文/Webikeバイヤー:もぐぅ

熱田孝高選手。モーターサイクルを楽しむライダー、とくにオフロードを楽しむライダーにとっては知らない人はいないビッグネーム。93年16歳で全日本モトクロス選手権にデビュー後、瞬く間にチャンピオンに輝き、その後2010年まで日本のモトクロス界の顔として、世界的にも活躍したトップライダーだ。

近年では全日本エンデューロ選手権(JEC)や全日本クロスカントリー選手権(JNCC)などで上位の常連として活躍している。そんな日本を代表する『熱田孝高』選手に、近年大人気となっているエンデューロ競技の魅力やオイルのこだわりについて伺ってみた。

熱田選手プロフィール

『熱田孝高』(Atsuta Yoshitaka)選手。モトクロスの元全日本チャンピオンで日本代表として世界選手権にも長年出場。現在はBivouac大阪 with RG3Racingに所属し、GASGAS社のEC350Fを駆り、2022年はJNCCのトップカテゴリにゼッケンナンバー3として参加し活躍している。

エンデューロとは?

エンデューロとは、山林やゲレンデといった広大な自然の地形を活かしたコースを使用したライダーの技量、体力、精神力を競う種目。参加者のレベルや状況に合わせてコースやルール設定を柔軟に調整できるため、初心者が参加しやすいレースも多く、敷居が低いのも特徴。

近年大自然のコースを走るオフロード競技イベントが人気となっている。手軽に走ることができる間口の広さと前日はキャンプなどで仲間たちと楽しめることもあり『勝負<遊び』の要素が人気の秘訣だ。

日本国内で主流なエンデューロレースには2つの方式がある。決めらた時間の中でどれだけ早く、多く周回できるかを競う「クロスカントリー方式」(JNCC、WEXなど)と、タイムを競うテスト区間と移動区間を交互に走り決められた時間での通過を目指す「オンタイム方式」(JEC、ISDEなど)だ。

JNCCをはじめとするエンデューロ競技イベントは、各地で開催され近年数あるバイクの競技ジャンルのなかで、急速に人気となっている。楽しむ年齢の幅も、レベルの差も広く設定されエントリーするのにもひと苦労なほど人気なのだ。

そんな大人気な競技をより楽しみ上達するコツやこだわりを、モトクロスを極め、現在もクロスカントリーのトップランカーとして活躍する熱田選手に伺ってみた。

2022年シーズンを振り返って

Webikeプラス編集部
Q今シーズンの戦績や近年人気のエントリー層の印象など感じたことを教えてください。

熱田選手
今シーズンは終了しましたが、私個人の全体の戦績としては満足できないものでしたね。競技中のマシントラブルもあったり、ほかの選手からの不意の衝突という形で「うまく自分を出し切れなかった」というのが第一印象です。運に恵まれなかったかな、というか消化不良という感じで。でも来シーズンはご期待ください

エンデューロの魅力とは?

Webikeプラス編集部
Q近年爆発的な人気を誇るエンデューロ競技。改めてその魅力とは?

熱田選手
やっぱり大自然の中をその空気を感じながら、気持ちよく走る、絶景の景色と空気を全身で感じて好きなバイクで走る、これにつきますね。私もこの業界が長いので、スポンサー企業と競技人口を広げるために勝負の世界で戦っています。ですが、大自然を走っている間には「のんびりと楽しみながら走りたい」そう思うことがありますね

熱田選手
エンデューロレースの魅力のひとつは、それぞれの課題やテーマにあったレベルで、ちょっとしたコツと練習でクリアができ、その時々の達成感と高揚感が醍醐味ですね。全身運動にもなりますし「自分と向き合う楽しさ」が明確に清々しく味わえます。またロードレースやモトクロスなどの競技に比べ、万が一の怪我の際も低速や自然の中なので、その怪我の度合いが比較的小さく、社会人でも緩やかに楽しめる、そんな現実もあると思います

