品版とほぼ同じと思われるマフラーを会場内で撮影してきました。
製品単体ではなく車両装着状態なので、実際の雰囲気がよくわかると思います!
目次
見慣れないマフラーの正体は「スリップオンマフラー NEO CLASSIC」!
9月20日現在、モリワキのホームページのTOPで真っ先に紹介されているのがカワサキ エリミネーター(400)2023年~用のスリップオンエキゾースト、NEO CLASSICというモデルです。
ウェビック・ショッピングでも商品掲載されていますが、このモデルは10月ごろに発売予定で、現在は予約注文受付している製品です。
当然ですが発売前なので実物はまだどこにも流通していません。
その姿が一般に公開されたのは恐らくウェビックフェスティバル2023が初!まだ誰も見た事の無いモリワキの新型マフラー、しかも人気のエリミネーター用とあって会場での注目度は非常に高かったです。

モリワキのホームページを開くと真っ先に現れるのがエリミネーター用のネオクラシックマフラー
今、最もアツイ人気のマフラーである事がうかがえる

試乗会ブースのテント前に展示されている新型エリミネーター用ネオクラシックマフラー
人気車種+人気マフラーメーカーの新型マフラーなので会場内での注目度は非常に高かった
NEO CLASSICは3種類、今回デモ車に装着されていたのは耐熱ブラック仕様
ご覧のように展示されていたマフラーは耐熱ブラック仕様の物です。
純正マフラーよりも大幅に小さくなったサイレンサーは角度も変わって上向きになっているのが特徴。
カラーバリエーションは他にSUS(ステンレス製ポリッシュ仕上)とBP-x(ブラックパール カイ、ステンレス製特殊黒艶塗装仕上)があるのですが、残念ながら今回は装着されているデモ車はありませんでした。
ただ、バリエーションによる違いはカラーのみで基本的な形状や材質は同じです。
デモ車に装着されていた耐熱黒も含めて全てステンレス製。
耐熱黒でありがちな鉄製ではないので、サビの心配が無いのはありがたいですね。
排気システムの後端だけを交換するスリップオン仕様ながら、わかりやすいほどの全体的なパワーアップを実現するそうです。
特に30~60km/h付近や、高速道路での追越し時などにパワー感を感じやすいとのこと。
これは1気筒あたりの排気量が大きな2気筒エンジンの特徴で、サイレンサーの交換ではパワー感の変化が感じにくい4気筒に対してかなり明確にパワー感が変化します。
今回の試乗コースは公道でしたので、発売前のマフラーを装着したデモ車で実際に公道を試乗して体感する事はかないませんでしたが、迫力ある低音に変化するはずの排気音と併せてかなりの『パワー感向上』が期待できるはずです。

斜め後方から見たところ、この角度が最もエリミネーターらしさが感じられるのではながろうか
純正マフラーがほぼ地面と並行なのに対して跳ね上がったサイレンサーポジションが特徴
非常にスポーティな印象に激変している

車体に装着したサイレンサー全景はこのような感じ
耐熱ブラック仕上げの黒さが『単なる黒』でないのがわかるだろうか
リベットも同色となっており、モリワキモンスターを彷彿とさせる非常に「イイ色」に仕上がっている

スリップオンとは思えない見事なマッチングを見せるのは、サイレンサー手前の連結パイプ部に装着されたヒートガード(遮熱板)のおかげだろう
実用性があるのはもちろん、ヒートガード後端がサイレンサー表面とツライチになっており、メガホンサイレンサーのような一体感を出す事に成功している
全体的にテーパーが付いているように見え、ストレートなサイレンサーを採用しているとは思えないほどだ
ヒートガードを固定しているボルトも同色仕上げ

サイレンサーエンドはリバースコーン風に仕上がっている
大口径(に見える)排気口の迫力もすごいが、もちろん合法
独特の色のおかげでステンレス製には見えない
試乗会会場でも鉄製だと思っていた方は多いはずだ
NEO CLASSICサイレンサーのスペック
【材質】
パイプ:ステンレス
サイレンサー:ステンレス
【車検】
車検対応
政府認証
【排気ガス試験結果証明書】
あり
【インジェクション】
純正状態
【エンジン仕様】
純正状態
【排気音量】
近接騒音:94dB
加速騒音:82dB
【重量】
2.4kg (純正マフラーは4.3kg)
【その他】
デイトナ製サイドバックの同時装着可
オイル交換:装着したまま可能
オイルフィルター交換:装着したまま可能
【発売予定時期】
2023年10月ごろ
【価格】
BLACK (耐熱塗装):¥71,500(税込、品番:01810-HG261-00)
ステンレス(ポリッシュ仕上げ):¥69,300(税込、品番:01810-HL261-00)
BP-x(黒艶特殊加工):¥74,800(税込、品番:01810-HR261-00)
NEO CLASSIC:BLACK (耐熱塗装)

