目次
【ヤマハ FJR1300AS】
ディテール&試乗インプレッション
「ダイナミックツーリング」がコンセプトになっている通り、マシン本体から装備品までとにかくロングツーリングを快適に走行できるように造られた1台です。
一体どれだけ快適なのか!?最強ツアラーマシンの詳細に迫ります!
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大柄な車体は安定感抜群だが取り回しは重め
まず車両の第一印象は「デカイ・・・」でした。以前ZX-14Rも試乗しましたが、それよりも大柄な印象です。
しかし、それと同時にツーリング時の防風性能などへの大きな期待も膨らみました。
全長/全幅/全高はそれぞれ2,230mm/750mm/1,325mmですので、実は14Rよりもスリムです(14Rは全幅が780mm)。
それでも大きさを感じるのは、今回の車両に装着されていたサイドケースの影響だと思います。
ちなみに車重は296kgありますので、取り回し時にはかなりの重さを感じます。ちょっとした傾斜を押して歩くのはかなり厳しいと思います。
スクリーンは高さ調整が自在にできてとても便利!
スクリーンは左手側のスイッチで高さを調整できます。走行シーンに応じてすぐに高さを変えられるのは非常に嬉しいですね。
1番高い状態にするとほとんどの風を防げますので、かなり快適に走行できます。
ただし、慣れるまではスイッチ操作に気を取られてしまいますので、なるべく停車中に調整する事をオススメします。
夜間のツーリングも安心なライト周り
ヘッドライトとテールライトは当然LEDが採用されておりますので、視認性は抜群です。
加えて、コーナリングランプが装備されていますので、バンク角に応じてヘッドライト上部のライトが点灯していきます。
先の見えない夜間のコーナリングを照らしてくれるのは本当に安心できますね!
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大容量サイドケースは泊まりツーリングなどでも大活躍!
今回はオプションのFJR1300AS専用サイドケースが装着されておりました。
片側30Lで両側に装着されます。これだけでも60Lの収納を確保できますので、是非装着したいケースです。
2泊分以上の荷物も余裕で入ってしまいそうな大きさなので、リュックなどを好まないライダーにもオススメできます。
ただし、走行中は横幅に注意して走行する必要がありそうです。特にすり抜け時など、意外と飛び出ている事に気付かずに他車に干渉してしまうことだけは避けたいところです。
さすがツアラー!シートは抜群の座り心地
シートはかなり座りやすく、かなり楽にツーリングできると思います。
座面が広いことに加え、クッション性が高い為に衝撃があまり体に伝わってこないのでいつまでも座っていられます。
タンデム側もシートは座りやすいですが、サイドケースが着いていると足元が少し気になります。
モード切り替えやメーター表示切り替えはスイッチ周りで簡単操作
メーター内の表示切り替えは全てスイッチ周りで操作します。
スロットル側ではモード切り替え、クラッチ側ではその他表示切り替えを行います。
ライトのハイ/ロー切り替え、プラスとマイナスのボタンはサスペンションやスクリーンの高さを調整する際に使用します。
ボタンも大きいので、グローブ装着状態でも問題なく押すことができます。
様々な情報がひと目でわかる多機能メーター
3連メーターはひと目で様々な情報を確認することができます。
左は「アナログタコメーター」、中央は「デジタル速度計、燃料計、時計、モード」、右は「走行状況やマシン状態」をそれぞれ見ることができます。
右のメーターで見れる情報はオド・トリップはもちろん、スクリーンや電動調整サスペンションの項目が表示されます。
それぞれの項目を表示させて左手のスイッチで高さ等を調整します。
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シフトダウン操作が不要に!
ヤマハ電子制御シフトの装着により、クラッチレバーがありません。
これによりシフトペダルを上げていくだけでシフトチェンジができるので、渋滞時や細かな信号停止時はとても楽です。
また、「STOP MODE」をONにすることで減速すると自動的にシフトダウンして1速に落ちていきます。
筆者はあまりその機能を理解しないままに走行したために、勝手にシフトダウンした時に1人で困惑していました。
しかし慣れると非常に便利ですので、常時ONにしておくと走りやすいのではないでしょうか。
▲STOP MODEスイッチ
シガーソケット装備で電子機器の充電もOK!
USBポートを別で取り付ける必要がありませんので、追加作業や部品代がかかりません。
しかも電磁ロック式ですので、イグニッションOFFの状態だと蓋が開きません。防犯対策もバッチリです!
スペースも広めなので、小型のモバイルバッテリーやスマートフォンなども入れておくことができるでしょう。
リニア制御ABSで安全な走行をサポート
スリップを感知して車輪のロックを制御するリニア制御ABSが装備されています。電子制御に頼り過ぎてはいけませんが、あると安心できますね。
FJR1300ASは至れり尽くせりのハイスペックツアラーだった
今回試乗して、とにかく至れり尽くせりなマシンという事にとにかく驚きました。
これであればどこへでもツーリングに行ける気分にさせてくれますし、実際可能だと思います。
このマシンと共に長距離ツーリングに行く。そんな妄想を膨らませながらFJR1300ASを探してみては如何でしょうか。
◆【ZX-14R High Grade(2017)】モンスターマシンの性格は意外と優しい!?実はとても乗りやすい!
撮影協力:ヤマハ発動機株式会社
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