熱田選手
それにしても最近のエンデューロレースは人気ですね。私はゼッケンの関係で当たり前に出場していますが、一般エントリーのかたは、エントリーですら競争が激しいと聞きます。すぐに定員・締切になりますからね。で、いろいろと聞くと「スキー場などを自分のペースで気軽にバイクが楽しめる」、「仲間たちとの輪が広がり前入りしてアウトドア的な楽しみもある」、「ロードモデルに比べて全体的な予算が低めでレースが楽しめる」など、さらにSNSを中心にいつの間にかネットワークが形成され、各地の仲間たちで「遊び感覚」が先行しているようですね。そのため参加する年齢層も若くなってきて、女性が増えているのも最近の印象です。

ビギナーに伝えたい!走りのコツ!

Webikeプラス編集部
Q読者のエントリー層の参加ライダーに向けて走りのコツ、アドバイスが欲しいです!

熱田選手
……この場で具体的には難しいですね(笑)。人によってレベルや課題が違いますから。でも同じ質問は会場ではよく聞かれます。そんな時は、これまで競技で見てきたビギナーなどの感想と印象があるので、それが好評ですのでこの場で説明します。

熱田選手
それは「ハイギアで走ろう!!」です。ビギナーなどに多いのが課題やライン取りのため、低速で走れるところとトルクで回すところがはっきりしていることが多いです。で「低速やトルクで課題に入る=失敗しやすい」のが現状です。つまりはパワーで入る分、タイヤやサスへの衝撃が大きく、体やエンジンにも総じて負荷がかかります。なので、あえて「ハイギア」をお勧めします。走れるところは「ハイギアをベース」にという意識で全体を走れると課題にもマシンが自然に入れクリア率もアップしますよ。ぜひ練習からハイギアを意識してみてください

オフロード界のトップに聞く!オイルへのこだわりと考え方

Webikeプラス編集部
Q走りのコツのほか、こだわりなどはありますか? 熱田選手は30年以上オフロード業界のトップです。現在は数々のオイルの選択肢があるなか『ベルレイ』を選択していますが。

熱田選手
もちろん私のレース活動をサポートして貰っている、ということはありますがプライベートでも、またサポートがなくても悩むことなくいまは『ベルレイ』を選択しますね。こういっては何ですが、16歳からモトクロスをはじめているので、オイルは常に国内バイクメーカーのワークスとして最上級のサポートを受けてきたという自負はあります。そんな私がいま選ぶのが「ベルレイ」です。

Webikeプラス編集部
Q他社ブランドとの明確な違いや、『ベルレイ』の特徴など熱田選手の選択の決め手を教えてください。

熱田選手
オイルの表現って難しいのですね。ですが、エンデューロレースで具体的にいうと「3速固定でハイスピード」でも「なんともない」ということです。もちろん「熱ダレがない」「クラッチのあたり具合が安定している」「高温に極めて強い」など基本的な性能のほか、とにかく「半クラ競技に強い」のが最大の特徴です。

熱田選手
これまでの競技人生のなかでは常に競技中にオイルへの意識はありました。どこかで気にしながら走っているのが事実といっていいです。ですが『ベルレイ』にしてからは、いつの間にか競技中のオイルへの意識がなくなりました。「オイルへの意識がなくなる⇒オイルを気にしなくていい⇒安心して競技に専念できる⇒競技のレベルや集中力が高まる」という好循環が最大の魅力です。

熱田選手が信頼を置く『WORKS THUMPER RACING 4T』

WORKS THUMPER RACING SYNTHETIC ESTER 4T (ワークスサンパー レーシングエステル 4T)【10W-50】

ワークスの名の通り、フルワークス・コンペティション使用のために開発された超本格オイル。ベースオイルに完全合成エステルを使用し、高温・高ストレスの非常に厳しいレース状況下でも耐えれるよう設計されています。API SNとJASO MA2の規格を上回る性能で空冷、水冷4ストロークエンジンの湿式クラッチに最適!

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熱田選手も使用している『BEL-RAY:ベルレイ WORKS THUMPER RACING』を採用したおトクなベルレイのオイル・ケミカルセットで発売中!
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