横から見ると純正サイレンサーよりもかなり角度が跳ね上げられているのがわかる

バンク角も十分
横に張り出していないのも効いている

タンデム時にパッセンジャーの靴底がマフラーに接触する心配も無さそう

真横から見るとアクスルシャフトより僅かに上向き

色と相まってかなりダークサイドなイメージに変身

大口径の排気口が迫力だ

デイトナのサドルバッグを装着したところ
マフラーには接触しない
NEO CLASSIC:ステンレス(ポリッシュ仕上げ)

アルミのポリッシュとは違い、もっとシャープな印象になるステンレスポリッシュ

表面に塗装が無いので手入れは最もラクかもしれない

ステー類もしっかりポリッシュ仕上げになっている

ヒートガードは排気の熱で変色しないので、いつまでもポリッシュの輝きを維持できる

そもそもエリミネーターのイメージとして、このスタイルを想像している方も多いはず

マフラーの固定はボルト2本
互いのボルトの角度が異なるので2本でもグラグラしない
NEO CLASSIC:BP-x(黒艶特殊加工、ブラックパール・カイ)

ポリッシュと黒のコントラストが美しい

車体にポリッシュ系のパーツを投入するドレスアップを予定しているなら、最も似合うのはこのBP-x(ブラックパール・カイ)仕様かもしれない

リベットは黒、ヒートガード取り付けボルトはシルバー、こういう細かい気遣いはモリワキならでは

サイレンサーステーはポリッシュ仕上げだ

サイレンサーエンドがポリッシュ仕上げなので高級感がある

サイレンサー本体の黒い部分は光沢度が非常に高い
イメージとしては『ピアノの黒』
謎の新型も控えている・・・!?
X(旧Twitter)のモリワキ公式アカウントであるモリワキマン(@moriwakimen)が9月1日の18:19に意味深な内容を投稿しています。
完全に憶測でしかありませんが、恐らく開発中のエリミネーター400用新型スリップオンマフラーでしょう。
モリサキ製のエリミネーター用マフラーは今回デモ車に装着されていた「NEO CLASSIC(ネオクラシック)」以外に「SHORT CLASSIC(ショートクラシック)」もあるのですが、そのどちらとも違う右2本出し。
マフラーエンドがスラッシュカット(斜め切り)されているので、レブル1100用フルエキゾースト「CROSS TWIN BLACK(クロスツインブラック)」のようなルックスになっています。
この右2本出しマフラーについては全く情報が無いので詳細は不明ですが、地面と水平にマウントされた配置はスポーツクルーザーというよりアメリカンドラッガーのイメージに近いので、愛車をその方向に持って行きたいのなら少し待ってみるのもアリかもしれません。
本当に発売されるかは不明ですし、サイレンサーが増えるので価格上昇は間違いありませんが、水平右2本出しのルックスが気に入ったなら朗報を期待して待ちましょう!

X(旧Twitter)に突然投稿された謎のマフラー画像
発売予定の有無、名称、予価、スペック、全て謎
キニナル・・・
Slip-on Exhaust SHORT CLASSIC BLACK
こちらは予約注文受け付け中のショートクラシックブラックで、その名のとおり耐熱ブラックのみの設定となっています。
ネオクラシックよりも短くて細身のサイレンサーを僅かに角度を抑えてマウントしているのが特徴ですが、耐熱ブラックを希望する場合はどちらにすべきかかなり悩ましい……。
赤いモリワキエンブレムがクラシカルな雰囲気を持つので、往年のモリワキファンや直管風のルックスを希望するならこちらがオススメです。
発売予定:2023年10月ごろ
価格:¥62,700(税込)
品番:01810-4G261-00

サイレンサーは跳ね上がっているが、より細く、短い

クラシカルな伝統美を感じられる

艶消し黒のサイレンサーに赤いモリワキロゴが映える

サイレンサーステーの形状がネオクラシックとは大きく異なる
ヒートガードが無いのも特徴だ

迫力のあるリヤビュー

スパッと切り落とされたテールエンド形状が特徴
往年のストレートマフラーを彷彿とさせる

ネオクラシックよりも更にマフラー位置が低いので、多少大き目のパニアバッグでも干渉しにくい
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