Z900RSユーザーが目指すカスタマイズは千差万別にあります。特にRSそのモノがZ1をコンセプトに産まれだけあって「Z2風」或いは「旧車風」という潮流も多いようです。実際に私どもARCHIが送り出した製品の例としてZ2をモチーフにした「ロングテールカウル」、旧車をイメージした「アルフィンカバー」も人気シリーズの一端を担っています。
今回はその流れの中で「多くのユーザーが手を出したかったけど出しにくかったカスタムプラン」代表格のひとつ「ヘッドライト」に対するARCHIの回答として、往年のヒット製品であるマーシャル、シビエ等のH4ランプを使用できる「ヘッドライトコンバージョンインナーリム」の開発を始めました。
開発の背景
ライトケースに直付けされる純正LEDランプから、リムで固定されるマーシャル・シビエ等のH4ランプに交換するには、次のような手順を踏む必要があり、とてもじゃないですがユーザーレベルでは非常に難易の高いカスタムと言えます。
1.先ずは純正ヘッドライト一式を取り外し、交換したいマーシャル・シビエ等に適合するヘッドライトケースを購入し、メーターブラケット部・ライトステー部の干渉部分を切断・折り曲げ加工を施し車体に収まるように鈑金加工を施す。
2.各部のクリアランスなどの条件を満たすフォーククランプ式ヘッドライトステーを購入し取り付ける。
3.H4ランプ用3極カプラーを購入しメインハーネスを切断し接続加工させる。
4.ようやくにしてH4ヘッドランプが取り付けられる。
5.制限された条件下で光軸調整を行う。
文章を読むと簡単かと思えますが途方も無い手間とコストが掛かると同時にメーカー保証も遮られてしまう自己責任の部分も多分に含まれ、お世辞にも「気軽なカスタム」と言える次元ではありません。こういった部分が「二の足を踏んでしまう」原因になっているオーナーのためにARCHIは次の内容を提案します。
ARCHIの提案
・ライトユーザーの方でも気軽に無加工のボルトオンで旧車風にカスタムが楽しめます。
・ヘッドライトケース、リムは純正品を加工することなくそのまま使用します。
・オールインワンパッケージなので購入後特殊工具を必要とすることもなく短時間で装着できます。
・危険なメインハーネスの切断や面倒な配線加工も一切不要で特殊カプラーの接続だけで完了します。
・3極端子のH4コネクター仕様なのでハロゲン球をはじめ様々なLEDバルブも使えます。
・純正同様の光軸調整が行えるので車検の心配もありません。
これらの条件を満たすカスタムパーツが「ヘッドライトコンバージョンキット」です。それでは実際にプロトタイプを使用した取り付けの手順を見てみましょう。
Z900RSのヘッドライトを簡単にマーシャル・シビエに交換できる「ヘッドライトコンバージョンインナーリム」は最終の調整を行い、2023年秋には皆様のお手元にお届けできるよう鋭意開発中です!続報にご期待ください!
情報提供元 [ ARCHI ]
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