文・写真-田宮 徹・真弓悟史

「悪魔のようなグリップ」を実現しながらもフレンドリー

昨年、これまでと設計思想が異なるニュータイヤとしてディアブロ・ロッソⅣ(クワトロ)が新発売。そして今年は、さらにドライグリップがすぐれるロッソⅣ・コルサがデビューした。

乗り心地はしっとりしていて、ロッソⅣよりソフト。車体を寝かせていくと、ロッソⅣ以上に安心できる接地感と粘りがある。ハイグリップ系だがソリッドすぎるフィーリングは皆無で、ブレーキングからの倒し込みはナチュラル。素直にリーンし、変に寝すぎることも起きようとする感じもない。

公道用最上位のスーパーコルサSPV3ほどの難しさはなく、フロントとリヤセンターのフルシリカコンパウンドなどで低温やウェットのことも考えられているが、一方でロッソⅣよりもハイグリップで乗り心地も良好。公道からサーキットまで、アクティブにバイクを操りたいライダー向きだ!


PIRELLI
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WSBKを体感できるタイヤプロファイル

リヤのセンターはフロントよりもさらにシャープ。素早いリーンと方向転換を可能にする。 一方でサイドは接地面を増やしてある。


コーナリングがさらにアグレッシブに

シャープなセンター部が旋回時に高速かつ応答性の高いフィードバックを実現。サイド部はワイドに張り出して荷重を受け止める。

ディアブロ・ロッソシリーズ伝統のフラッシュグルーブデザインを進化させたトレッドパターンを採用。横方向の溝を減らすことで、コーナリング中の剛性とグリップ力を向上。


最も重視されたのは強烈なドライグリップ

昨年登場したロッソⅣを基準にすると、ライフやウェット性能をなるべく維持しながら、とにかくドライグリップを高め、ハンドリングにも磨きをかけている。


前後ともにデュアルコンパウンド

フロントのハードセンターコンパウンド部は、ロッソⅣの33%に対して45%と面積拡大。リヤも全サイズ3分割構造で、フルカーボンのベースラバー(図の橙)で熱安定性と接地感を高める。
PIRELLI 前後ともにデュアルコンパウンド
PIRELLI 前後ともにデュアルコンパウンド


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※1:2023年以降発売予定
※2:2022年秋以降発売予定



PIRELLI ピレリジャパン https://www.pirelli.com

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